ダイナマイトをこの僕に
13話
「やればいい話ではあった。しかしだなそれはこの短期間ではできないことなのだよ、君には一つだけのそれも、月の勢力を倒しきってしまいそうなほどの長所があるのだ」
彼はそれは、全うな答えを私は持っているといわんばかりに、そんなことを言っていた。彼が、ここまで言うのならば、僕という人間は、何ができるのだろうかと、考えてみてしまったのだが、しかし、僕という人間は、何一つできるということは無かったのだ。しかしあるとしたら、小学生のころにそこそこの計算が速かったために、ある程度はちやほやされていたということだけである。
「もしかすると僕の頭の回転の速さでしょうか?」
僕は自信満々に、それが答えだとわかったようにして、答えていた。
しかしそれはその答えは全くと違うものであった。
「いいや君の頭の回転の速さは、普通の人間よりは少しだけ早いだけだ」
彼は普通であると答えたようにして、おっしゃった。僕は自信満々に答えていただけにそれは結構に堪えるほどとんでもなく、恥ずかしくなった。ここまで恥ずかしくなったことは無い。体中が汗で吹き出てしまい、頬や顔中は血圧の急上昇で火照ってそして運動はしていない汗がでてきてしまっていた。はあはあと、僕は後ろを向いてからだの調子を整えようと深呼吸している。なんてここまで恥ずかしい思いをしてしまったのだろう。そんあ僕をあざ笑っているのか、さきほどまで横でモニターをいじっていた女性たちから「かわいい」という感想が聞こえてきた。大のそれも21歳の男性に向かってなんということを口走っているのか、僕は怒ることをとおり越して、むなしいような気持ちになっていた。むなしい気持ちに……
「君の長所。というよりも性質のようなものだ」
館長は面白がっているのか、それとも、僕という人間をからかっているのか、ましてやそれが艦長の素でやっていることなのか、僕にはすぐにあったこれまでの時間が短いため、検討が付かない。
「性質……」
僕は考える。しかし、僕に何があるというのか。ああ僕がとんでもなく普通な人間ということなのだろうか。いいやそれも違うな。しかしここまで考えるが、まったくと思いつくようなことは無かった。しかしここまでこのようなことで引っ張ることかと考えてみるが、いやそんな重要なことではないと僕はそう思っている。しかしここまでして引っ張るということは、僕には何かしらの隠れている能力のようなものがあるのか。あの新聞に書かれていた能力者という人間たちを見て、僕には何か能力があるのかと考えてみるが、しかし僕にはそんな能力がこれまであったかというと無いのである。なんどか何週も僕の人生を振り返ってみると、まあ荒波もなく、普通の少しだけ頭のネジが飛んでいる人間だなとは分かったが、しかしファンタジーであるような能力というものはまったくとなかった。唯一ファンタジーだなと感じた経験は、いまこれまでのそしてこの病気のことである。まるでバナナが萎れていくようにして僕の足は腐っていった。しかしだここまでして僕という人間が何か特殊能力があるのかと考えてみるがしかしまったくと思いつくようなことでもないなと僕は結論に至った。
と、同時にして、彼は、艦長は僕の思っても見ないような答えを用意していた。
「君の怪死病だ」
彼は、気づくのが遅いといつまで待たせる気であったのかと頭を抱えるようにしてそのようなふざけたことをいっていた。しかしこれが現実だとは全くと思いつかなかったのだ。まるで本当に僕の人生は誰かの書かれている物語ではないかと考える。この病気で僕という人間が、それも周りまでもがどれほどまでに迷惑をかけてしまったのか。
「君だって分かっているだろう。それは病気なのではない。君の生まれ持っていた力であると」
何をいっているんだこいつだとは、正直に言うとそう思っていた。しかしここまで真剣に言っているのは、本当なのだなと僕は彼の真剣な眼差しでわかった。よし、このいままで絶望してしまっていたこの病気が、僕の生まれ持っていた力であるという説明をこの男にさせてもらおう。
「何を言っているんですか? この病気は不治の病でこうなってしまったんですよ。あと3ヶ月もすれば僕は死んでしまっていました。しかしですね。ここにきて、月がこの日本に落ちてくるなんて僕にとっては、死刑宣告が短くなってしまったというだけなんです。だからこのような事態になっているにも関わらずあなたはそのような戯言を言っているのですか?」
僕は少しだけ、声のトーンが上がっていることに驚いた。そうだ僕は声を少しだけ荒いようにしてこの男に言っていたのだ。先ほどまでビビッていたにも関わらずこのような態度が取れている自分に驚いていた。しかしなによりも、”怒っている”という自分の感情がまだあるのかということが一番驚いていたのだ。
「おっと、無神経ですまないな」艦長はすぐに、僕の言葉を聞くとそのような言葉を返していた。帽子を取って彼は小さなお辞儀をすると、また話し始めた。今度は少しだけ言葉を選んでいるようにも感じ取れる言葉の数々だ。「そう諦めるんじゃあない君はこの戦いに勝ちそしてこれから先も生きていくんだ」同情するようにそして導くようにして彼は僕にそんなことを言っていた。「君がこれまで、そのようなことに絶望していたという背景は分かっている。しかしここにきて、その解決法を編み出すことが出来なかった。しかしだそれは、病気ではなくして、君の性質であったのだ」
そしてモニターをいじっていた人に指示を出すと、机上の大きなモニターに僕の性質の情報がぎっしりと乗っていた。ここまでぎっしりに情報があるのは、なんともまあ胡散臭く感じる。
「すごい情報の数々ですね」
僕はその胡散臭さを感じていると知らしめるために、遠回りにしてそう言った。
「ああ、君の病院という能力者研究所のデータをハッキングして入手した情報だ」
艦長は、真実を告げるように言っていた。
「あそこが能力者研究所?」
彼はそれは、全うな答えを私は持っているといわんばかりに、そんなことを言っていた。彼が、ここまで言うのならば、僕という人間は、何ができるのだろうかと、考えてみてしまったのだが、しかし、僕という人間は、何一つできるということは無かったのだ。しかしあるとしたら、小学生のころにそこそこの計算が速かったために、ある程度はちやほやされていたということだけである。
「もしかすると僕の頭の回転の速さでしょうか?」
僕は自信満々に、それが答えだとわかったようにして、答えていた。
しかしそれはその答えは全くと違うものであった。
「いいや君の頭の回転の速さは、普通の人間よりは少しだけ早いだけだ」
彼は普通であると答えたようにして、おっしゃった。僕は自信満々に答えていただけにそれは結構に堪えるほどとんでもなく、恥ずかしくなった。ここまで恥ずかしくなったことは無い。体中が汗で吹き出てしまい、頬や顔中は血圧の急上昇で火照ってそして運動はしていない汗がでてきてしまっていた。はあはあと、僕は後ろを向いてからだの調子を整えようと深呼吸している。なんてここまで恥ずかしい思いをしてしまったのだろう。そんあ僕をあざ笑っているのか、さきほどまで横でモニターをいじっていた女性たちから「かわいい」という感想が聞こえてきた。大のそれも21歳の男性に向かってなんということを口走っているのか、僕は怒ることをとおり越して、むなしいような気持ちになっていた。むなしい気持ちに……
「君の長所。というよりも性質のようなものだ」
館長は面白がっているのか、それとも、僕という人間をからかっているのか、ましてやそれが艦長の素でやっていることなのか、僕にはすぐにあったこれまでの時間が短いため、検討が付かない。
「性質……」
僕は考える。しかし、僕に何があるというのか。ああ僕がとんでもなく普通な人間ということなのだろうか。いいやそれも違うな。しかしここまで考えるが、まったくと思いつくようなことは無かった。しかしここまでこのようなことで引っ張ることかと考えてみるが、いやそんな重要なことではないと僕はそう思っている。しかしここまでして引っ張るということは、僕には何かしらの隠れている能力のようなものがあるのか。あの新聞に書かれていた能力者という人間たちを見て、僕には何か能力があるのかと考えてみるが、しかし僕にはそんな能力がこれまであったかというと無いのである。なんどか何週も僕の人生を振り返ってみると、まあ荒波もなく、普通の少しだけ頭のネジが飛んでいる人間だなとは分かったが、しかしファンタジーであるような能力というものはまったくとなかった。唯一ファンタジーだなと感じた経験は、いまこれまでのそしてこの病気のことである。まるでバナナが萎れていくようにして僕の足は腐っていった。しかしだここまでして僕という人間が何か特殊能力があるのかと考えてみるがしかしまったくと思いつくようなことでもないなと僕は結論に至った。
と、同時にして、彼は、艦長は僕の思っても見ないような答えを用意していた。
「君の怪死病だ」
彼は、気づくのが遅いといつまで待たせる気であったのかと頭を抱えるようにしてそのようなふざけたことをいっていた。しかしこれが現実だとは全くと思いつかなかったのだ。まるで本当に僕の人生は誰かの書かれている物語ではないかと考える。この病気で僕という人間が、それも周りまでもがどれほどまでに迷惑をかけてしまったのか。
「君だって分かっているだろう。それは病気なのではない。君の生まれ持っていた力であると」
何をいっているんだこいつだとは、正直に言うとそう思っていた。しかしここまで真剣に言っているのは、本当なのだなと僕は彼の真剣な眼差しでわかった。よし、このいままで絶望してしまっていたこの病気が、僕の生まれ持っていた力であるという説明をこの男にさせてもらおう。
「何を言っているんですか? この病気は不治の病でこうなってしまったんですよ。あと3ヶ月もすれば僕は死んでしまっていました。しかしですね。ここにきて、月がこの日本に落ちてくるなんて僕にとっては、死刑宣告が短くなってしまったというだけなんです。だからこのような事態になっているにも関わらずあなたはそのような戯言を言っているのですか?」
僕は少しだけ、声のトーンが上がっていることに驚いた。そうだ僕は声を少しだけ荒いようにしてこの男に言っていたのだ。先ほどまでビビッていたにも関わらずこのような態度が取れている自分に驚いていた。しかしなによりも、”怒っている”という自分の感情がまだあるのかということが一番驚いていたのだ。
「おっと、無神経ですまないな」艦長はすぐに、僕の言葉を聞くとそのような言葉を返していた。帽子を取って彼は小さなお辞儀をすると、また話し始めた。今度は少しだけ言葉を選んでいるようにも感じ取れる言葉の数々だ。「そう諦めるんじゃあない君はこの戦いに勝ちそしてこれから先も生きていくんだ」同情するようにそして導くようにして彼は僕にそんなことを言っていた。「君がこれまで、そのようなことに絶望していたという背景は分かっている。しかしここにきて、その解決法を編み出すことが出来なかった。しかしだそれは、病気ではなくして、君の性質であったのだ」
そしてモニターをいじっていた人に指示を出すと、机上の大きなモニターに僕の性質の情報がぎっしりと乗っていた。ここまでぎっしりに情報があるのは、なんともまあ胡散臭く感じる。
「すごい情報の数々ですね」
僕はその胡散臭さを感じていると知らしめるために、遠回りにしてそう言った。
「ああ、君の病院という能力者研究所のデータをハッキングして入手した情報だ」
艦長は、真実を告げるように言っていた。
「あそこが能力者研究所?」
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