私達は仲良く異世界に転移されたけど国家建国生活は大変だそうですよ…
伍長閣下目線、3章1話。【国連の最高機関の幹部が集まる。国王級だが】
・新国家樹立国際法第一条
新国家建国は国連安全保障評議会常任国5か国の全会一致でなければ国際的に認めることは出来ない。
…という国際法がある。その国際法に従い、私たちは今その安全保障評議会室に通されている。
だがそこには不思議な光景があった。
完全円形の机に各国家の名前が書いてあったが、国連島の代表である国連議長ただ一人だけだった。正確に言うと、数人の職員がいる程度だが、結構広い空間には合わない人数だった。
「初めまして、国連議長のジューコフ・S・シヴェリアです。貴方達が新国家の手続きをしていた方たちですね…名前は?」
「あ、あぁ、私が[ピーーーーーー]だ。周りからは伍長閣下ともいわれている」
「……すみません、もう一度名前言ってくれませんか」
「はぁ、[ピーーーーー]と申します…ふむ?」
本名を言おうとしたら何故か[ピーーーーー]という音声がどこからか聞こえる。
どこからかはおそらく天井にちらちら見られるスピーカーからだろうが、悪意のある音であった。
「その、なんかすまないね。じゃぁそちらの方は?」
「わしはヨシフおじさんといいましてな…。本名はほかにありますが周囲からはそう言われています」
ヨシフめ……私の事例からから本名を言わなかったな。いつの間にか私はヨシフの膝に蹴りを入れようとしていたその時、どこからか男性の紳士声が聞こえてきた。
『あぁー、議長、もういいかな』
私も奴も驚いて声がした方向へと顔を向けた。そこにはス連邦と書かれた座席の真上に巨大なモニターが天井から吊るされるような形で取り付けられていた。
一つじゃない、よく見れば同じようなものが全国家の座席の上に吊るされていた。
「これはこれは皇帝陛下。お元気そうで…」
『ふむ、議長もお元気そうで』
モニターの中には白銀色髪に、私たちに…、特にヨシフに並ぶ立派な口ひげをたくわえた、容姿からして4,50代であろう男性が灰色の軍服にもスーツにも見える服を英国紳士風に着込み、明らかに軍帽を深々とかぶっていた。
『なんだ、皇帝陛下、もう来とったのかね』
『ふむ、公王陛下か…残りは二人か…』
新たな声が別のモニターが聞こえてくる。
次に現れた、公王と呼ばれた男性は金髪の髪を私のように3:7分けに整えており、金色の髭を生やしては…いない。いないのかい!とツッコみたいところだが、そんなことよりも私は皇王が来ている服装に目を奪われた。何というか…、いかにもザ・王様という服装をしていた。残念だ。皇王の服装を言葉で表せないのが残念だ…。
『やぁやぁ、遅れて申し訳ないね。皇帝陛下、公王陛下、国連議長』
またしても別のモニターから声が聞こえる。
ちょうど国連議長席の隣の席である。モニターには黒い髪で黒い目の2,30代の男性がモニター越しでもわかるほど息を切らしていた。少し遠くてわかりずらいが汗をかいているようにも見える。
黒い目か…昔私が治めていた国に日本からの使者(大使)も同じような容姿だったな。
『ご、ごめんなさい。皆さん、遅れて申し訳ありません』
私はもう驚かなくなった、新たに表れた女性は他国の王様に頭を下げ謝りながらやってきた。
……えっ!女性だって?!
驚かなくなったといったが、これは予想外だった。この世界では女性も活躍できるのか…王様にもなれるのか…
隣にいるヨシフも彼女を見て驚いている。
まぁ、理由もわからないこともない、何故なら彼女の容姿は美しかった。
新国家建国は国連安全保障評議会常任国5か国の全会一致でなければ国際的に認めることは出来ない。
…という国際法がある。その国際法に従い、私たちは今その安全保障評議会室に通されている。
だがそこには不思議な光景があった。
完全円形の机に各国家の名前が書いてあったが、国連島の代表である国連議長ただ一人だけだった。正確に言うと、数人の職員がいる程度だが、結構広い空間には合わない人数だった。
「初めまして、国連議長のジューコフ・S・シヴェリアです。貴方達が新国家の手続きをしていた方たちですね…名前は?」
「あ、あぁ、私が[ピーーーーーー]だ。周りからは伍長閣下ともいわれている」
「……すみません、もう一度名前言ってくれませんか」
「はぁ、[ピーーーーー]と申します…ふむ?」
本名を言おうとしたら何故か[ピーーーーー]という音声がどこからか聞こえる。
どこからかはおそらく天井にちらちら見られるスピーカーからだろうが、悪意のある音であった。
「その、なんかすまないね。じゃぁそちらの方は?」
「わしはヨシフおじさんといいましてな…。本名はほかにありますが周囲からはそう言われています」
ヨシフめ……私の事例からから本名を言わなかったな。いつの間にか私はヨシフの膝に蹴りを入れようとしていたその時、どこからか男性の紳士声が聞こえてきた。
『あぁー、議長、もういいかな』
私も奴も驚いて声がした方向へと顔を向けた。そこにはス連邦と書かれた座席の真上に巨大なモニターが天井から吊るされるような形で取り付けられていた。
一つじゃない、よく見れば同じようなものが全国家の座席の上に吊るされていた。
「これはこれは皇帝陛下。お元気そうで…」
『ふむ、議長もお元気そうで』
モニターの中には白銀色髪に、私たちに…、特にヨシフに並ぶ立派な口ひげをたくわえた、容姿からして4,50代であろう男性が灰色の軍服にもスーツにも見える服を英国紳士風に着込み、明らかに軍帽を深々とかぶっていた。
『なんだ、皇帝陛下、もう来とったのかね』
『ふむ、公王陛下か…残りは二人か…』
新たな声が別のモニターが聞こえてくる。
次に現れた、公王と呼ばれた男性は金髪の髪を私のように3:7分けに整えており、金色の髭を生やしては…いない。いないのかい!とツッコみたいところだが、そんなことよりも私は皇王が来ている服装に目を奪われた。何というか…、いかにもザ・王様という服装をしていた。残念だ。皇王の服装を言葉で表せないのが残念だ…。
『やぁやぁ、遅れて申し訳ないね。皇帝陛下、公王陛下、国連議長』
またしても別のモニターから声が聞こえる。
ちょうど国連議長席の隣の席である。モニターには黒い髪で黒い目の2,30代の男性がモニター越しでもわかるほど息を切らしていた。少し遠くてわかりずらいが汗をかいているようにも見える。
黒い目か…昔私が治めていた国に日本からの使者(大使)も同じような容姿だったな。
『ご、ごめんなさい。皆さん、遅れて申し訳ありません』
私はもう驚かなくなった、新たに表れた女性は他国の王様に頭を下げ謝りながらやってきた。
……えっ!女性だって?!
驚かなくなったといったが、これは予想外だった。この世界では女性も活躍できるのか…王様にもなれるのか…
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