ラスボス転生!?~明日からラスボスやめます~
人は、それぞれなのです!!
「にゃ、にゃー。やめるにゃ!!」
......まさか、この世界でのゴブリンが、ゴキブリだとは思わなかった。これはゲーム制作者の悪意を感じる。
そして、今回のクエストで私は心に大きなダメージを受けてしまった。
すぐに回復しなければならない。可愛いもの成分を今すぐに補給しなければ......
「来るにゃ!! 来るにゃーーー!!!」
逃げていく猫人の女の子。
それをまるで、生者に取り付くゾンビのように、フラフラとお店の女の子に向かって走っていく。手をワキワキさせながら......
「私から、逃げられるとでも思っているのかね?」
そう言いながら私は、ここでラスボスのステータスを発揮し、瞬時に回り込む。
「にゃ!?」
この女の子の目には、私が瞬間移動してきたように見えるだろう。驚いて固まっている女の子を私が逃がすはずも無く......ラスボスの魔の手が伸びる。
「んにゃ......んっ...ん......ふ...んっ」
※ラスボスは頭を撫でているだけです。いかがわしいことは、一切していません。......多分。
口を抑えて必死に声を我慢している......そんな姿を見ると、余計に意地悪したくなるのは私だけだろうか?
触る度にピクピク反応する。それに合わせて、長い尻尾も激しく動く。そしな反応が可愛くて、つい意地悪してしまう。
「ん......ふぁ...んっ......あっ...」
※本当に頭を撫でているだけですよ......本当ですよ?
ペタリ、と地面に膝をついた所で、私は手を離した。
うん......やり過ぎた...... 
荒くなった息。潤んだ瞳。赤く染まる頬。少し開いた艶っぽい唇.....こんなところでしてはいけない表情をしていた。
「......こんにゃ事されたの生まれて初めてにゃ。でも......」
ん? でも?
私が疑問に思っていると、その子は、髪の毛をイジイジしながら恥ずかしそうにこう言ったのだ。
「でも......気持ち良かったにゃ」
あっ......もしかして......目覚めちゃった?
「気持ち......良かったにゃ」
何で二回言ったの!? ......やめて、そんな期待をのせた目で私を見ないで!!
そして、今度は体をモジモジさせながら......
「もっと、やって欲しいにゃ。まだ、足りないにゃ」
何が足りてないの!? ......やめて、ジリジリこっちに寄ってこないで!!
目覚めさせちゃったの私だけど、責任とれないよ?
いや、可愛い子ならセー...フじゃないよ!! アウトだよ!!
どうにかしてこの状況を打破しなければ......
「あれ~、マナ様。こんなところで~どうしたんですか~?」
「ん? あれ? シーナ何でここに......いや、ちょうど良かった」
デリドラとシーナがちょうどよく、この店に来てくれた。
そして、シーナの能力なら、この子を元に戻せるかもしれない。
「シーナ、ちょっと耳貸して」
私は、シーナに「能力を使って、この子を元の性格に戻してくれない?」と頼んだ。
「分かりました~」と、シーナは快く答えてくれた。
そして、シーナがその子を指さし、絶対命令を発動する。
「お前は、元の性格に戻れ」
よし、これで一件落着。この子も、元の性格に戻って普通の生活を送ることが出来るだろう。
「あれ? 私にゃにしてたんだろ?」
先程の人とは別人のようにかわり、出会ったときと同じように戻った。 ......と、安心していた私がいた。
スッと近付いてきたその子がいい放ったその言葉を私は一生忘れることは無いだろう。
「ちょっと、罵ってくれませんかにゃ?」
......はい、悪化しました。
本当の性格がドMだったなんて、誰が予想できるだろうか?
「にゃ~」
本当の猫のようにスリスリと身体を擦り付けてくる。
「無理!! 変態は来ないで」
確実な拒絶。これで、私に関わることはしないだろう。
だけど、私は変態に対する対応を間違えた。
女の子は、体をクネクネさせ、顔を紅く染めて言った
「......もっと」
あっ、無理です。体が拒否反応を起こしています。 ......イマスグ、ニゲナケレバ......ワタシハ、ワルクナイ。
この日、ラスボスは、初めて『にげる』という選択肢をとった。
......まさか、この世界でのゴブリンが、ゴキブリだとは思わなかった。これはゲーム制作者の悪意を感じる。
そして、今回のクエストで私は心に大きなダメージを受けてしまった。
すぐに回復しなければならない。可愛いもの成分を今すぐに補給しなければ......
「来るにゃ!! 来るにゃーーー!!!」
逃げていく猫人の女の子。
それをまるで、生者に取り付くゾンビのように、フラフラとお店の女の子に向かって走っていく。手をワキワキさせながら......
「私から、逃げられるとでも思っているのかね?」
そう言いながら私は、ここでラスボスのステータスを発揮し、瞬時に回り込む。
「にゃ!?」
この女の子の目には、私が瞬間移動してきたように見えるだろう。驚いて固まっている女の子を私が逃がすはずも無く......ラスボスの魔の手が伸びる。
「んにゃ......んっ...ん......ふ...んっ」
※ラスボスは頭を撫でているだけです。いかがわしいことは、一切していません。......多分。
口を抑えて必死に声を我慢している......そんな姿を見ると、余計に意地悪したくなるのは私だけだろうか?
触る度にピクピク反応する。それに合わせて、長い尻尾も激しく動く。そしな反応が可愛くて、つい意地悪してしまう。
「ん......ふぁ...んっ......あっ...」
※本当に頭を撫でているだけですよ......本当ですよ?
ペタリ、と地面に膝をついた所で、私は手を離した。
うん......やり過ぎた...... 
荒くなった息。潤んだ瞳。赤く染まる頬。少し開いた艶っぽい唇.....こんなところでしてはいけない表情をしていた。
「......こんにゃ事されたの生まれて初めてにゃ。でも......」
ん? でも?
私が疑問に思っていると、その子は、髪の毛をイジイジしながら恥ずかしそうにこう言ったのだ。
「でも......気持ち良かったにゃ」
あっ......もしかして......目覚めちゃった?
「気持ち......良かったにゃ」
何で二回言ったの!? ......やめて、そんな期待をのせた目で私を見ないで!!
そして、今度は体をモジモジさせながら......
「もっと、やって欲しいにゃ。まだ、足りないにゃ」
何が足りてないの!? ......やめて、ジリジリこっちに寄ってこないで!!
目覚めさせちゃったの私だけど、責任とれないよ?
いや、可愛い子ならセー...フじゃないよ!! アウトだよ!!
どうにかしてこの状況を打破しなければ......
「あれ~、マナ様。こんなところで~どうしたんですか~?」
「ん? あれ? シーナ何でここに......いや、ちょうど良かった」
デリドラとシーナがちょうどよく、この店に来てくれた。
そして、シーナの能力なら、この子を元に戻せるかもしれない。
「シーナ、ちょっと耳貸して」
私は、シーナに「能力を使って、この子を元の性格に戻してくれない?」と頼んだ。
「分かりました~」と、シーナは快く答えてくれた。
そして、シーナがその子を指さし、絶対命令を発動する。
「お前は、元の性格に戻れ」
よし、これで一件落着。この子も、元の性格に戻って普通の生活を送ることが出来るだろう。
「あれ? 私にゃにしてたんだろ?」
先程の人とは別人のようにかわり、出会ったときと同じように戻った。 ......と、安心していた私がいた。
スッと近付いてきたその子がいい放ったその言葉を私は一生忘れることは無いだろう。
「ちょっと、罵ってくれませんかにゃ?」
......はい、悪化しました。
本当の性格がドMだったなんて、誰が予想できるだろうか?
「にゃ~」
本当の猫のようにスリスリと身体を擦り付けてくる。
「無理!! 変態は来ないで」
確実な拒絶。これで、私に関わることはしないだろう。
だけど、私は変態に対する対応を間違えた。
女の子は、体をクネクネさせ、顔を紅く染めて言った
「......もっと」
あっ、無理です。体が拒否反応を起こしています。 ......イマスグ、ニゲナケレバ......ワタシハ、ワルクナイ。
この日、ラスボスは、初めて『にげる』という選択肢をとった。
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