終焉に近づく世界で俺達は
第24話 俺の葛藤…そして出発へ…
「後悔しないように…か…」
俺は、さっきアンリに言われたことを思い出していた。
さっき言われたことを思い返していると確かに俺もそう思った時期もあったことはあった。
しかしながら、だったら俺はこの怒りともにつかないこの感情をどうやっておさめればよいのだろうか。何か他にこのこんな感情をおさめれる方法があるのだろうか?
いや、無いのではないだろうか?
もはや、時々考えることではあるが、一度考え直すともはや何がなんだかわからなくなる。
「どうすれば、俺は…いいんだろうか…」
…しかしながらそれは今の俺には理解できることはなく、ただ、ひたすらに時間が過ぎていくので、あった。
そうして、いつの間にかもう辺りは暗く、時計を見たら19時を回っていた。
「もう、こんな時間か。」
俺は準備自体は終えているので、軽くというかお腹が減ったので、何かないかと思い、自分の部屋から出ていった。
すると、廊下に出て歩いていると良い匂いがしてきた。
「ご飯の準備をしてくれていたのか。」
俺はアンリかどうかは分からないけど、感謝しつつ匂いが漂ってくる部屋に向かうのであった。
すると、部屋の中ではもうすでに、ご飯が用意されていたらしく、目の前には豪勢な料理が並んでいた。
すると、俺の目の前にあるものが映ってしまった。
そう唐揚げだ。
俺は子供の頃から唐揚げをよく、お母さんに作ってもらって食べていた。それがいつの間にか自分の好きな食べ物へと変わっていき、現在
俺の好きな食べ物ランキングで第1位となっている。
…と、そんなことは言っていられない。
俺は思い返し、とりあえず落ち着いて、椅子へと座った。
すると遥香が、
「今日はお兄ちゃんの好きな唐揚げですよー!いっぱい食べてくださいねー!」
と胸を張りながらそんなことを言ってきた。
確かに彼女は俺の好きな食べ物等はあらかた知っているはずだ。
「もしかして、遥香が作ったのか?」
俺はそう思ったので、聞いてみた。
彼女が作ったなら、まぁ何となく分かる気がするしな。
すると、遥香は
「ぶっブー残念!私じゃないんだよなぁー。…これでもう分かるでしょ?」
と言ってきた。
「ということは、アンリなのか?」
と俺は聞いた。
するとアンリは
「うん、そうだよ。遥香ちゃんから瑛翔の好きなものとかあらかた聞いて、実は昨日から準備していたんだ。」
と言ってきた。
「ありがとうな。…にしても、美味しそうだ。早く頂きたいものだ。」
と俺は我慢出来ないという意志を伝えた。
「分かりました。…ではどうぞ!」
と言って俺は早速だが、唐揚げを頂いた。
「美味しい…」
心の声が、思わず漏れてしまった。
すると、遥香は
「私が作ろうと思ったんだけど、料理の腕はアンリお姉ちゃんに負けてるから、今回は譲りました。」
と少し拗ねて言ってきた。
しかし、俺は遥香の作る料理も美味しいことを知っているので、遥香に、何言ってんだよ、遥香が作るのも美味しいからな。と顔と目で伝えた。
その意思が伝わったのか、遥香は少し頬を赤くしていた。
そんな中俺の箸はドンドン唐揚げに向かっていく。
口には出さないが、お母さんが作ってくれた唐揚げの味がして、少し感慨深くなっていたのは内緒だ。
そんな、昔を思い出しながらこの夕食は終わりを迎えたのであった。
さて、時刻は9時を回ると言うところだろうか。
俺達はとうとう、この時を迎えた。
「じゃあな。…未来、そっちは任せるな。」
と俺は未来に言った。
すると、未来は何、言ってんの?みたいな顔を俺に向けてきた。
「じゃあ、行くな。」
俺はそんな彼女に背を向け、アンリ達が待っているラグナログに乗り込んだ。
「さて、俺達に残された時間は無いに等しい。さっさと終わらせようか。」
俺はまだ、アンリに言われたあの事に悩みながら、彼女達にそんなことを告げた。
だからこそ、であろうか。
二人が、俺のことを心配そうな目で見ていたのに気づかなかったのは。
しかし、俺はそんなことに目もくれずに、
「さて、行こうか。…目的地は中国、上海!発進!」
そう告げて、この地を旅立っていった。
こうして、一時的にではあるが、この地とのお別れになるのであった。そうして、新しい土地へと俺達は向かった。
敵をとるために。
俺は、さっきアンリに言われたことを思い出していた。
さっき言われたことを思い返していると確かに俺もそう思った時期もあったことはあった。
しかしながら、だったら俺はこの怒りともにつかないこの感情をどうやっておさめればよいのだろうか。何か他にこのこんな感情をおさめれる方法があるのだろうか?
いや、無いのではないだろうか?
もはや、時々考えることではあるが、一度考え直すともはや何がなんだかわからなくなる。
「どうすれば、俺は…いいんだろうか…」
…しかしながらそれは今の俺には理解できることはなく、ただ、ひたすらに時間が過ぎていくので、あった。
そうして、いつの間にかもう辺りは暗く、時計を見たら19時を回っていた。
「もう、こんな時間か。」
俺は準備自体は終えているので、軽くというかお腹が減ったので、何かないかと思い、自分の部屋から出ていった。
すると、廊下に出て歩いていると良い匂いがしてきた。
「ご飯の準備をしてくれていたのか。」
俺はアンリかどうかは分からないけど、感謝しつつ匂いが漂ってくる部屋に向かうのであった。
すると、部屋の中ではもうすでに、ご飯が用意されていたらしく、目の前には豪勢な料理が並んでいた。
すると、俺の目の前にあるものが映ってしまった。
そう唐揚げだ。
俺は子供の頃から唐揚げをよく、お母さんに作ってもらって食べていた。それがいつの間にか自分の好きな食べ物へと変わっていき、現在
俺の好きな食べ物ランキングで第1位となっている。
…と、そんなことは言っていられない。
俺は思い返し、とりあえず落ち着いて、椅子へと座った。
すると遥香が、
「今日はお兄ちゃんの好きな唐揚げですよー!いっぱい食べてくださいねー!」
と胸を張りながらそんなことを言ってきた。
確かに彼女は俺の好きな食べ物等はあらかた知っているはずだ。
「もしかして、遥香が作ったのか?」
俺はそう思ったので、聞いてみた。
彼女が作ったなら、まぁ何となく分かる気がするしな。
すると、遥香は
「ぶっブー残念!私じゃないんだよなぁー。…これでもう分かるでしょ?」
と言ってきた。
「ということは、アンリなのか?」
と俺は聞いた。
するとアンリは
「うん、そうだよ。遥香ちゃんから瑛翔の好きなものとかあらかた聞いて、実は昨日から準備していたんだ。」
と言ってきた。
「ありがとうな。…にしても、美味しそうだ。早く頂きたいものだ。」
と俺は我慢出来ないという意志を伝えた。
「分かりました。…ではどうぞ!」
と言って俺は早速だが、唐揚げを頂いた。
「美味しい…」
心の声が、思わず漏れてしまった。
すると、遥香は
「私が作ろうと思ったんだけど、料理の腕はアンリお姉ちゃんに負けてるから、今回は譲りました。」
と少し拗ねて言ってきた。
しかし、俺は遥香の作る料理も美味しいことを知っているので、遥香に、何言ってんだよ、遥香が作るのも美味しいからな。と顔と目で伝えた。
その意思が伝わったのか、遥香は少し頬を赤くしていた。
そんな中俺の箸はドンドン唐揚げに向かっていく。
口には出さないが、お母さんが作ってくれた唐揚げの味がして、少し感慨深くなっていたのは内緒だ。
そんな、昔を思い出しながらこの夕食は終わりを迎えたのであった。
さて、時刻は9時を回ると言うところだろうか。
俺達はとうとう、この時を迎えた。
「じゃあな。…未来、そっちは任せるな。」
と俺は未来に言った。
すると、未来は何、言ってんの?みたいな顔を俺に向けてきた。
「じゃあ、行くな。」
俺はそんな彼女に背を向け、アンリ達が待っているラグナログに乗り込んだ。
「さて、俺達に残された時間は無いに等しい。さっさと終わらせようか。」
俺はまだ、アンリに言われたあの事に悩みながら、彼女達にそんなことを告げた。
だからこそ、であろうか。
二人が、俺のことを心配そうな目で見ていたのに気づかなかったのは。
しかし、俺はそんなことに目もくれずに、
「さて、行こうか。…目的地は中国、上海!発進!」
そう告げて、この地を旅立っていった。
こうして、一時的にではあるが、この地とのお別れになるのであった。そうして、新しい土地へと俺達は向かった。
敵をとるために。
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