YouTuberの動画日誌
神東の館でも探索 Episode2
館の玄関先で僕はたたずんでいた。手元には録画中のカメラを抱えていた。
や、やぁ読者の皆さん、僕は今訳の分からないところにいます。
さらにおかしなことは…ブロック、キューブ上の世界にます。僕自身はなんも変化もないただの人間だ、だが周りの世界はマイクロキューブで作られた世界です。
『ようこそ神東の館へ。あなたはここから脱出しない限り出ることは出来ません』
突然アナウンスが流れる。思わず音のほうにカメラを向けてしまう。
いや、音がしたから向けたわけであって、そんなに深い意味はない…はず。
館の中に入ると想像以上にだだっ広い空間が広がていた。それもここでバスケが出来そうなくらい…いや、さすがにそれは無理か。
カメラを回し画面越しから見える部屋の片隅に妙な凹凸が見つかった。
カメラから視界を外しても凹凸は確認できる。
「なんだ…?」
カメラを地面に置き凹の部分に手を入れる。
カチ
レバーのような作動音がしたと同時に中央からにょきにょきと階段が二階のステップへと延びていく。
あぶないあぶない。なんとかカメラを回しながらの撮影には成功した…こんなもの一生に一度くらいなものでしょうね…
逆にそんなのが毎日のようにあったら…動画ネタには苦労せんだろ…
二階には左右に伸びていく廊下があり、その先に厳重に閉ざされた鉄の扉が待ち構えていた。
「うーん、だめです。開きません」
独り言のようにカメラに向かって話す。
どうやら反対側も同じような……うん?
「向こう側に扉が…」
ガチャ、ギー
やや、重かった木製の扉を開け、中に入ってみた…が…中にはただのトイレがあった。
「なんだ?ただのトイレか…」
カメラを回しながらそうつぶやく…うん、ただのトイレだ…どこにでもありそうな…違うなブロックでできているから…
なお、この時の僕はこのトイレが脱出で重要なカギになることをまだ知らなかった。
や、やぁ読者の皆さん、僕は今訳の分からないところにいます。
さらにおかしなことは…ブロック、キューブ上の世界にます。僕自身はなんも変化もないただの人間だ、だが周りの世界はマイクロキューブで作られた世界です。
『ようこそ神東の館へ。あなたはここから脱出しない限り出ることは出来ません』
突然アナウンスが流れる。思わず音のほうにカメラを向けてしまう。
いや、音がしたから向けたわけであって、そんなに深い意味はない…はず。
館の中に入ると想像以上にだだっ広い空間が広がていた。それもここでバスケが出来そうなくらい…いや、さすがにそれは無理か。
カメラを回し画面越しから見える部屋の片隅に妙な凹凸が見つかった。
カメラから視界を外しても凹凸は確認できる。
「なんだ…?」
カメラを地面に置き凹の部分に手を入れる。
カチ
レバーのような作動音がしたと同時に中央からにょきにょきと階段が二階のステップへと延びていく。
あぶないあぶない。なんとかカメラを回しながらの撮影には成功した…こんなもの一生に一度くらいなものでしょうね…
逆にそんなのが毎日のようにあったら…動画ネタには苦労せんだろ…
二階には左右に伸びていく廊下があり、その先に厳重に閉ざされた鉄の扉が待ち構えていた。
「うーん、だめです。開きません」
独り言のようにカメラに向かって話す。
どうやら反対側も同じような……うん?
「向こう側に扉が…」
ガチャ、ギー
やや、重かった木製の扉を開け、中に入ってみた…が…中にはただのトイレがあった。
「なんだ?ただのトイレか…」
カメラを回しながらそうつぶやく…うん、ただのトイレだ…どこにでもありそうな…違うなブロックでできているから…
なお、この時の僕はこのトイレが脱出で重要なカギになることをまだ知らなかった。
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