ハーレムが嫌な僕は女装して学校に行ってみたら逆効果だった件

腹黒の赤さん

色々と危険な件【後半】




 「美咲ここどこなの?」



 斗真は焦り気味に美咲に聞いた。



 「落ち着きなさいよ。ここは大丈夫よ、私の拠点みたいなものよ」



 美咲は、落ち着いた様子で淡々と喋っていた。



 「だけど、偶に危険種が出るから気おつけて…」

 「危険種って、オークとか?」

 「ウルフもいるわよ?」

 「あ、うん…」



 (ここ、本当に拠点なの!??)



 斗真は、胸に秘めたこのモヤモヤをグッと閉まった。

 斗真以外が、平然としている中、美咲のお腹がグゥーとなった。



 「お腹空いた…」



 美咲は、照れ気味に上目遣いでみんなを見つめる。



 「そ、そうね。私もお腹空いたよ!みんな食べよ」



 みんなで、昼に買い揃えた物を魔法陣のようなものに閉まっていた。

 それを取り出すためにまた、魔法陣を開き、ピカッと光り、調理するため器具と肉と野菜と果物が出てきた。



 「買い揃えておいて良かったわ」

 「そうだね。何作る?」



 ん〜、と考えてシチューとサラダを作ることにした。

なかなかな出来栄えで、みんなのお腹が一斉にぐぅ~となった。



 「じゃ、じゃあ食べましょ!」

 「「「「いただきまぁ〜す!」」」」


 一斉にお皿を持ってガッガッガッと口の中にシチューと野菜を運ぶ。

 周りには、いい香りが漂い、火がバチバチっと音がなり火花が散る。

 すぐに、食べ終えると斗真達は、そのまま寝っ転がり寝た。























 「んぅ〜……」


 斗真は、頭を抑えながら起き上がろうとした。

 だか、何故か起き上がれない。

 寝ぼけた目を一生懸命開け、周りを見る。

 なんと、左腕に美咲、右腕に二ルナ。

 お腹にフィルが寝ていた。

 だから起き上がれないんだ。

 と納得をしていたら、美咲が目を開けた。

 いつものキリッとした目ではなく、トロっとした目になっていた。

 とても色っぽく、近いからか吐息が頬にあたる。

 目が合うと自分の頬がほってりと赤くなり脈が早くなるのが分かって、クラクラする。




 「ちょっ、美咲!なんで!?」

 「なんれってもぉ〜」

 「………っ!?」



 美咲は、酔っているようだった。

 まさかと思い、二ルナとフィルも起こすとやっぱり酔っていて、何事かと思った。



 「まっ、まさか!?」




















―食べている時―



 「あれっ、こんなの入れたっけ?」



 斗真は鍋を混ぜていると思い出したように、鍋の中にキノコのようなものが入っていることに気付いた。



 「あっ、それ僕が入れたんです。美味しいから持って行きなって店の常連客から貰ったんです」

 「そーなんだ」



 斗真は、キノコが苦手だったからお皿に入れる時にわざと、自分のお皿にキノコを入れなかった。




















 ー現在ー



 「あれのせいか!」



 幸運にも、斗真だけでも正常だったことに一瞬ホッとするのもつかの間で、周りにウルフやトロールなどのモンスターに囲まれている事を思い出した。



 「え、トロールって出るって言ってな……っ!?」



 美咲と二ルナが斗真に抱きついてきた。

 妙に密着して胸元を触ってくる。



 「とうまぁー私の方がいいよね〜」

 「何を言っているのかしら、私よ〜」



 酔っ払っている様子で顔が少し赤く見える。

 辺りは、薄暗い中大騒ぎをしている。



 「ちょっ、2人共!今はそんな場合じゃあ…」

 「「斗真は黙ってて!」」



 怒られると斗真はすぐに黙り込み、辺を見渡す。

 このまま死ぬのかな…

 もう無理だ 空を見上げた途端斗真の体を囲むように、魔法陣が現れた。



 「なんだ、これ…」



 目の前に説明書が落ちてきた。1ページ開くとそこにはあの時のピンク髪の巨乳の写真が入れられていて、もう1ページ開くと言葉がズラズラと書いてあった。























更新遅くてごめんなさい…
インフルとか色々流行ってますけど全部かかってしまったぁー!
熱なうなんですよね、
面白くないと思いますがここまで読んで下さり有難うございます(´▽`)
フォロー グッド コメント よろしくお願いします_(._.)_

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