私達は仲良く異世界に転移されたけど国家建国生活は大変だそうですよ…
伍長閣下目線、9章10話
「さて、そろそろ、帰らないと…」
「ム?もうそんな時間か?」
「ああ」
くつろぎていータイムを下にいたシェリアちゃんも誘い楽しんでいたが、不意にアドレフが立ち上がり時計を見るなりつぶやいた。
「では、義母さん…私たちはもう帰りますね…」
「そうかぁ…、よし!わしらもつれてってくれんか…」
「…………えっ?」
アイゼンハワードの言葉に一瞬アドレンコフ…じゃなくてアドレフの思考が止まったように感じた。
アドレンコフって誰だ!?
「ここにいても詰まらんしのう…」
「いや、私はいいのですが。娘たちも喜びますし……じゃなくてどこに住む気ですか?!」
「?そこの伍長さんのお国でええだろ」
「いや私に聞かれても…」
さて、何と答えるか…OKかNOか…
サミットならぬ脳内サミットを絶賛一人で依頼ている中、アイゼンハワードがすたすたと歩いてきて、耳元でこうささやく。
その言葉を聞いた私は絶句の顔をしたそうだ(アドレフ談)
「…まぁ、いいですよ」
その言葉を待っていたかのように、少女二人は(アイゼンハワードの方から)手を取り合い踊っていた。
なお、シェリアちゃんの方は踊らされていたのだが。
「いいのか?」
「まぁ、いいんじゃね…」
最後の方をやや濁らして答える。
「さて、もうそろそろ行かないと、矯正転移させら…」
アドレフが言いかけた時、玄関の方で殴るように扉を叩く音が聞こえる。
2階の部屋はちょうど玄関も見えるのでしゃがみ込みながらゆっくりと外へと目をやる。
「ちっ…憲兵か…」
アドレフが舌打ちをし、怪訝な顔をする。
「なんで、憲兵が…」
私のもっともな疑問に答えたのは、アイゼンハワードだった。
「奴ら…ついにきやがったか…」
「な、なんだ?!」
私は状況を全く読み込めていない。
だって、いきなり憲兵が突撃しに来るなんて、ありえないだしょ!
「まぁ、どうせ、研究データの強奪だろうがな…」
はぁ、と一つ大きなため息をついたアドレフは、肩にかけてあったアサルトライフルを装備する。
えっ!戦うつもりなの!?
そこをツッコむと
「えっ!戦わないの!?」
ってツッコまれた。
サイですか。そうですか。
さて、そうなってくると私も必然的に戦闘に入らざるを得ないのだが……
「なあ、アイゼンハワードさんたちはどうするのかね…」
「大丈夫!大丈夫!私たちは窓から降りていくから」
なんだろう、10歳の少女が2階とはいえ階飛び降りるって、ある意味恐怖映像ベストランク第3位以内に絶対入ると思うぞ…主に精神的な意味で
銃を手に持ち、弾倉を確認する。
下では憲兵が扉を突き破ろうとする瞬間だった。
数はおそらく12人ほどであろう…マスケット銃を持っていた。
扉が強引に開けられ衛兵が突入してくる。
「おい、アドレフ!机で防衛線を張れ」
出来るだけ静かな声で、アドレフに指示する。
アドレフはその間に、机や椅子を倒したりして防衛線を張った。
作戦は、私達が時間を稼ぎ、全員を倒した後、私達は階段を使い、アイゼンハワードさんはシェリアちゃんを抱きながら窓から降下するという、ヨシフに頭を疑われそうなほど危険な任務だった。
廊下の方で物凄い数の足音が聞こえてくる。
「来たぞ!」
そう叫んだその瞬間だった、
バン
憲兵が勢いよく扉を開き中へと入ってこようとする。
それを合図にして私たちは憲兵へ集中砲火を食らわせた。
突入してこようとする憲兵は一人、また一人と倒れていく。
もちろん、地面には空薬莢とトマトジュース溜まりが出来ていた。表現上の言い方でね…あとはご想像にお任せします。
マガジンの高官と同時に足音もなくなり、私達は各部屋をクリアリングしながら一階へと下りてゆく。
もちろん誰もいなかった。
玄関を出るとアイゼンハワードがどや顔をかましていた。
「よし、急いで戻るぞ…」
私は、アイゼンハワードを、アドレフは、シェリアちゃんを背負ってタイムマシンのところへ走った。
「ム?もうそんな時間か?」
「ああ」
くつろぎていータイムを下にいたシェリアちゃんも誘い楽しんでいたが、不意にアドレフが立ち上がり時計を見るなりつぶやいた。
「では、義母さん…私たちはもう帰りますね…」
「そうかぁ…、よし!わしらもつれてってくれんか…」
「…………えっ?」
アイゼンハワードの言葉に一瞬アドレンコフ…じゃなくてアドレフの思考が止まったように感じた。
アドレンコフって誰だ!?
「ここにいても詰まらんしのう…」
「いや、私はいいのですが。娘たちも喜びますし……じゃなくてどこに住む気ですか?!」
「?そこの伍長さんのお国でええだろ」
「いや私に聞かれても…」
さて、何と答えるか…OKかNOか…
サミットならぬ脳内サミットを絶賛一人で依頼ている中、アイゼンハワードがすたすたと歩いてきて、耳元でこうささやく。
その言葉を聞いた私は絶句の顔をしたそうだ(アドレフ談)
「…まぁ、いいですよ」
その言葉を待っていたかのように、少女二人は(アイゼンハワードの方から)手を取り合い踊っていた。
なお、シェリアちゃんの方は踊らされていたのだが。
「いいのか?」
「まぁ、いいんじゃね…」
最後の方をやや濁らして答える。
「さて、もうそろそろ行かないと、矯正転移させら…」
アドレフが言いかけた時、玄関の方で殴るように扉を叩く音が聞こえる。
2階の部屋はちょうど玄関も見えるのでしゃがみ込みながらゆっくりと外へと目をやる。
「ちっ…憲兵か…」
アドレフが舌打ちをし、怪訝な顔をする。
「なんで、憲兵が…」
私のもっともな疑問に答えたのは、アイゼンハワードだった。
「奴ら…ついにきやがったか…」
「な、なんだ?!」
私は状況を全く読み込めていない。
だって、いきなり憲兵が突撃しに来るなんて、ありえないだしょ!
「まぁ、どうせ、研究データの強奪だろうがな…」
はぁ、と一つ大きなため息をついたアドレフは、肩にかけてあったアサルトライフルを装備する。
えっ!戦うつもりなの!?
そこをツッコむと
「えっ!戦わないの!?」
ってツッコまれた。
サイですか。そうですか。
さて、そうなってくると私も必然的に戦闘に入らざるを得ないのだが……
「なあ、アイゼンハワードさんたちはどうするのかね…」
「大丈夫!大丈夫!私たちは窓から降りていくから」
なんだろう、10歳の少女が2階とはいえ階飛び降りるって、ある意味恐怖映像ベストランク第3位以内に絶対入ると思うぞ…主に精神的な意味で
銃を手に持ち、弾倉を確認する。
下では憲兵が扉を突き破ろうとする瞬間だった。
数はおそらく12人ほどであろう…マスケット銃を持っていた。
扉が強引に開けられ衛兵が突入してくる。
「おい、アドレフ!机で防衛線を張れ」
出来るだけ静かな声で、アドレフに指示する。
アドレフはその間に、机や椅子を倒したりして防衛線を張った。
作戦は、私達が時間を稼ぎ、全員を倒した後、私達は階段を使い、アイゼンハワードさんはシェリアちゃんを抱きながら窓から降下するという、ヨシフに頭を疑われそうなほど危険な任務だった。
廊下の方で物凄い数の足音が聞こえてくる。
「来たぞ!」
そう叫んだその瞬間だった、
バン
憲兵が勢いよく扉を開き中へと入ってこようとする。
それを合図にして私たちは憲兵へ集中砲火を食らわせた。
突入してこようとする憲兵は一人、また一人と倒れていく。
もちろん、地面には空薬莢とトマトジュース溜まりが出来ていた。表現上の言い方でね…あとはご想像にお任せします。
マガジンの高官と同時に足音もなくなり、私達は各部屋をクリアリングしながら一階へと下りてゆく。
もちろん誰もいなかった。
玄関を出るとアイゼンハワードがどや顔をかましていた。
「よし、急いで戻るぞ…」
私は、アイゼンハワードを、アドレフは、シェリアちゃんを背負ってタイムマシンのところへ走った。
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