病院

次の日のお昼。

ふらふらする感覚や精神的ショックが強い僕は掛かりつけの心療内科に通院した。

あの事故の日以来に乗る車。

僕は恐怖を感じたのを覚えている。

お昼に電話がかかってきた。

「お父さん」

「今からでも病院間に合うか？」

お父さんが病院へと連れて行ってくれた。

病院までの道のりはとても怖かった。

お父さんはダンプカーの運転手をしているから運転には自信がある。

だけど僕は「車」が怖くなっていたんだ。

病院に到着するが、体のふらつきは治らない。

「すみません。ベッドで休んでいいですか？」

僕は看護婦さんに聞く。

看護婦さんはベッドの準備を始めて僕はそこに横になる。

お父さんも駆けつける。

あの事故の日のようにお父さんと僕に会話はない。

「月島さん」

しばらくすると僕の診察の番がやってくる。

僕は意識が朦朧としながらも診察室に入る。

診察室ではお医者さんとの話が始まるが、大概は覚えていない。

薬を受け取りお金の精算を済まして家に帰る。

気がつくと家に着いていた。

ご飯を食べ、SEKAI NO OWARIのDVDを横になりながらみているといつの間にか眠りについていた。

多分睡眠薬の影響もあるんだろう。

朝起きてそんなことを感じたのを覚えている。