努力次第で異世界最強 ~喰えば喰うほど強くなる~
13話:初めてのクエスト
「まぁ分かってたけどな」
俺が目が覚めてみると俺が被っていた毛布の中にメルが入りこんでいた。
俺はメルを起こさないようにそっと毛布から出るとズレてしまった毛布をメルにかけなおしてやった。
「さて、どうするかなぁ」
本来であれば他の迷宮をさっさと回って神の力を手に入れた後すぐにでも神を殺したいところだが神がどこにいるのかも分からないのでそうもいかない。かといって時間を無駄に潰していても仕方がないので俺はこれからどうするかを考えていた。
とりあえずは魔物を喰いながら強くなっていくというのを目的として旅をしていこうか。
◇
「おはよぉー」
メルが寝ぼけた声を出しながら毛布から這い出てきた。
「あぁ、おはよう。朝飯でも食いに行こうか」
俺は起きてきたメルにそう声をかけて寝巻きから服に着替えてから2人で朝飯を食べるために宿屋から外に出た。
「久しぶりに米を食いたいなぁ」
この世界に来てからほとんど魔物の肉や硬いパンや味の薄いスープしか食べてこなかったから日本で食べた米が恋しくなってきた。
「コメというものがどういうものなのかは知らぬがクロがいうからには美味なのだろうな」
「まぁな、この世界に米があるのか知らんけど」
この世界で米を探すのも有りだな。俺は肉も好きだけど寿司も大好きなんだよなぁ、まぁ一番好きなのはラーメンなんだけどな!
それはともかくとしてギルドの中にある飯屋だからそれなりに美味いと思ったんだが硬いパンと薄味のスープなのは変わらなかった。
「これは俺たちで魔物を狩って料理した方が美味い飯が食えそうだな」
いくら魔物を喰える俺でも流石にこれからも生肉のまま食べるのは避けたいところだ。
火の魔法で焼くのもいいがそれだけだと多分その内飽きそうだからなぁ。ちゃんと料理が出来る人が欲しいなぁ、とは言ってもメルに料理ができるとは露ほども思ってはいないのでもう一人くらい仲間を増やすのもありかもしれない。
「まぁとりあえず今日は魔物を狩りに行くか」
「そうじゃな、この飯屋はあまり美味いとは思えん。これだったら魔物を食っている方がまだましじゃな」
そう決めた俺たちは依頼を受けるためにギルドにある依頼が貼ってある依頼ボードへと向かった。
◇
「いい感じのクエスト無いもんかなぁ」
俺たちが受けられるクエストはAランク以下のクエストだからAランクのクエストを受けようと思ったのだが貼ってあるクエストはオークキングというオークの進化個体の討伐やオーガ5体の角を採取してくるなどしか無かった。
俺の固有スキルである【喰種】は魔物ならば一部分でも喰えばそいつのステータスやスキルを“奪う”事が出来る、つまり食えなければダメなのだ。
オークキングなんて気色悪い魔物食いたくないけれどまぁ結局は豚だから食えるっちゃ食えるんだろう。
でもオーガは違う、オーガなんて皮膚が固くて食えたもんじゃない。しかもステータスやスキルを奪うなら強い個体の方がいいのだからオークキングを討伐した方がいいと思ったので俺はオークキングの討伐というクエストを受けることにした。
「オークキングの討伐ってクエストを受けようと思うんだけどメルはそれでいいか?」
「妾はいつでもクロについていくのだからクロがそれを受けたいと思ったのならそれで良い」
メルからの了承も得たので早速オークキングの討伐を受けることにした俺は依頼書を持って受付へ行った。
「あのーこのクエストを受けたいんですが?」
「はい。では、ギルドカードを出して下さい」
「はい」
俺がギルドカードを出すと受付のお姉さんが何やら魔道具のようなものにギルドカードを通した。
「クロさんですね。昨日にAランククエストのフレイムナーガの討伐というのを受注しておられますがそちらはどうしますか?」
そうか、そう言えば昨日登録したあとに受注しておいたんだった。
「これって2つ一気にやるのって大丈夫ですか?」
「はい。それは大丈夫なのですがクロさんはBランクの冒険者ですのでAランクのクエストを2つ一気に受けるのでしたらそれが失敗した時の違約金が払えない場合は奴隷落ちになりますがよろしいのでしょうか?」
「えぇ、大丈夫です」
「では、クエストの詳細を説明させていただきます。先にフレイムナーガの方から、フレイムナーガはセルライト平原に生息していますので討伐しましたらできるのでしたら全身を無理でしたら牙を折ってギルドにお持ち帰りください。オークキングの方はヘンゼルの森で集落を作っているので討伐をお願いします」
受付のお姉さんから説明を受けた俺たちはこの国から近いフレイムナーガの方から済ませる事にした。
◇
フレイムナーガを討伐するためにセルライト平原へ来た俺たちだがフレイムナーガが全然見当たらない。
他の魔物なら例えばスライムやゴブリンなどはたくさん出てきたので倒したのだが流石にゴブリンを食べることは生理的に無理だった。なのでスライムだけを食べることにしたのだが
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
クロ=ガルテ=ロード/クロギ=レン 
レベル252/???
体力=5 (+241030)
物攻=5 (+240970)
物防=5 (+240930)
魔力=5 (+240550)
魔攻=5 (+240760)
魔防=5 (+240850)
《スキル》
【喰種(固有)】
=派生[+魔力操作EX][+身体強化EX]
[+全魔法適性EX][+全魔法耐性EX][+剣技EX][+物質具現化][+物理攻撃耐性EX]
[+再生魔法][+自己再生EX][+天翔EX][+宝物庫]
[+気配感知EX][+魔力感知EX][+魔神化][+竜神化][+魔眼][+竜眼][+超嗅覚][+超聴覚][+異空間]
[+空間魔法(固有)]
【言語理解EX】
《称号》
『喰種』『魔神』『竜神』『召喚者』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ステータスは全てが10ずつ上がっただけなのだがスキルに[異空間]というのが増えていた。スライムにしては凄そうなスキルだが[竜眼]で確認したところ[宝物庫]と効果は何も変わらなかった。ただ容量が[宝物庫]よりも多かった。[宝物庫]が車庫1つ分くらいの大きさなのに対して[異空間]は無制限だった。
「これは中々便利なスキルを手に入れたな」
[宝物庫]にはクラスメイトの死体が入れてるからなるべく他のものを入れたくなかったからなぁ。
ここで[異空間]のスキルを手に入れたのは大きいな。
「てゆーかフレイムナーガの討伐に来たのに何で出てこないんだよ」
「妾も魔眼を使って探しておるがこの近くにはおらぬようだぞ」
メルの魔眼を使っても見つからないって事はこの近くにはいないんだろう。
「じゃあ先にオークキングの方へ行こうか」
「うむ」
フレイムナーガが見つからなかったので俺たちは先にオークキングの討伐をする事にした。
俺が目が覚めてみると俺が被っていた毛布の中にメルが入りこんでいた。
俺はメルを起こさないようにそっと毛布から出るとズレてしまった毛布をメルにかけなおしてやった。
「さて、どうするかなぁ」
本来であれば他の迷宮をさっさと回って神の力を手に入れた後すぐにでも神を殺したいところだが神がどこにいるのかも分からないのでそうもいかない。かといって時間を無駄に潰していても仕方がないので俺はこれからどうするかを考えていた。
とりあえずは魔物を喰いながら強くなっていくというのを目的として旅をしていこうか。
◇
「おはよぉー」
メルが寝ぼけた声を出しながら毛布から這い出てきた。
「あぁ、おはよう。朝飯でも食いに行こうか」
俺は起きてきたメルにそう声をかけて寝巻きから服に着替えてから2人で朝飯を食べるために宿屋から外に出た。
「久しぶりに米を食いたいなぁ」
この世界に来てからほとんど魔物の肉や硬いパンや味の薄いスープしか食べてこなかったから日本で食べた米が恋しくなってきた。
「コメというものがどういうものなのかは知らぬがクロがいうからには美味なのだろうな」
「まぁな、この世界に米があるのか知らんけど」
この世界で米を探すのも有りだな。俺は肉も好きだけど寿司も大好きなんだよなぁ、まぁ一番好きなのはラーメンなんだけどな!
それはともかくとしてギルドの中にある飯屋だからそれなりに美味いと思ったんだが硬いパンと薄味のスープなのは変わらなかった。
「これは俺たちで魔物を狩って料理した方が美味い飯が食えそうだな」
いくら魔物を喰える俺でも流石にこれからも生肉のまま食べるのは避けたいところだ。
火の魔法で焼くのもいいがそれだけだと多分その内飽きそうだからなぁ。ちゃんと料理が出来る人が欲しいなぁ、とは言ってもメルに料理ができるとは露ほども思ってはいないのでもう一人くらい仲間を増やすのもありかもしれない。
「まぁとりあえず今日は魔物を狩りに行くか」
「そうじゃな、この飯屋はあまり美味いとは思えん。これだったら魔物を食っている方がまだましじゃな」
そう決めた俺たちは依頼を受けるためにギルドにある依頼が貼ってある依頼ボードへと向かった。
◇
「いい感じのクエスト無いもんかなぁ」
俺たちが受けられるクエストはAランク以下のクエストだからAランクのクエストを受けようと思ったのだが貼ってあるクエストはオークキングというオークの進化個体の討伐やオーガ5体の角を採取してくるなどしか無かった。
俺の固有スキルである【喰種】は魔物ならば一部分でも喰えばそいつのステータスやスキルを“奪う”事が出来る、つまり食えなければダメなのだ。
オークキングなんて気色悪い魔物食いたくないけれどまぁ結局は豚だから食えるっちゃ食えるんだろう。
でもオーガは違う、オーガなんて皮膚が固くて食えたもんじゃない。しかもステータスやスキルを奪うなら強い個体の方がいいのだからオークキングを討伐した方がいいと思ったので俺はオークキングの討伐というクエストを受けることにした。
「オークキングの討伐ってクエストを受けようと思うんだけどメルはそれでいいか?」
「妾はいつでもクロについていくのだからクロがそれを受けたいと思ったのならそれで良い」
メルからの了承も得たので早速オークキングの討伐を受けることにした俺は依頼書を持って受付へ行った。
「あのーこのクエストを受けたいんですが?」
「はい。では、ギルドカードを出して下さい」
「はい」
俺がギルドカードを出すと受付のお姉さんが何やら魔道具のようなものにギルドカードを通した。
「クロさんですね。昨日にAランククエストのフレイムナーガの討伐というのを受注しておられますがそちらはどうしますか?」
そうか、そう言えば昨日登録したあとに受注しておいたんだった。
「これって2つ一気にやるのって大丈夫ですか?」
「はい。それは大丈夫なのですがクロさんはBランクの冒険者ですのでAランクのクエストを2つ一気に受けるのでしたらそれが失敗した時の違約金が払えない場合は奴隷落ちになりますがよろしいのでしょうか?」
「えぇ、大丈夫です」
「では、クエストの詳細を説明させていただきます。先にフレイムナーガの方から、フレイムナーガはセルライト平原に生息していますので討伐しましたらできるのでしたら全身を無理でしたら牙を折ってギルドにお持ち帰りください。オークキングの方はヘンゼルの森で集落を作っているので討伐をお願いします」
受付のお姉さんから説明を受けた俺たちはこの国から近いフレイムナーガの方から済ませる事にした。
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フレイムナーガを討伐するためにセルライト平原へ来た俺たちだがフレイムナーガが全然見当たらない。
他の魔物なら例えばスライムやゴブリンなどはたくさん出てきたので倒したのだが流石にゴブリンを食べることは生理的に無理だった。なのでスライムだけを食べることにしたのだが
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クロ=ガルテ=ロード/クロギ=レン 
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体力=5 (+241030)
物攻=5 (+240970)
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魔力=5 (+240550)
魔攻=5 (+240760)
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《スキル》
【喰種(固有)】
=派生[+魔力操作EX][+身体強化EX]
[+全魔法適性EX][+全魔法耐性EX][+剣技EX][+物質具現化][+物理攻撃耐性EX]
[+再生魔法][+自己再生EX][+天翔EX][+宝物庫]
[+気配感知EX][+魔力感知EX][+魔神化][+竜神化][+魔眼][+竜眼][+超嗅覚][+超聴覚][+異空間]
[+空間魔法(固有)]
【言語理解EX】
《称号》
『喰種』『魔神』『竜神』『召喚者』
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ステータスは全てが10ずつ上がっただけなのだがスキルに[異空間]というのが増えていた。スライムにしては凄そうなスキルだが[竜眼]で確認したところ[宝物庫]と効果は何も変わらなかった。ただ容量が[宝物庫]よりも多かった。[宝物庫]が車庫1つ分くらいの大きさなのに対して[異空間]は無制限だった。
「これは中々便利なスキルを手に入れたな」
[宝物庫]にはクラスメイトの死体が入れてるからなるべく他のものを入れたくなかったからなぁ。
ここで[異空間]のスキルを手に入れたのは大きいな。
「てゆーかフレイムナーガの討伐に来たのに何で出てこないんだよ」
「妾も魔眼を使って探しておるがこの近くにはおらぬようだぞ」
メルの魔眼を使っても見つからないって事はこの近くにはいないんだろう。
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