本日は性転ナリ。
After Story…My Dearest.2
「コレ…なんて読むの?」
『えっと…アメリア…サーマン?かな?』
身に覚えの無い、綺麗な筆記体で書かれたアルファベットの綴りを見つめて私は暫くその人物を頭の中から捜しだそうとする。しかしアメリア・サーマンなんて人物は私の記憶からは見つけ出すことが出来なかった。
私たちは一旦部屋に入ってその手紙の封を開けた。そして勿論、その中から出てきた手紙も英文で書かれており、私の頭を悩ませた。
「ってか誰ッ?!ホントに外人の知り合いなんて居ないんだけど!莉結頭良いから読めないの?」
『いや、私英語のテストは出来ても実用英語はちょっと…しかも筆記体だし…』
所々解読できる単語は見つけられるものの、その程度では到底手紙の内容まで理解する事は出来なかった。
そして私たちが手紙を前に頭を悩ませていると、鞄の中から"ピロン"と電子音が響いた。
「あっ、彩ちゃんだ…えっと、何これッ、うわっ何やってんの?コレ稚華さんだよね?見てよほら♪」
私の携帯の画面には彩ちゃんから送られてきた一枚の写真に何故か落ち葉に埋もれている稚華さんが映し出されていた。
『えっ何これーッ、状況が理解できないんだけどッ♪』
続けて送られてきた文章には、"写真撮れって言ったクセに撮る瞬間滑って転んだお茶目な稚華"と分かりやすいタイトルが名付けられていた。
「何やってんだろね稚華さん!」
『ホントにねっ、あっそうだ、私たちは"この手紙を解読しなさい"とか送ってみよーよ♪』
「それいい!彩ちゃんなら分かるかもしれないもんね♪」
早速手紙へ携帯を掲げると、文面を写真に保存して彩ちゃんへと送った。"解読求ム!"という言葉を添えて。
すると五分も経たないうちに彩ちゃんからの返信が届いた。
"どういう事??"
ただそれだけだった。私たちは"やっぱり彩ちゃんもダメだったかぁ"なんて話をして、"誰か読める人居ない??"と送り返した。
すると再び携帯が鳴る。彩ちゃんからの着信だった。携帯を手に取り"通話"をタップする。
『もしかして手紙の内容が分からないの?』
「そうなんだぁ…ごめんね!彩ちゃんなら分かるかなぁーって思ってさ、それでなんだけど彩ちゃんの周りに読めそうな人居ない?」
『読めそうな人も何も、読んだわよ。』
その言葉に私は思わず驚嘆の声をあげてしまう。そして彩ちゃんは"手紙の訳した文面を打って送るから待ってて"と言った後、"お兄さんは良くなりそうなの?"と思いもよらない事を言った。私は咄嗟に"うん、まぁなんとか"と誤魔化したが、疑問が残るまま、その真意は彩ちゃんの返信を待つ事にした。
暫くして彩ちゃんからメッセージが届く。その文面を見た瞬間、私は胸が強く鷲掴みされたような感覚に襲われた。
『えっと…アメリア…サーマン?かな?』
身に覚えの無い、綺麗な筆記体で書かれたアルファベットの綴りを見つめて私は暫くその人物を頭の中から捜しだそうとする。しかしアメリア・サーマンなんて人物は私の記憶からは見つけ出すことが出来なかった。
私たちは一旦部屋に入ってその手紙の封を開けた。そして勿論、その中から出てきた手紙も英文で書かれており、私の頭を悩ませた。
「ってか誰ッ?!ホントに外人の知り合いなんて居ないんだけど!莉結頭良いから読めないの?」
『いや、私英語のテストは出来ても実用英語はちょっと…しかも筆記体だし…』
所々解読できる単語は見つけられるものの、その程度では到底手紙の内容まで理解する事は出来なかった。
そして私たちが手紙を前に頭を悩ませていると、鞄の中から"ピロン"と電子音が響いた。
「あっ、彩ちゃんだ…えっと、何これッ、うわっ何やってんの?コレ稚華さんだよね?見てよほら♪」
私の携帯の画面には彩ちゃんから送られてきた一枚の写真に何故か落ち葉に埋もれている稚華さんが映し出されていた。
『えっ何これーッ、状況が理解できないんだけどッ♪』
続けて送られてきた文章には、"写真撮れって言ったクセに撮る瞬間滑って転んだお茶目な稚華"と分かりやすいタイトルが名付けられていた。
「何やってんだろね稚華さん!」
『ホントにねっ、あっそうだ、私たちは"この手紙を解読しなさい"とか送ってみよーよ♪』
「それいい!彩ちゃんなら分かるかもしれないもんね♪」
早速手紙へ携帯を掲げると、文面を写真に保存して彩ちゃんへと送った。"解読求ム!"という言葉を添えて。
すると五分も経たないうちに彩ちゃんからの返信が届いた。
"どういう事??"
ただそれだけだった。私たちは"やっぱり彩ちゃんもダメだったかぁ"なんて話をして、"誰か読める人居ない??"と送り返した。
すると再び携帯が鳴る。彩ちゃんからの着信だった。携帯を手に取り"通話"をタップする。
『もしかして手紙の内容が分からないの?』
「そうなんだぁ…ごめんね!彩ちゃんなら分かるかなぁーって思ってさ、それでなんだけど彩ちゃんの周りに読めそうな人居ない?」
『読めそうな人も何も、読んだわよ。』
その言葉に私は思わず驚嘆の声をあげてしまう。そして彩ちゃんは"手紙の訳した文面を打って送るから待ってて"と言った後、"お兄さんは良くなりそうなの?"と思いもよらない事を言った。私は咄嗟に"うん、まぁなんとか"と誤魔化したが、疑問が残るまま、その真意は彩ちゃんの返信を待つ事にした。
暫くして彩ちゃんからメッセージが届く。その文面を見た瞬間、私は胸が強く鷲掴みされたような感覚に襲われた。
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