努力次第で異世界最強 ~喰えば喰うほど強くなる~
2話:ステータス確認
一応もう少しの間は、毎日投稿しようと思っていますので皆さん毎日確認していただけると嬉しいです!
なんだここは?
遺跡?のような所に俺たちは倒れていた。
足元には先程見たのと同じような魔法陣が掘ってあり、紫色に薄く輝いていた。
みんなも少しずつ意識を取り戻していて、そのうちの何人かは自分が置かれている状況を理解するために周りを見渡して確認していた。
「・・・ここは、どこだ?」
誰かが呟いたその言葉を皮切りに今まで黙ってしまっていた人達も一緒になって混乱してしまった。
男子は一部興奮している者もいるが、みんな一様に口々に不満や疑問を言葉にしていた。
女子は泣いている者もいれば今の状況に怯えている者がほとんどで、それをきょーこちゃんと香織が宥めていた。その向こうには泣いてしまった桜坂さんを達也が必死に落ち着かせているのが見えた。
かと言う俺も少し混乱してしまっていた。
こんな状況にいきなり直面して混乱しないやつがいるんだったらここへ来い、俺が変わってやる。
まぁ理解できない訳では無い。これは異世界召喚というやつだろう。ライトノベルを読んでいる時に何度かこの手のものを読んだことがある。こういうジャンルは嫌いではないが、どこかで自分には起きるはずもないフィクションの話であると思っていた。
いや、普通はフィクションだ。ただ、いざ自分に起きたことに夢だ何だと理由を押し付けるつもりもない。
起きてしまったことは仕方ないのだ。問題は召喚されたこの世界で何をするかという事とどうやったら帰れるかを探る事だ。とは言え理解はできても納得などできる訳もなく俺も少し考え込んでしまっていた。
それが俺が不安になっているように見えたのだろう、先程まで女子達を宥めていた香織がこっちへ近づいてくるのが見えた。
「レン、大丈夫?」
「あぁ、まぁ何をもって大丈夫と言っていいのか分からんが大丈夫だ。俺の事はいいからまだ泣いてしまっている女子達に声をかけてやってくれ。」
「うん、とは言っても私も今の状況に対応できてるわけじゃないんだけどね。レンが不安そうに見えたからね。今までレンが不安そうなのって見た事なかったからちょっと大丈夫かなって思って声かけたんだけど大丈夫そうだね!」
「まーな、香織も無理するなよ?香織が倒れちゃったら元も子もないんだからな」
「うん、分かってる。レンも無理しないでね?」
そんな話をしていると魔法陣の明かりしかなく見えなかったが奥の方にある重苦しい頑丈そうな鉄の扉が開いていた。
そしてそこから入ってきた杖を持った人達が何かを唱えると壁際にあったロウソクに火が灯った。
そして、魔法陣の真正面にあった玉座の様なところに王様みたいな人が座り、その周りに騎士のような格好をした人達が剣を地面に刺して配置につくと王様みたいな人がその口を開いた。
「みなの者。我はこの国バルトラの王、デルト=レ=バルトラである。いきなりこのような場所に呼び出した事をまずは謝罪しよう。しかし、みなを呼んだのは他でもないこの国に危機が迫っているからだということを理解してもらいたい。ここにいるライナスはこの国の騎士長を務めているものだ。お前達の教育係にも任命されている。ライナス、みなに例のものを配れ」
「ハッ!」
紹介されたライナスという男が俺達と玉座の中程に立ちこう言った。
「先程ご紹介に預かったパウロ=ライナスだ。パウロと呼んでもライナスと呼んでもどちらでも構わない。
先程聞いた通り私はこの国の騎士長を務めている。
君たちには私から剣術を筆頭に魔法、体術、回避術などを教えていくので頭に置いておいてくれ。
そこで、君たちに何が向いているのかを把握するために今から配るステータスプレートにある魔法陣にふれてみてくれ。そのステータスプレートには自分の現在のレベルや能力、更には持っているスキルなどが表示される。
このステータスプレートには初めて触った者のステータスしか表示されないのでこの世界では身分や能力を証明するものにもなるので肌身離さず持っていてくれ。君たちは召喚された際にあらかじめ【言語理解】というスキルを取得できるように設定してある。この国以外の人族が発する言語なら何でも分かる、そして自分が伝えたい事も勝手にその者が話す言語に変えてくれるのでとても便利なスキルだ。ステータスの基準値としては私は平均で1500程度でレベルは82だ。普通の騎士だとレベルは50くらいでステータスは平均500を上回る程度だ。ちなみに一般人のステータスは大抵の場合レベルは1でステータスは平均50くらいだ。お前達はレベル1のはずだから100を超えたら良いくらいだ。」
そして、配られたステータスプレートなるものを裏返したり、折ろうとしてみたり、やれそうな事を色々確かめてからステータスプレートの真ん中にある魔法陣に触れてみた。するとステータスプレートから浮かび上がるように文字が表示されてきた。
 
クロギ=レン  レベル1/100
体力=5
物攻=5
物防=5
魔力=5
魔攻=5
魔防=5
《スキル》
【??】【言語理解】
《称号》
『召喚者』
ステータスが一般人に負けている…だと…?
いや、でもスキル欄に【??】と表示されているスキルを持っているのでマシなほうではなのかな?
「達也のステータスプレート見してくれよ!」
「おう、いいぜ!じゃあ俺の見ていいからレンのも見せてくれよ」
「分かった」
と言いながら自分のを渡しながら達也のを受け取って、ステータスプレートを見てみると
マツノ=タツヤ レベル1/100
体力=500
物攻=500
物防=500
魔力=500
魔攻=500
魔防=500
《スキル》
【英雄(固有)】【ウェポン・マスター】【修羅】【魔術師】【全魔道】【全魔法耐性】【全武器耐性】
【言語理解】
《称号》
『勇者』『召喚者』
な、何だこいつ。ステータス値が化け物過ぎるだろ!
レベル1の状態でレベル50の騎士と同じステータスとか
おかしいだろ。俺のステータスの100倍くらいあるじゃねーか!
「お前、ステータス悪いな」
「まぁな。ってか何でお前のステータスがこんなにいいんだよ!」
「知らねーよ。まぁお前が危ない状況になったら俺が助けてやるよ!」
「あ、あぁ」
お互いのステータスプレートを見終わったので返していると
「おぉ、これは!素晴らしいステータスにスキルを合わせ持っている。まさに勇者だな!」
と、ライナスさんが絶賛しているのが聞こえてきた。
達也も満更でもないようで顔はとても嬉しそうだ。
「どうしたの達也くん」
「あぁ、香織か。達也のステータスが凄すぎてな」
「そうなんだ。レンのも見せてよ」
「じゃあ香織のも見せてくれ」
香織が言ってきたのでステータスプレートを渡し、香織のを見させてもらうと
アマミヤ=カオリ レベル1/100
体力=300
物攻=100
物防=100
魔力=500
魔攻=300
魔防=300
《スキル》
【癒しの心】【光魔道】【光の付与】【白魔道】
【言語理解】
《称号》
『白魔道士』『召喚者』
香織も達也には劣っているものの俺の50倍近くある。
しかも回復魔法使いって確か凄く貴重な魔法だった気がする。
香織も俺のステータスプレートを見終わったようで声をかけようとすると
「レン、気にしないでいいからね?例えステータスが悪くてもレンはレンなんだから!」
「あぁ別に気にしてないよ」
「うん。あ、これ返すね」
自分のステータスプレートを返してもらってからそんな言葉を交わしあってから香織とはなれる。
それから周りを見ていると桜坂さんに話しかけられた。
「レン君」
「桜坂さん、どうしたの?」
「レン君のステータス見たいなって思って」
「いいよ。桜坂さんも見せてくれる?」
「うん」
お互い了承し合ってからステータスプレートを借りて見せてもらうと
オウサカ=ハルカ レベル1/100
体力=300
物攻=100
物防=100
魔力=500
魔攻=300
魔防=300
《スキル》
【水の付与】【水魔道】【水魔術】【回復魔法】【水精の導き】【言語理解】
《称号》
『水魔道士』『召喚者』
桜坂さんも香織と同じステータスでどうやら水魔法に特化しているみたいだ。
にしても、3人ともステータスがおかしいだろ!
俺だけ一般人以下ってなんだよ!
と、憤っていると桜坂さんが見終わったようで俺に話しかけてきた。
「レンくん、これ返すね」
「あ、あぁ」
「レンくんは気にしないでいいからね。私じゃ頼りにならないかもしれないけど、一緒に頑張ろうね」
「ありがとな」
みんながお互いのステータスプレートを確認し合っているとライナスさんに声をかけられた。
「親しい者とは確認し合ったかな?そのステータスプレートをこちらで見させてもらって明日からそれぞれの訓練に割り当てるので私に見せてもらえるかな?」
と言われたのでみんなはライナスさんの前に一列に並んで順番にライナスさんに見せていく中、ついに俺の番が回ってきた。
「お前はクロギ=レンか。ステータスは……悪いな。
このステータスでは騎士の訓練は無理だな。レンは明日は一般兵に混ざってもらおうか」
みんなが騎士や魔術師の訓練に割り当てられていく中、俺だけは一般兵に混ざっての訓練となった。
プロローグに追いつくにはあと何話必要かな?
小説家になろうにも同じ題名で投稿していますのでそちらもよろしくお願いします!
なんだここは?
遺跡?のような所に俺たちは倒れていた。
足元には先程見たのと同じような魔法陣が掘ってあり、紫色に薄く輝いていた。
みんなも少しずつ意識を取り戻していて、そのうちの何人かは自分が置かれている状況を理解するために周りを見渡して確認していた。
「・・・ここは、どこだ?」
誰かが呟いたその言葉を皮切りに今まで黙ってしまっていた人達も一緒になって混乱してしまった。
男子は一部興奮している者もいるが、みんな一様に口々に不満や疑問を言葉にしていた。
女子は泣いている者もいれば今の状況に怯えている者がほとんどで、それをきょーこちゃんと香織が宥めていた。その向こうには泣いてしまった桜坂さんを達也が必死に落ち着かせているのが見えた。
かと言う俺も少し混乱してしまっていた。
こんな状況にいきなり直面して混乱しないやつがいるんだったらここへ来い、俺が変わってやる。
まぁ理解できない訳では無い。これは異世界召喚というやつだろう。ライトノベルを読んでいる時に何度かこの手のものを読んだことがある。こういうジャンルは嫌いではないが、どこかで自分には起きるはずもないフィクションの話であると思っていた。
いや、普通はフィクションだ。ただ、いざ自分に起きたことに夢だ何だと理由を押し付けるつもりもない。
起きてしまったことは仕方ないのだ。問題は召喚されたこの世界で何をするかという事とどうやったら帰れるかを探る事だ。とは言え理解はできても納得などできる訳もなく俺も少し考え込んでしまっていた。
それが俺が不安になっているように見えたのだろう、先程まで女子達を宥めていた香織がこっちへ近づいてくるのが見えた。
「レン、大丈夫?」
「あぁ、まぁ何をもって大丈夫と言っていいのか分からんが大丈夫だ。俺の事はいいからまだ泣いてしまっている女子達に声をかけてやってくれ。」
「うん、とは言っても私も今の状況に対応できてるわけじゃないんだけどね。レンが不安そうに見えたからね。今までレンが不安そうなのって見た事なかったからちょっと大丈夫かなって思って声かけたんだけど大丈夫そうだね!」
「まーな、香織も無理するなよ?香織が倒れちゃったら元も子もないんだからな」
「うん、分かってる。レンも無理しないでね?」
そんな話をしていると魔法陣の明かりしかなく見えなかったが奥の方にある重苦しい頑丈そうな鉄の扉が開いていた。
そしてそこから入ってきた杖を持った人達が何かを唱えると壁際にあったロウソクに火が灯った。
そして、魔法陣の真正面にあった玉座の様なところに王様みたいな人が座り、その周りに騎士のような格好をした人達が剣を地面に刺して配置につくと王様みたいな人がその口を開いた。
「みなの者。我はこの国バルトラの王、デルト=レ=バルトラである。いきなりこのような場所に呼び出した事をまずは謝罪しよう。しかし、みなを呼んだのは他でもないこの国に危機が迫っているからだということを理解してもらいたい。ここにいるライナスはこの国の騎士長を務めているものだ。お前達の教育係にも任命されている。ライナス、みなに例のものを配れ」
「ハッ!」
紹介されたライナスという男が俺達と玉座の中程に立ちこう言った。
「先程ご紹介に預かったパウロ=ライナスだ。パウロと呼んでもライナスと呼んでもどちらでも構わない。
先程聞いた通り私はこの国の騎士長を務めている。
君たちには私から剣術を筆頭に魔法、体術、回避術などを教えていくので頭に置いておいてくれ。
そこで、君たちに何が向いているのかを把握するために今から配るステータスプレートにある魔法陣にふれてみてくれ。そのステータスプレートには自分の現在のレベルや能力、更には持っているスキルなどが表示される。
このステータスプレートには初めて触った者のステータスしか表示されないのでこの世界では身分や能力を証明するものにもなるので肌身離さず持っていてくれ。君たちは召喚された際にあらかじめ【言語理解】というスキルを取得できるように設定してある。この国以外の人族が発する言語なら何でも分かる、そして自分が伝えたい事も勝手にその者が話す言語に変えてくれるのでとても便利なスキルだ。ステータスの基準値としては私は平均で1500程度でレベルは82だ。普通の騎士だとレベルは50くらいでステータスは平均500を上回る程度だ。ちなみに一般人のステータスは大抵の場合レベルは1でステータスは平均50くらいだ。お前達はレベル1のはずだから100を超えたら良いくらいだ。」
そして、配られたステータスプレートなるものを裏返したり、折ろうとしてみたり、やれそうな事を色々確かめてからステータスプレートの真ん中にある魔法陣に触れてみた。するとステータスプレートから浮かび上がるように文字が表示されてきた。
 
クロギ=レン  レベル1/100
体力=5
物攻=5
物防=5
魔力=5
魔攻=5
魔防=5
《スキル》
【??】【言語理解】
《称号》
『召喚者』
ステータスが一般人に負けている…だと…?
いや、でもスキル欄に【??】と表示されているスキルを持っているのでマシなほうではなのかな?
「達也のステータスプレート見してくれよ!」
「おう、いいぜ!じゃあ俺の見ていいからレンのも見せてくれよ」
「分かった」
と言いながら自分のを渡しながら達也のを受け取って、ステータスプレートを見てみると
マツノ=タツヤ レベル1/100
体力=500
物攻=500
物防=500
魔力=500
魔攻=500
魔防=500
《スキル》
【英雄(固有)】【ウェポン・マスター】【修羅】【魔術師】【全魔道】【全魔法耐性】【全武器耐性】
【言語理解】
《称号》
『勇者』『召喚者』
な、何だこいつ。ステータス値が化け物過ぎるだろ!
レベル1の状態でレベル50の騎士と同じステータスとか
おかしいだろ。俺のステータスの100倍くらいあるじゃねーか!
「お前、ステータス悪いな」
「まぁな。ってか何でお前のステータスがこんなにいいんだよ!」
「知らねーよ。まぁお前が危ない状況になったら俺が助けてやるよ!」
「あ、あぁ」
お互いのステータスプレートを見終わったので返していると
「おぉ、これは!素晴らしいステータスにスキルを合わせ持っている。まさに勇者だな!」
と、ライナスさんが絶賛しているのが聞こえてきた。
達也も満更でもないようで顔はとても嬉しそうだ。
「どうしたの達也くん」
「あぁ、香織か。達也のステータスが凄すぎてな」
「そうなんだ。レンのも見せてよ」
「じゃあ香織のも見せてくれ」
香織が言ってきたのでステータスプレートを渡し、香織のを見させてもらうと
アマミヤ=カオリ レベル1/100
体力=300
物攻=100
物防=100
魔力=500
魔攻=300
魔防=300
《スキル》
【癒しの心】【光魔道】【光の付与】【白魔道】
【言語理解】
《称号》
『白魔道士』『召喚者』
香織も達也には劣っているものの俺の50倍近くある。
しかも回復魔法使いって確か凄く貴重な魔法だった気がする。
香織も俺のステータスプレートを見終わったようで声をかけようとすると
「レン、気にしないでいいからね?例えステータスが悪くてもレンはレンなんだから!」
「あぁ別に気にしてないよ」
「うん。あ、これ返すね」
自分のステータスプレートを返してもらってからそんな言葉を交わしあってから香織とはなれる。
それから周りを見ていると桜坂さんに話しかけられた。
「レン君」
「桜坂さん、どうしたの?」
「レン君のステータス見たいなって思って」
「いいよ。桜坂さんも見せてくれる?」
「うん」
お互い了承し合ってからステータスプレートを借りて見せてもらうと
オウサカ=ハルカ レベル1/100
体力=300
物攻=100
物防=100
魔力=500
魔攻=300
魔防=300
《スキル》
【水の付与】【水魔道】【水魔術】【回復魔法】【水精の導き】【言語理解】
《称号》
『水魔道士』『召喚者』
桜坂さんも香織と同じステータスでどうやら水魔法に特化しているみたいだ。
にしても、3人ともステータスがおかしいだろ!
俺だけ一般人以下ってなんだよ!
と、憤っていると桜坂さんが見終わったようで俺に話しかけてきた。
「レンくん、これ返すね」
「あ、あぁ」
「レンくんは気にしないでいいからね。私じゃ頼りにならないかもしれないけど、一緒に頑張ろうね」
「ありがとな」
みんながお互いのステータスプレートを確認し合っているとライナスさんに声をかけられた。
「親しい者とは確認し合ったかな?そのステータスプレートをこちらで見させてもらって明日からそれぞれの訓練に割り当てるので私に見せてもらえるかな?」
と言われたのでみんなはライナスさんの前に一列に並んで順番にライナスさんに見せていく中、ついに俺の番が回ってきた。
「お前はクロギ=レンか。ステータスは……悪いな。
このステータスでは騎士の訓練は無理だな。レンは明日は一般兵に混ざってもらおうか」
みんなが騎士や魔術師の訓練に割り当てられていく中、俺だけは一般兵に混ざっての訓練となった。
プロローグに追いつくにはあと何話必要かな?
小説家になろうにも同じ題名で投稿していますのでそちらもよろしくお願いします!
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