花
数ヶ月前からの出来事。
数ヶ月前から僕は眠れなくなっていった。
お医者さんからは「眠れるように」と出された睡眠薬を飲んでは寝る生活が続いている。
睡眠薬を飲むと僕は眠りにつく。
気が付けばもうお昼だ。
睡眠薬に頼らないようにしようとすると眠れない。
夜4時頃寝ては夕方まで眠る生活が続いていた。
そんな中での事故。
僕の頭は真っ白に染まっていた。
あの滑った雪のように。
まるで僕の人生は雪に埋もれていた。
「いっそこんな人生…」
そんなことさえ思うようになった。
明日また起きたら何か始めてみよう。
だけど眠れなくて、起きれなくて朝日と夕日は沈むんだ。
「がんばれ」
その言葉が僕を苦しめるんだ。
「いいかい。君は病気だから」とお医者さんがくれた薬を飲めば深い眠りに落ちるんだ。
お父さんや弟からは「もっと大きな病院で診てもらったら?」と勧められる。
もし大きな病院に掛かり入院になったらどうしよう?
そこは監獄なのかな?
それとも僕にとっていいのかな?
そんなことを考えることが増えた。
話は戻り僕は春香にラインをした。
「春香」
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