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私達は仲良く異世界に転移されたけど国家建国生活は大変だそうですよ…

11月光志/11月ミツシ

セルヴィア・アジェネンコフ大将、8章2話

最初の衝突は、わずかな競争で済んだ。
というより、相手の方も威力偵察も兼ねた小隊だったらしく、すぐに撤退していった。
だが中には、こちら側に攻撃を仕掛けようとした敵もいたが、大体はスナイパー(狙撃手)により鎮静化された。
威力偵察にしては数が怖いほどいたことであろう。
そして私は今、航空機離着陸用滑走路上の上にいた。

「では、第1小隊は帝国首都へ、第2小隊は郊外各地、第3小隊は帝国第2の首都へ、AMXを投下、その後、威力偵察を実行後、帰還せよ」

青と白の五芒星、皇宮財閥専用機、MIGCRAFT-2910ステルス戦闘機が15機、停まっていた。
今回の作戦は、上層部…つまり国連安全保障評議会常任国により決定された作戦である。
AMXは、最新映像ホログラフィーを使用した映像機器で、上空に100メートルほどに200m×200mの大映像を映し出す球体上の機器である。
そして、これをここの作戦指揮所通信本部の機器にUSBメモリーを挿入しある映像を流せという命令である。
どのような映像かは、知らされていないが、AMXを搭載した戦闘機が第1小隊ずつ離陸していき、各方面に散らばっていった。


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