月島 祐

高校3年生

気がつけば僕は高校三年生に進級していた。


春香とは相変わらず何気ないメールを繰り返す日々。

高校三年生の夏。

僕には彼女が出来た。

名前は真央。

学年は二つ下で弟の同級生だった。


彼女が出来ると次第に春香とのメールも電話も減っていった。


僕はそれに気がつかなかった。


真央とは毎日会うようになり、取ったバイクの免許で家まで行く日々が続くようになった。



弟と同じクラスってこともありやりにくさはあったが時が経つにつれてそんなこと思わなくなっていった。



そんな高校生活にも終わりを迎えようとしている。

冬。

あの出会いから2年が過ぎていた。

僕は友達と将来について語り合ったことがある。

「僕は19歳で結婚したいな」

「19歳は早くない!?」

友達は口々にそう言う。

そんな何気ない日々を過ごした高校生活も遂に終わりを迎えた。

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