冒険者は最強職ですよ?
なんか勇者に嫌われたんですけど? 1
ジン達は次の目的地のハークスへ向かっていた。ハークスへは、徒歩で約十日かかる。途中に村がいくつかあるので、そこで泊まりつつハークスへ行く予定だった。
ジン達はレベルアップも兼ねていたので、モンスター見つけてはジンとランで倒していた。ダイコ達上級職の者達はジンたちを見守り、危険な時は手助けをするようにしていた。
「フッ!」
ジンは買ったばかりの長剣に慣れようと一生懸命になっていた。念の為相手によって武器を変えられるように短剣は腰に付けていた。
ジンがモンスターを片付けるとランが近寄っていった。
「どう? 昨日買った剣の調子は」
「うん! すっごく使いやすいよ! まだ使い始めだけどこれからも頑張って使いこなせるようになる!」
「そう、私も負けてられないわ!」
二人は俄然やる気を出してモンスターを次々と薙ぎ払っていった。
ダイコ達は感心しながらジンたちの後ろをついて行くのであった。
時間は昼時になりジン達は昼食にしていた。
レガンで買っておいたサンドイッチを皆で食べその後は少し休憩していた。
するとダイコが近寄って来てこっそりと喋りかけてきた。
「ねぇジンちゃん?」
「なんですか?そんな小さな声で」
「今彼女達がネインと遊んでいるから聞くのだけれどね、ジンちゃん的にどの子がタイプなの?」
ジンは飲もうとしていた飲み物を吹き出す。
「な、なな何を言ってるんです!?」
「いやね? こんな状況じゃない? あなたの周りに女の子が集まってくるのは不思議だけれど率直に聞きたくなったのよ」
「た、タイプですか? う〜〜ん……」
「タイプってわけではないんですけどどの子が良いのかと聞かれたらランですかね」
「やっぱりランちゃんなのね」
「正直なところランにはいっぱいお世話になっていて感謝しているんです。もちろんダイコさんとレベッカさんもですよ? でもネインは置いとくとしてマーシュさんはまだ出会ったばかりですので……」
「まぁそうよね。でもこれから皆が女だからって躊躇わないで絡んであげてね?」
「わかってますよ! 皆と仲良くなりたいですし! 皆優しくて頼りになりますから!」
「あらジンちゃんかわいいわね? キスしてもいいかしら?」
「この剣ぶっ刺しますよ?」
「もぉ〜! 照れ屋さんなんだから!」
誰もお前なんかとキスしねぇよと心の中でツッコミをいれながらお茶を飲む。
ある程度休憩した後は冒険を再開した。
暫く歩いていると一際目立つ大きなモンスターを見つける。
「あのモンスターと闘ってきます」
「私も行きます!」
「あれは結構強いわよ? もしジンちゃんとランちゃんでも無理だと思ったら呼んでね?」
「了解です」
「わかりました!」
そういい二人は大型のモンスターへと向かう。そのモンスターはジンの元いた世界で言うゴリラのような体格で、毛が白く角を生やしたモンスターだった。
モンスターがこちらの存在に気づくと姿勢を低くして構える。
ジンが先に闘う事になり剣を構えて相手を観察する。
ジンは大きく深呼吸しながらじりじりと距離を詰めていく。
先に動き出したのはモンスターだった。今まで闘ってきたモンスターよりも一段と早く力強かった。
物凄い速さの突進をジンは避け剣を振りかぶる。
だがそのモンスターはすぐ向きを変えジンに拳をいれる。
それをジンはギリギリの所で避けて距離を取る。
お互い互角の実力だった。
ランは自分の番をじっと待っていた。
次はジンから攻撃を仕掛ける。
縦に剣を降ると見せかけて横一線に剣を降る。
そのフェイントにモンスターは騙され一撃食らう。だが怯まず蹴りをジンへお見舞する。
両者とも一撃ずつ貰い再び距離をとる。
一撃を食らったジンはランと変わり次はランの番となった。
ランは弓わら装備しており、近距離の相手とは相性が悪かった。
だがランはそれを克服したいと思っていた。
距離を取った攻撃しか当てられないのではこの先自分は役に立たないと思い接近されても反撃ができるようにいろいろな方法を考えていた。
モンスターがランへと近づき、それに対してランは後ろへジャンプしつつ距離をとり矢を放っていた。
その矢をモンスターは弾き飛ばし距離を詰めていく。
ランは二本の矢を同時に打った後、直ぐに三本目の矢を放つ。
最初の二本は防がれるが三本目の矢を避けることができず足に命中する。
だがモンスターはそれに屈せずランへ向かっていく。
距離を詰められたランは弓をしまい、昨日こっそりと買っていた短剣を腰からとりだした。
ランはその短剣で切りかかるがまだ初めて使う剣に慣れておらず簡単によけられてしまう。
そしてモンスターは反撃し蹴りをいれる。
なんとか反応してガードするがもろに食らってしまう。
一旦距離をとりジンと協力する事に決めた。
「私が弓で意識を撹乱させるわ! そこを突いて!」
「わかった!」
そしてランは弓へと持ち替えて矢を次々と放っていく。
モンスターがそれを防いでいるうちにジンが近寄りモンスターの首に切りかかる。
その一撃は綺麗に決まりモンスターの首が落ちるのと同時にモンスターが消える。
二人は「やったね!」と言いながらハイタッチをして喜び合う。
ダイコ達もそれに拍手をして褒めた。
その後も強い相手と闘っていき、夜を迎えた。
この日はテントで野宿する事に決まり、見張りの順番と料理を作る人を決めるのであった。
その日はジンが料理をする事になり普通の料理を作りそれを食べて寝たのであった。
そして次の日も朝食を食べた後、身支度を整えてハークスへ向け歩みを進めた。
ジン達はレベルアップも兼ねていたので、モンスター見つけてはジンとランで倒していた。ダイコ達上級職の者達はジンたちを見守り、危険な時は手助けをするようにしていた。
「フッ!」
ジンは買ったばかりの長剣に慣れようと一生懸命になっていた。念の為相手によって武器を変えられるように短剣は腰に付けていた。
ジンがモンスターを片付けるとランが近寄っていった。
「どう? 昨日買った剣の調子は」
「うん! すっごく使いやすいよ! まだ使い始めだけどこれからも頑張って使いこなせるようになる!」
「そう、私も負けてられないわ!」
二人は俄然やる気を出してモンスターを次々と薙ぎ払っていった。
ダイコ達は感心しながらジンたちの後ろをついて行くのであった。
時間は昼時になりジン達は昼食にしていた。
レガンで買っておいたサンドイッチを皆で食べその後は少し休憩していた。
するとダイコが近寄って来てこっそりと喋りかけてきた。
「ねぇジンちゃん?」
「なんですか?そんな小さな声で」
「今彼女達がネインと遊んでいるから聞くのだけれどね、ジンちゃん的にどの子がタイプなの?」
ジンは飲もうとしていた飲み物を吹き出す。
「な、なな何を言ってるんです!?」
「いやね? こんな状況じゃない? あなたの周りに女の子が集まってくるのは不思議だけれど率直に聞きたくなったのよ」
「た、タイプですか? う〜〜ん……」
「タイプってわけではないんですけどどの子が良いのかと聞かれたらランですかね」
「やっぱりランちゃんなのね」
「正直なところランにはいっぱいお世話になっていて感謝しているんです。もちろんダイコさんとレベッカさんもですよ? でもネインは置いとくとしてマーシュさんはまだ出会ったばかりですので……」
「まぁそうよね。でもこれから皆が女だからって躊躇わないで絡んであげてね?」
「わかってますよ! 皆と仲良くなりたいですし! 皆優しくて頼りになりますから!」
「あらジンちゃんかわいいわね? キスしてもいいかしら?」
「この剣ぶっ刺しますよ?」
「もぉ〜! 照れ屋さんなんだから!」
誰もお前なんかとキスしねぇよと心の中でツッコミをいれながらお茶を飲む。
ある程度休憩した後は冒険を再開した。
暫く歩いていると一際目立つ大きなモンスターを見つける。
「あのモンスターと闘ってきます」
「私も行きます!」
「あれは結構強いわよ? もしジンちゃんとランちゃんでも無理だと思ったら呼んでね?」
「了解です」
「わかりました!」
そういい二人は大型のモンスターへと向かう。そのモンスターはジンの元いた世界で言うゴリラのような体格で、毛が白く角を生やしたモンスターだった。
モンスターがこちらの存在に気づくと姿勢を低くして構える。
ジンが先に闘う事になり剣を構えて相手を観察する。
ジンは大きく深呼吸しながらじりじりと距離を詰めていく。
先に動き出したのはモンスターだった。今まで闘ってきたモンスターよりも一段と早く力強かった。
物凄い速さの突進をジンは避け剣を振りかぶる。
だがそのモンスターはすぐ向きを変えジンに拳をいれる。
それをジンはギリギリの所で避けて距離を取る。
お互い互角の実力だった。
ランは自分の番をじっと待っていた。
次はジンから攻撃を仕掛ける。
縦に剣を降ると見せかけて横一線に剣を降る。
そのフェイントにモンスターは騙され一撃食らう。だが怯まず蹴りをジンへお見舞する。
両者とも一撃ずつ貰い再び距離をとる。
一撃を食らったジンはランと変わり次はランの番となった。
ランは弓わら装備しており、近距離の相手とは相性が悪かった。
だがランはそれを克服したいと思っていた。
距離を取った攻撃しか当てられないのではこの先自分は役に立たないと思い接近されても反撃ができるようにいろいろな方法を考えていた。
モンスターがランへと近づき、それに対してランは後ろへジャンプしつつ距離をとり矢を放っていた。
その矢をモンスターは弾き飛ばし距離を詰めていく。
ランは二本の矢を同時に打った後、直ぐに三本目の矢を放つ。
最初の二本は防がれるが三本目の矢を避けることができず足に命中する。
だがモンスターはそれに屈せずランへ向かっていく。
距離を詰められたランは弓をしまい、昨日こっそりと買っていた短剣を腰からとりだした。
ランはその短剣で切りかかるがまだ初めて使う剣に慣れておらず簡単によけられてしまう。
そしてモンスターは反撃し蹴りをいれる。
なんとか反応してガードするがもろに食らってしまう。
一旦距離をとりジンと協力する事に決めた。
「私が弓で意識を撹乱させるわ! そこを突いて!」
「わかった!」
そしてランは弓へと持ち替えて矢を次々と放っていく。
モンスターがそれを防いでいるうちにジンが近寄りモンスターの首に切りかかる。
その一撃は綺麗に決まりモンスターの首が落ちるのと同時にモンスターが消える。
二人は「やったね!」と言いながらハイタッチをして喜び合う。
ダイコ達もそれに拍手をして褒めた。
その後も強い相手と闘っていき、夜を迎えた。
この日はテントで野宿する事に決まり、見張りの順番と料理を作る人を決めるのであった。
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コメント
牙羅守
弓わら→弓をでは無いですか?