私達は仲良く異世界に転移されたけど国家建国生活は大変だそうですよ…

11月光志/11月ミツシ

セルヴィア・アジェネンコフ大将、8章4話

私は、放送を近くのテレビ画面から見ていた。
そして、放送が始まるとき、BGMとして国連島国歌が流れてきて、そして画面に出てきた人たちに対し驚いた。
そこにはス連邦大天皇帝陛下、ツァールバリカー合衆公国公王、ポルトブルクトフ皇国皇王、ヴェルト州連合王国女王、そして国際統合連盟議長の5名…つまり安保評議常任国の首脳陣の姿だった。
その首脳陣は半円卓上の机にこちらを向いて座っていた。
左から順に、ツ・ポ・ス・国・ヴェの順だった。
そして、放送が始まった……

【放送中】

そうだな…一言でいえば驚愕という文字か…
ス連皇帝からのあいさつで始まり話が進んでいくにつれ周りのみんなの顔が険しくなっていく。
簡単にまとめると、
・各国首脳による挨拶
・侵略行為に対して遺憾
・正当防衛を主張し宣戦布告
・国連としても遺憾(国)
・だが講和会議の準備もある(国)
・同胞も許さない(ヴぇ)
・白旗を上げよ
・AMXは放送後爆発した
こういう事である。

「総司令…聞いてましたか、これ?」
「いや…」

司令官の一人が聞いてくる。
だが、これは私も知らなかったのだ…

『緊急緊急!』

突如として無線が入る。

「どうした?」
『西部戦線…敵の大集団接近中!距離12㎞!』
「!わかった…総員戦闘配置!!」

私は無理やり無線を切りできるだけ大きな声で戦闘配置を叫ぶ。
西部戦線では各国の兵士が銃を持って大器中のはずだ…
有事に備え爆撃機や戦闘機も離陸し、第1次ヴェレネシウム攻防戦が始まった。

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