本日は性転ナリ。
151.過去のエール
『それに私は??なに?』
「それに私は…結婚なんてしたくないからさっ♪あはははは♪」
『ホントっ?それでいいの?よーく考えて…将来のコト。30歳になったら。40歳になったら。死んでしまう直前に何を考えるのかを。』
いつに無く真剣な眼差しの莉結に私は思う。
30歳、40歳、死ぬ前だって…何回考えても、どんな時にも莉結が居てくれればいいとしか出てこないんだよッ…
だけど…それは本当のジブンと?それとも瑠衣?
どんなに考えても答えが出せない。
「それは…瑠衣に戻れば今までの生活が戻って、結婚もできて、子供だって出来ると思う。手に入るんだよね。"普通の生活"が。」
『そうだね。だけど"本当のジブン"じゃないって事なんでしょ?』
「うん…」
『レイちゃんは何て?』
「レイちゃん…そう言えばレイちゃん自身がどうしたいかは聞かなかった。」
『そう。まぁ…決めるのは本人だから人の意見に流されるようなハナシじゃないもんね。』
「うん。だけど同じ境遇のレイちゃんに相談すれば"何か"が分かるかも。」
そう思って私はレイちゃんに相談する事にしたのだ。
翌日、私はレイちゃんと待ち合わせをして近所の公園へとやってきた。
レイちゃんは花粉症持ちなのか可愛いクマのワンポイントが入ったマスクをしている。
「ごめんね。ちょっと1人じゃ考えきれなくて。」
『いいよっ♪衣瑠ねぇの役に立てるんなら"私"も嬉しい♪』
服装もとより雰囲気も急に女の子らしくなったレイちゃんに"たぶん答えは決まっているのだろう"と感じる。
「レイちゃんは…もう決まってるんだよね。」
その言葉に屈託の無い笑顔でレイちゃんは答える。
「それに私は…結婚なんてしたくないからさっ♪あはははは♪」
『ホントっ?それでいいの?よーく考えて…将来のコト。30歳になったら。40歳になったら。死んでしまう直前に何を考えるのかを。』
いつに無く真剣な眼差しの莉結に私は思う。
30歳、40歳、死ぬ前だって…何回考えても、どんな時にも莉結が居てくれればいいとしか出てこないんだよッ…
だけど…それは本当のジブンと?それとも瑠衣?
どんなに考えても答えが出せない。
「それは…瑠衣に戻れば今までの生活が戻って、結婚もできて、子供だって出来ると思う。手に入るんだよね。"普通の生活"が。」
『そうだね。だけど"本当のジブン"じゃないって事なんでしょ?』
「うん…」
『レイちゃんは何て?』
「レイちゃん…そう言えばレイちゃん自身がどうしたいかは聞かなかった。」
『そう。まぁ…決めるのは本人だから人の意見に流されるようなハナシじゃないもんね。』
「うん。だけど同じ境遇のレイちゃんに相談すれば"何か"が分かるかも。」
そう思って私はレイちゃんに相談する事にしたのだ。
翌日、私はレイちゃんと待ち合わせをして近所の公園へとやってきた。
レイちゃんは花粉症持ちなのか可愛いクマのワンポイントが入ったマスクをしている。
「ごめんね。ちょっと1人じゃ考えきれなくて。」
『いいよっ♪衣瑠ねぇの役に立てるんなら"私"も嬉しい♪』
服装もとより雰囲気も急に女の子らしくなったレイちゃんに"たぶん答えは決まっているのだろう"と感じる。
「レイちゃんは…もう決まってるんだよね。」
その言葉に屈託の無い笑顔でレイちゃんは答える。
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