私達は仲良く異世界に転移されたけど国家建国生活は大変だそうですよ…
ヨシフおじさん目線、11章10話。【………】
廊下に出て突き当り、そこである人と出会った。それは…
「アイゼンハワードさん…。」
「やぁ、ヨシフさん。緊急事態だそうで単刀直入に言わせてもらうが、来週のこの曜日、レッドアルスティン島まで来てくれなかね。」
「何でまた…?」
「あるものが完成したのだよ。さて、君はもう戻るといい。ではまたな…」
そう言い残し、アイゼンハワードさんは廊下の奥へと消えていった。
何だろう…前回あった時とはえらい違いだな、オーラというか雰囲気もだいぶ違うし…。本当に同一人物なのだろうか?
「っと、今はそんな事を考えている暇はない。紅茶紅茶!」
後々気が付いたのだが、私が取りに行くよりメイドに持ってこさせればよかったんじゃなか?!時間をロスしたことを少しだけ後悔した私であった。
 まぁそんなことをまだ知る由もなかった、私は紅茶が載せてあったワゴン事海軍参謀指令室に持っていった。
その指令室内、伍長が行方不明になってから、ルーズヴェールとチャーチムは私にはわからないようなごつい機械の前でずっと座っていた。
「ほれ、紅茶だ。休憩も入れた方がいいかもしれんぞ」
「あぁ、すまない」
「すみません、助かりますね」
「どうかね、何か手掛かりは?」
「だめだ。墜落海域にポ皇自衛警備軍と空軍災害時及び緊急時捜索第3航空師団には通報しといて今捜索中だそうだが…、もしかしたら流されているかもしれん」
「そうか…」
「いや、もしかしたら。伍長のいる場所もわかるかもしれん」
「どういうことだチャーチム?」
チャーチムはヘッドフォンを外し、紅茶を一口飲みながらこう言った。
「一応全国家のどんな飛行機にもコクピットには、防水用の無線機が置かれている。彼の乗った機体の周波数は1956だったはずだ。もし彼が無線機を拾っていて応答できればそこから逆探知できるのだが…。ヨシフ君、君がやってくれ。私らは救助隊などへの情報共有で手がいっぱいでな…」
「わ、わかった。どの無線機を使えばいいのだ?」
「そこの無線機を使ってくれ。周波数は1956だ」
「わかった」
チャーチムに言われた通り、机の上に置かれていた、大きめの箱状の機器を使い、周波数を設定した。
そして、マイクに向かって、こう告げた。
「…ああ…伍長君伍長君聞こえているなら返事をしてくれないかね?」
返事がこればいいが…そう思っていたその時、
『あぁ、ヨシフ君か…』
返事が来た。
「!聞こえているのか!伍長!」
私の言葉に反応した、ルーズヴェールとチャーチムは逆探知機らしき機器を無線機とつなぎ合わせている。
『ああ、十分聞こえとるよ』
「そうか…ひとまず安心した…。して、今どこにいるのだ?」
『わからん、こっちが聞きたい。』
「では、周りに何がある?」
『海だ…。あぁあと綺麗な星空が見えるぞぉ!』
なんか伍長の声に元気がなくなってきている…。って!それまずくないか!?
「しっかりしろ伍長!あと2分耐えろ!現在逆探知中だ!」
『早くしてくれ…。もう眠たい…』
「寝るなぁ!」
寝そうな伍長に怒号を入れる。カツを入れればいいのかわからなかったんだ…この時は…
『……。何故怒るのか?』
「あほだろお主…。おい伍長!」
もう呆れるを通り越して、あほだ。
『……何だ?』
「飛行機内で何があったのだ?」
『…分からん。だが落ちる前に…』
「落ちる前に?」
『機内アナウンスでロケットエンジンに切り替えますといわれた直後ジェットエンジンから火が吹いていてそれで機内が揺れて落ちたおやすみ』
「ふむ…なるほど…!っておぉい!寝るなぁ!」
いや…。どういうことなのだ?ロケットエンジンだぁ?さっぱりわからん。ほかの二人も同じような反応だった。
『もういいか。おやすみ…』
っと、その時、逆探知機のランプが赤から青に切り替わった。
「完了した。逆探知成功だ。チャーチムこの座標に行くように伝えてくれ」
「わかった」
小声で話していた内容から、もう逆探知できたことを察した私は、
「待て…!よし逆探知で来た、場所はヴィルヘルム公国390km!伍長待っとれ今助けに行ってやる!」
私が助けに行くわけではないが、そういっておいた方がいいだろう?
『…………』
これが最後の交信となり、そこから何度無線で呼びかけても、彼が応答することはなくなった。
「アイゼンハワードさん…。」
「やぁ、ヨシフさん。緊急事態だそうで単刀直入に言わせてもらうが、来週のこの曜日、レッドアルスティン島まで来てくれなかね。」
「何でまた…?」
「あるものが完成したのだよ。さて、君はもう戻るといい。ではまたな…」
そう言い残し、アイゼンハワードさんは廊下の奥へと消えていった。
何だろう…前回あった時とはえらい違いだな、オーラというか雰囲気もだいぶ違うし…。本当に同一人物なのだろうか?
「っと、今はそんな事を考えている暇はない。紅茶紅茶!」
後々気が付いたのだが、私が取りに行くよりメイドに持ってこさせればよかったんじゃなか?!時間をロスしたことを少しだけ後悔した私であった。
 まぁそんなことをまだ知る由もなかった、私は紅茶が載せてあったワゴン事海軍参謀指令室に持っていった。
その指令室内、伍長が行方不明になってから、ルーズヴェールとチャーチムは私にはわからないようなごつい機械の前でずっと座っていた。
「ほれ、紅茶だ。休憩も入れた方がいいかもしれんぞ」
「あぁ、すまない」
「すみません、助かりますね」
「どうかね、何か手掛かりは?」
「だめだ。墜落海域にポ皇自衛警備軍と空軍災害時及び緊急時捜索第3航空師団には通報しといて今捜索中だそうだが…、もしかしたら流されているかもしれん」
「そうか…」
「いや、もしかしたら。伍長のいる場所もわかるかもしれん」
「どういうことだチャーチム?」
チャーチムはヘッドフォンを外し、紅茶を一口飲みながらこう言った。
「一応全国家のどんな飛行機にもコクピットには、防水用の無線機が置かれている。彼の乗った機体の周波数は1956だったはずだ。もし彼が無線機を拾っていて応答できればそこから逆探知できるのだが…。ヨシフ君、君がやってくれ。私らは救助隊などへの情報共有で手がいっぱいでな…」
「わ、わかった。どの無線機を使えばいいのだ?」
「そこの無線機を使ってくれ。周波数は1956だ」
「わかった」
チャーチムに言われた通り、机の上に置かれていた、大きめの箱状の機器を使い、周波数を設定した。
そして、マイクに向かって、こう告げた。
「…ああ…伍長君伍長君聞こえているなら返事をしてくれないかね?」
返事がこればいいが…そう思っていたその時、
『あぁ、ヨシフ君か…』
返事が来た。
「!聞こえているのか!伍長!」
私の言葉に反応した、ルーズヴェールとチャーチムは逆探知機らしき機器を無線機とつなぎ合わせている。
『ああ、十分聞こえとるよ』
「そうか…ひとまず安心した…。して、今どこにいるのだ?」
『わからん、こっちが聞きたい。』
「では、周りに何がある?」
『海だ…。あぁあと綺麗な星空が見えるぞぉ!』
なんか伍長の声に元気がなくなってきている…。って!それまずくないか!?
「しっかりしろ伍長!あと2分耐えろ!現在逆探知中だ!」
『早くしてくれ…。もう眠たい…』
「寝るなぁ!」
寝そうな伍長に怒号を入れる。カツを入れればいいのかわからなかったんだ…この時は…
『……。何故怒るのか?』
「あほだろお主…。おい伍長!」
もう呆れるを通り越して、あほだ。
『……何だ?』
「飛行機内で何があったのだ?」
『…分からん。だが落ちる前に…』
「落ちる前に?」
『機内アナウンスでロケットエンジンに切り替えますといわれた直後ジェットエンジンから火が吹いていてそれで機内が揺れて落ちたおやすみ』
「ふむ…なるほど…!っておぉい!寝るなぁ!」
いや…。どういうことなのだ?ロケットエンジンだぁ?さっぱりわからん。ほかの二人も同じような反応だった。
『もういいか。おやすみ…』
っと、その時、逆探知機のランプが赤から青に切り替わった。
「完了した。逆探知成功だ。チャーチムこの座標に行くように伝えてくれ」
「わかった」
小声で話していた内容から、もう逆探知できたことを察した私は、
「待て…!よし逆探知で来た、場所はヴィルヘルム公国390km!伍長待っとれ今助けに行ってやる!」
私が助けに行くわけではないが、そういっておいた方がいいだろう?
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