心と心の繋がり

織稚影願

プロローグ.「プロローグってなんですか?」「出だしみたいなもんだよ。気にしなくていい」「いや、気にしますよ」

これは、心を読める能力を持った私、霧ヶ宮乙音と、普通ではない普通の人の脳動くんの、あまりいい出会いではない、学校での物語です。

「…………こんなのでいいのですか、脳動くん。」
「あぁ、いいよ。気にするなって言ったのに。」
「そうはいきませんよ、だって始めですから!そもそも脳動くんはいつも………」
「はい、では、『心と心の繋がり』、一話をお楽しみあれー」
「ちょっ、脳動くん!勝手に取り仕切らないでください!」
「はいはい、後でお説教は聞いてやるから今は静かにしろ。一話始まるぞ」

「──あ、ちなみに、霧ヶ宮ちゃん、口調途中で変わるよ!そりゃもう最初の方に!」
これは、口調が変わる少し前に撮ったものであった。
なんで脳動はそんなの知ってるんだ?

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