私達は仲良く異世界に転移されたけど国家建国生活は大変だそうですよ…

11月光志/11月ミツシ

伍長閣下目線、4章5話

1ヵ月、この数字は第3次世界大戦の期間である。
何があったかって?私もわからない。
国連の公式発表だと…

・第3次世界大戦の勃発

・ペルシアント王国、ス連領へと攻撃、

・守備軍の反撃

・予想以上の弱さ

・1ヵ月で守備軍、王都まで到着

…何というか、早すぎる。
というかペルシアント王国軍安定の弱さである。
そして、第3次世界大戦から第1次中央戦争…と改称された。
…まぁ、1ヵ月とは言え世界を巻き込まなくてよかったよ、そう全国家の国民が思ったことである。

 そして1か月後へと戻る。
だが、今は過去の事を嘆いている暇ではない。
現在私とヨシフはス連邦の大天皇帝陛下と首相のお2人と共に国連の会議室で向かい合って座っていた。
レッドヴェーレルリン連合王国の建国宣言が改めて国連より出された。
そして今、国家に必要な経済、産業、軍事、インフラetc.etc
その中でもインフラと軍事分野に関しての協定締結をするところだった。

「…では、確認します。我が国(ス連)はレッドヴェーレルリン連合王国との友好同盟を締結、我が国はあくまで寄付という形で1兆2100億円の寄付と皇宮財閥による王宮や主要官邸などの建設工事やインフラ整備を行います。
貴国は我が国と安保協定を結んでもらいます。
その協定の同意の上で旧式と化した軍事兵器を輸出します。
問題ないですね?」
「ああ、問題ない」

向こうの首相とヨシフ首相が協定の同意を確認した。
私と大天皇帝陛下は黙っていた。

「それでは明日のうちに皇宮財閥より軍事兵器を輸出します。インフラ整備などは一週間後に始める予定です。よろしいですか?」
「ああ、それでお願いする…一ついいかね」
「なんです?」
「皇宮財閥とは何なのだ?」

ヨシフが私が疑問に思っていた質問を首相に投げかける。
だがなヨシフよ…私もお主に疑問がある。
お主いつもの服はどうした? 
奴の服装は真っ黒のスーツだった。スーツはやってんのかね…

「皇宮財閥は皇帝陛下のご親戚が経営している企業です。軍需産業全品は皇宮財閥で作られているんですよ」
「なるほど…」

そうこうしているうちに協定は締結された。

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