零からの逆転

Mr

始まり

そこには背丈が30cmほど離れた二人がいた。
「ねぇねぇ、もうそろそろあの時期じゃない?」
「なんの……こと……?」
言葉を最初に発した声は随分と楽しそうに話しているのに対し、もう一方は寝ていないのか、それとも普通に眠いのか随分とのんびりと話していた。
「なんでそんな眠そうなの?いつも通りに僕より3時間も多く寝てたじゃない。…あ、それともそういうイメージ作ろうとしてるの?」
元気にさせようとしているのか声の主は素直に疑問に思ったことを本人に問う
「…3時間じゃ満足…出来ない…」
もう一方は相変わらず眠そうな声で答える
「またまたぁ、イメージ作ろうとしてるくせに〜」
どうやらそうらしい
「……いや…マジで…」
……マジだったようだ
「とにかく!早く決めようよ!」
待ちきれない子供のように一方は言う
「分かった…分かったよ……」
一方は嫌々話にのった
「で、誰にする?」
かなり楽しそうだ
「決めるもなにも…選ぶ方法なんて…」
「それもそうか、じゃ早くはじめよっか」
「はいはい…」

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