よくある?異世界物語

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よくある?ルクスの権能について

エリアスたちがようやく落ち着いた時のこと、
「あ、終わった〜?」
と声が聞こえてきた。声の方向を見ると、そこには、リアラちゃんがいた。
「な、なんでここにいるの?ていうか、今まで全く気づかなかったんだけど。」
「ふふーん、ついていくからだよ〜、まだまだ未熟な身とはいえ神ですからね、これくらいのことはできますよ〜。」
「へぇ、見た目によらずすごいんだね。」
「見た目によらずって、なんですか〜。」
「い、いや、その・・・」
「どうせ、ちっちゃいとか子供だとか、思ってたんでしょ!」
正直その通りなのだが、さすがにここでそのことを言うことはしない。
「まあ、確かに15歳だけどね〜。」
「えっ?ほ、本当に?正直10歳くらいだと思ってた。」
「もちろん本当だよ〜。まあ、半分元エルフの血が流れているから、見た目はなかなか変わらないんだよ〜。」
「元エルフと言うと・・」
「お父様の眷属になって神化したって意味ね〜。」
「ああ、そう言えば、そんな神化条件もあったような気がする」
「と言うわけで〜、私はハーフエルフベースの神様ってわけなんですよ〜。」
「へぇ、ところでリアラちゃんは、神様として何かを司ったりしてるの?」
「う〜ん、今はこれといってないんだよね〜。まだ私も亜神くらいの実力しかないからかな〜。」
「やっぱりあると便利そうだしね。」
「実は、お父様の権能は、運命操作だけではないんですよ〜。」
「まあ、確かに大罪と呼ばれる権能は持っているはずですよね。」
いきなりサナさんが会話に混じってくる。
「そうですね〜、普段は封印していて、最後に使ったのが神話の時代って言ってたかな〜?」
「つまり、8つ権能を持っているってこと?」
大罪って多分七つの大罪のことだよね。
「いえ、もう一つ持っていると言っていました〜。私もどういったものかは聞いていないんですけどね〜。」
凄まじいな。
「おそらく、全ての権能を使えば、他のだいたいの最高神にも勝てると思いますよ〜。普通は、1柱につき、一つの権能しか持っていませんから〜。」
むしろそれで勝てない相手もいるの?

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