よくある?異世界物語

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よくある?親衛隊!?


僕がサナさんたちのことを絶対に守り抜いてみせると、宣言したのだが、付近の女性たちは色めきだった。迷宮のときから強化していて、強化解除するのを忘れていた僕の耳に、「私も彼にそう言われたい」とか、「そもそも私は彼氏が欲しい」とか、「彼らのことを見守っていきましょう、ユウ様親衛隊を呼んでください」とか、「来ましたね、では、一番隊はいつも通りユウ様の害になる者の排除、二番隊はユウ様のためになるような情報を収集三番隊は・・・」なんて声が聞こえた。
えっ?待って僕の親衛隊ってなんだよ!いつの間にできたの?って、待って今、十番隊とか聞こえたんだけど、どれだけいるの?

閑話休題

ま、そんなこんなで、神殿のあちこちで黄色い声が上がっている。その元凶の僕は、乾いた笑いを浮かべていた。トル爺にも、温かい目で見られて、物凄く気まずい。
「そうか、なら心配はいらなそうじゃな。あらためてサナのことをよろしく頼むぞ。・・・おお、そうじゃ、婿殿のことを教えてくれんか?」
「ええ、良いですよ。」
「では、君たち、儂の部屋に一緒に来てくれんか?」
「良いですけど、エリアスたちもですか?」
「おお、そうじゃ、君と、サナと、そこのお嬢ちゃんたち3人に言っておる。」
「わかりました。では行きましょう。」
そして僕らはトル爺の部屋へと向かう。

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