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私達は仲良く異世界に転移されたけど国家建国生活は大変だそうですよ…

11月光志/11月ミツシ

ヨシフおじさん目線、11章8話。【憲法はこうして作られていった】

「それでは第1回国家最重要会議を始めます。今回の議題はレ連憲法の制定です。」

 首相官邸第1会議室。そこに私達はいる。今ここには首相である私の他に、国王、軍務卿、両院議長、上院議長、チャーチムがそろっていた。まぁあと2名、憲法学者がいるのだが…
 さて、新憲法の制定に関する話なのだがな…。全員で決めて、これ以上は話すのを控えることになった。国家機密でもあるし、これが漏洩して変な事を作りたくないのでな…。


 3時間と10分の大議論の末、憲法の基盤は固まってきた。来週に控える次の会議で、いよいよ微調整や最終確認などが行われる…はずだ。
 さて、ようやっと終わった会議だが、わたしはまだやらねば残っていることがある。それを済ますために、自連党、連民党、国共党の3党の党首が集まっている。

「では、ヨシフ君のところの自連党は連民党、国共党お3党との同盟を組む構えなのだな?」
「左様」

 まぁ、簡単に言えば議席がどの党も過半数に行き届いていないので、3党で同盟組んで過半数とりましょう!という事だ。
 あ!そうそう、国会なんだが一つ説明し忘れていたな。
 上院では、法律の第1審査や、内閣不信任案などを決める。下院では、法律の最終審査や、上院議員の不祥事の取り締まりをする。では両院では?両院では、憲法改正や予算案、各院の議長指名や首相指名が行われる。
 簡単に言えば、法律を通す場合、内閣がどういう法律かを決め、それを上院に提出、過半数を得られたら、下院に提出され過半数得られたら、執行。
 変な内閣があれば、上院で内閣不信任案が提出され満場一致で可決されれば、首相は解任。
 ある上院議員が刑事事件沙汰の不祥事を起こせば、解任するかどうかを下院で決める。
 憲法改正は、両院本会議場で3分の2取れれば改憲…。

「連民党としては、上院で与党になったのだが、下院では負けてな…。党内ではほとんどが同盟に賛成さ」
「国共党も同じ考えだ」
「では、3党同盟、連立政権でいいのだな」
「「うむ」」

 書類に、党の名前と党首名、年月そして指紋を押し、無事に同盟が作られた。


 その帰り道、

「おい!ヨシフ君や!」
「…?何じゃ?」

 伍長につかまった。

「お主、前に壊した私の執務室のドア、あれどうやって壊したのだ?」
「……いや、えぇっと…」

 あ…。ようやっとそこにたどり着いたのね…。しかし、あれを言っていいものなのだろうか…。伍長が大激怒しそうなんだよなぁ…。
 私の額からは動揺のせいか、汗がにじみ出ている。それを見た伍長は怪訝そうな顔をしながらさらに問い詰めてきた。


「それで…?結構頑丈に作っていたはずのドアをどうやって壊した?」
「………………。伍長、おこるなよ…。」

 ええい!どうなっても知らん!私ではなくあの人が起こられそうだが、そんなことはどうでもいい!

「それは理由次第だが…。それで?」
「…。パワードグローブ…」
「はぁ?!」
「パワードグローブだよ!パンチ力を自身の平均の10倍出してくれる!」

 才雄の方はやけくそですね。わかりました

「何でそんなものを?」
「護身用に…」
「誰から!」

 護身用にそんなものを持ち歩くなだって?だって、もし万が一の時のために、持っておいて損はないやん…。
 というか、本当に名前を出してもいいのだろうか…。まぁ、逃げれそうにもないし正直に話すが…

「アイゼンハワードさんからもらった。」
「アイゼンハワードさんからもらった」
「…あぁの!幼女かぁ!」

 私の答えを聞いた伍長は、思いっきり絶句し、orzポーズになった。
 その後聞いたが、伍長はアイゼンハワードさんを怒ろうとしたとき、何かをやられて、毒気を抜かれたらしい。
 何なんだろう?伍長の毒気を抜いた方法は…?

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