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私達は仲良く異世界に転移されたけど国家建国生活は大変だそうですよ…

11月光志/11月ミツシ

今までのおさらい(✓)

 もしかしたら、これをこの小説で初めて見る人がいるかもしれないので、軽いあらすじを書きます。

 時は1950年代から後半の地球。
 東西冷戦真っ盛りの米、英、西独、ソその各国の政治界にある男たちがいた。
 米国大統領、フェラン・V・ルーズヴェール。英国首相、ジェームズ・C・チャーチム。ソ連共産党書記のヨーゼヴェネル・S・フシュガヴィリ。そして西ドイツ首相、アーゼルベルクトフ・H・アドレフ。
 彼らは同盟国、仮想敵国、敵国同士であった。
 だが、彼らが政治界に共にいたのはごくわずかな期間だった。
 ルーズヴェールが急病を患い現職中に死去。その数か月後、チャーチムが男に発砲され演説中に死亡。そしてその数年後老衰のためヨシフが亡くなり、アドレフ…もとい伍長が原因不明のまま亡くなった。
 だが、伍長が目覚めたのは、太陽の光が差し込む公園だった。
 訳が分からずうろうろしていた伍長は、近くの店で火事があったことに驚き、ベンチに座り込んだ。だが、その彼に声をかけてきた男がいた。伍長は彼を見た瞬間、絶句していた。
 そこには、かつての仮想敵国ソ連の政治家、ヨシフの姿であった。

 彼らは、このわけわかめな状態を打破するべく、情報収集へと出かける。お互い違う場所へ行ったが、図書館に別のタイミングでたどり着き、一つの島と計画を考える。
 【異世界で新国家】である。
 そして、新国家の場所は…レッドヴェーレルリン諸島という、総面積にしてロシア+中国ほどの広大な諸島であった。

 新国家の建国のためには国連に向かわねばならず、彼らは早速向かった。
 そこでは、この世界の列強国の首脳級たちが一挙に集まれる会議場も存在した。

 そして今、彼らは国王、首相として無事に国家建国が認められ、一足先にこの世界に来ていた、ルーズヴェールとチャーチムの4人で新国家、レッドヴェーレルリン連合王国を建国した。
 だが、国家運営も順調ではなかった。
 異次元門での突然の異世界軍の侵略、並行世界の存在、そして、伍長の遭難である。
 そして、彼らをさらに待ち受ける試練、それは過酷であった。




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