私達は仲良く異世界に転移されたけど国家建国生活は大変だそうですよ…

11月光志/11月ミツシ

伍長閣下目線、4章2話。【彼は異質なまでに目を輝かせていた】

 第3次世界大戦の勃発。
 この事態を国際戦争と位置し完全にペルシアント王国をつぶすことを、次の国連の安全保障評議会常任国の中で採決され、世界盟主国ス連邦、ペルシアント王国の北部に位置するツァールバリカー合衆公国、南部に位置するヴィルヘルム大公国の3か国の連合国が組織されるらしい。戦線が各国に火種することは無いそうだが、最悪は核を打ち込む…

「…という事らしい……。どうした伍長よ」

 国連に戻って来た私は、ずっと国連におり、私の近くにいたヨシフに現状を尋ねた。
 するとどうだろうか。ヨシフからの答えは第3次世界大戦の勃発危機という衝撃発言だった。

「なぁ、ヨシフよ、貴様は何故目を輝かせているのかね?」

 そう、ヨシフは第三次世界大戦という事態ながら目を異常なほど輝かせていた。
 何といえばよいのだろう。すごく…周りをドン引きさせるような目…。変態気質な目ではないが…それに近いような感じがする…。

「ふふふ、伍長君、実はな、ロシア艦がにあったのだよ!」
「そうかそうか………………うん?」

 やや息を荒らしながら50過ぎのおっさんが私に対し異常といっていいほど目を輝かせている。
 いやいや!ちかいちかい……。ちょっと待て、どういうことだ?今奴は何といった?

「ヨシフどういうことだ?」
「海軍の将校から聞いたのだが、この世界には地球の様々な船が無人の状態で漂流してくるらしい。つまりだね、ソ連艦や英国艦、仏艦、独艦、日本艦、米国艦など、地球にあった旧式から最新式まで様々な軍船がこの世界に流れ着いているということなのだよ」

 そ、そうか、ヨシフはソ連艦を政治家時代我が子のように愛していたからな…。西側ではヨシフのソ連艦好きというのは都市伝説以上に有名な話だったぞ…。一説によればその影響で彼は自ら軍関係の役職についた…ともいわれているのだが…。
 目を輝かせているヨシフが異常なまでにうざいので、仕方がなく私は沿岸に停泊していたソ連艦などをを見に行くことにした。

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