月島 祐

ある朝

そんな専門学校での生活が続いたある朝の出来事。


学校に行けない。


朝僕を襲ったのは、心臓のドキドキ、それも不安の強いドキドキだ。

吐き気に不安。


僕は高校の頃に通ったことのある心療内科に受診した。


「適応障害」


下された病名はそれだった。


職場や学校など特定の場所に行こうとすると必要以上に不安になったり、ひどい時は過呼吸を起こしてしまう病気だった。


まさかそんな病気に苦しむことになるとは…


僕は家から出ることも出来ず、朝寝ては夕方起きる生活が続いた。

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