よくある?異世界物語

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よくある?長名

ユウ視点

グロッソさんの案内の元、ティアードのお城に向かいました。まあ、この街の街並みも気になるところだけど、それよりもまずは予定を完了させないとだもんね。
「メグルム男爵殿!その方が・・・」
「ええ、英雄のユウ殿です。丁重にもてなしなさい。」
「ええ、勿論ですとも。どうぞ中へ。」
そう言われて中に入ると、急いで何処かへ泳いでゆく兵士の姿があった。・・・多分、城内の人に僕のことを伝えに行くんだろうね。そして、二人ほどの兵士の方が案内してくれるみたいですね。そうして案内されて歩いていると執事とメイドがやってきた。・・・どうやら、ここで案内の仕事を引き継ぐらしいですね。・・・まあ、なんとなくですが執事とかが案内していた方がしっくりきますからね。・・・うん。

「よく来てくださったのう。わしは海底国家ティアード国王、ハルベリヒ・ニール・クロイセン・ブルセルク・ティアードじゃ。よろしくのう。」
「こんにちは、えーっと、ハルベリヒ・ニール・クロイセン・ブルセルク・ティアードさん。」
「・・・よくあんな一瞬で覚えれたのう・・・。」
「え?ええ、まあ、名前を覚えるのとかは得意ですからね。」
「ハルベリヒでも、ハルベリヒ二世でも、好きに呼んでくれてよかったのじゃがな。」
・・・いや、後者の方は流石にわからないよ・・・。

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