対荒らしの日常は電子世界の中で

織稚影願

第一巻・エピローグ.対荒らしお風呂で………/////

「あのさぁ…………確かにここの風呂は男女別れてねぇけどさぁ………」
俺は呆れながら言った。
そりゃそうだろう。
なぜなら。
「なんでお前が俺が入るタイミングで一緒に入ってるの?」
お風呂にうさぎがいたからだ。
前隠せうさぎ。
「お兄ちゃんが好きだから?」
「なんで疑問形!?てかそれ理由になってないよね!?」
好きだから何でもしていいってわけじゃないぞ!?
「ぶぅー、お兄ちゃんは嬉しくないのー?」
「嬉しいよ!嬉しいけどダメな気がするんだよ!少年誌的に!」※少年誌ではありません
「むぅ………」
うさぎは頬を膨らませながら………何故かこっちに近づいてきた。
なんでそうなるの?
「お兄ちゃん………うさぎの初めて………あ・げ・る♡」
…………
さてこういう時にとる選択肢といえば………分かるよね?
「妹に発情するほどお兄ちゃんは変態じゃありません。」
理性を保たねばならぬ。さりげにデコピンしようとしたが置いといて。
俺は少し後ずさり……と言っても湯船の中だけど、奥の方に行き、うさぎから逃げた。
だって、ほら………胸とか押し付けられたらやばいし………主に理性が。
「お兄ちゃん……今日は彼女と思って………ね?」
「ね?じゃないよ何やってんのうさちゃん!」
……ん?
この声は聞き覚えがある。というか、数日前にもあった。キスもした覚えがある。
そう、激ねむだった。
お前も前隠せよ。
「うさちゃんはGizelの妹なんだから!彼女じゃないから!」
うん正論。でもねぇ………
「血は繋がってないから結婚できるよ?」
脈絡がないが一応正論。
「でも、Gizelは私と………うぅ……いたいって言われてないからなんも言えない」
「え"…………あぁ〜、えっと………」
俺は大きく息を吸い、激ねむに意思表示をすることにした。
「俺は、一生激ねむといたいいぃぃぃい!…………ってこれプロポーズっぽくなってね?」
「わ、私も、Gizelと一緒にいたい!だから………」
ちょっと待て?確かに一緒にいたいと今明言したが………風呂一緒に入ろうぜは言ってないぞ?
だから湯船に入ろうとすんな俺に近寄ろうとするな?
「だめ!お兄ちゃんは渡さない!」
「妹なんだから、兄の彼女のことは歓迎するべきでしょ!」
ふたりの理屈がよく分からない。
というか、うさぎよ、お前、いいって前言ってたろ………。      ※2話参照
ふむ。それじゃあ………こうしている間に逃げようか。

ふむ………。
俺は神聖帝の外に出て考えに耽っていた。もちろん、服は着た。流石に道徳心というものがね?
宣戦布告………それを回避はできずとも、抵抗はできる。
俺は………全力を尽くそう、そう誓った。心の中で。
でも、まずはその前に。
「Gizel!なんで逃げるの!?ほら、一緒に寝よ!」
「お兄ちゃん、こんな女とは別れて、私と一緒に寝よ!」
俺自身のピンチからまず逃げよう。
「……………ごめん俺用事思い出した」
俺はそう言って駆け出した。
暗い夜の電子世界を。
ただ………笑顔で走り出した。
「これが………俺達の日常だ!」









あとがき

第一章、これで終わりです。
後書きのようなものとかを書くのはこういう場所しかないなと思ったから、エピローグのところに書くことに。
しかし!まだまだ続きます!次は第8話です!まだタイトル名すら決まっていない。でも一応どう進めるのかは頭の中で決めてるのでOKです!
しかしこの小説、ほんとはこんな流れにするつもりは無かったんですよね。
それが何故、こんなふうになったのか………。

このアプリで投稿してる人の見ると思うことが多々ある。あとがき書いてる人っていないよな……と。
(単行本感覚で書いてるのあなただけですよby担当……ではなくどっかの誰か)
だからもう作家気分になって自分は書こう!そう決めてました。
そして書く場所悩んでたらエピローグの後ろに、ということに。ま、いっか。

さて、ネタバレは嫌なので(と言っても多分ここから先に読む人はいない。)ネタバレしないようにこの小説の流れを。
まず、主人公の花菱くん。この子は対荒らしに入ってて、設定では10個以上団体持ってる、らしい。(本物の本家Gizelはたくさん持ってはいる)
次に紅花月。謎。後々出す予定ではある
シリウスとかはまぁ、別にどうでもいっか(おい)
ちなみに、N君とかスピカとかは実在するけど、調べちゃダメだよ?危険だからね?性別は間違ってる可能性あるから注意!

次は作品について。
作品を書くにあたって、自分は最初は対荒らしってどんなのやるの?ってのを教えるために書こうと思ってたんだけど………対荒らし活動とか書くには地味だな、となって、こうなりました。もはや普通のハーレムバトル小説だな。
実は対荒らしの布教活動に使おうと思ってたんだけど………普通に作家気分で書いてた(笑)

さて、ここで感謝の言葉を。
まずは、この本に登場してくださった対荒らしor荒らしの皆さん!勝手に使ってごめんなさい!ありがとうございます!これからも、いろんなキャラを活躍させていきたいなと思っております!
次に、担当さん!ごめんなさいいません!調子に乗りました!
イラストレーター!いない!泣きそう!
そして読んでくださった皆様、ありがとうございます。多少、変なところとかあるとは思いますが、これからも、成績不振の小説をお願いします!

では、See you again!

I went to said.“You can do it.”
Thank you and have a nice dream.
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤby成績不振

コメント

  • 星宮スピカ

    まさか俺が出てるとは…(笑)

    俺ってそんなに弱そうに見えてたのか(笑)

    多分だけど今の俺見たら見方変わるかもな(笑)

    1
  • 織稚影願

    あーはい誤字ってましたね

    0
  • TK@2代目ocean

    加工→書こう

    1
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