私達は仲良く異世界に転移されたけど国家建国生活は大変だそうですよ…

11月光志/11月ミツシ

ヨシフおじさん目線、4章3話

第3次世界大戦の勃発、その言葉に衝撃を受けた。
ペルシアント王国がなんかス連領北部占領地域でいざこざがあったらしい。
……何というか、地球と変わらず身勝手な国だな、
私が呆れていると、奥から一人の男性がやってきた。

「ヨシフさんだね?初めまして国連海軍第2艦隊司令長官のマッセールカ大将だ。よろしく」
「あ、ああ、そりゃどうも」

マッセールカと名乗った男は30代の男性で、口ひげを生やし、軍服を着込んでいた。
…口ひげはやっとんのかね?
そんな私のツッコミはむなしく届かず…

「ヨシフさん、ロシア艦を見てみたいかね?」

髭を整えながら右ポケットからパイプ煙草を取り出す。
…………………ちょっと待て

「は、今何と?」
「ロシア艦を見てみないかね」
「ふぁぁぁぁあぁぁぁああぁぁぁあぁぁぁぁあああああああああああああああああ?」

びっくりしすぎて思わず変な声を出してしまった。
50過ぎのおっさんが大声を出すって結構奇妙だぞ。
マッセールカや職員の皆さんもびっくりしとるし。

「ま、まあいい。伍長君が来てから案内しよう。ついでに言うと、ロシア艦を君たちの国籍ににしといたから」

あまりの興奮ぶりに何かおかしなことを聞いたような気がするが、まあよいか。
その後聞いた話だと、私は周囲がドン引きするほどのテンションだったそうだが、この時は気が付かんかった。

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