よくある?異世界物語

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よくある?もう1人の幼馴染への告白

ユウ視点

僕は、一度深呼吸をすると、光の肩に手をかけて、一旦、体から離した。そして、じっと、光の目を見つめ、再び深呼吸をし、ゆっくりと顔を近づけていった。そして僕の顔と光の顔は、口を接点として接触した。30秒ほどして口を離してから、
「結婚する相手が4人いるけど、それでもいいなら僕と結婚してください。」
そう言い切った。
「・・・はい。」
彼女は小さくだが、はっきりと、そう答えた。そんな光にもう一度キスをする。思えば、僕も変わったなあ。エリアスたちにキスをするのも、婚約者になってからだいぶ経ってからだったのに、幼馴染とはいえ、再開から、それほど経っていないのにキスまでしちゃうなんてねえ。自分でも驚いているよ。しかも、こんなクラスメイト達のま・・・え・・・・・あっ!僕はクラスメイト達がいることを思い出した。慌てて周りを見渡すと、みんなは、
「良かったね、光ちゃん」
「しっかし、あの鈍感王子がねえ。」
「いやあ、いいもの見せてもらったよ。」
「あの悠が、人前でキスをするようになるとはねえ。」
「ほらほら、他の彼女さんにもキスしないのか?」
なんていう風にいじられた。鈍感王子ってなんだよ!えっ?もしかして、そんな風に呼ばれてたの?ま、まあ、雪の気持ちにも、光の気持ちにも気づいていなかったし、そう呼ばれても仕方ないとは思うけどね。その上、最後のやつ(健吾)の発言により、エリアス達にも、キスをする雰囲気になってしまった。ものすごく恥ずかしいんだけど。

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