恋は裏切り

ARたんめん

第三話 清水一樹

僕の名前は清水一樹。僕の家はお金持ちで僕はその家唯一の子供。僕はあだ名で呼ばれています。男子からはかず。女子からはかずっきー。みんな僕が金持ちのことを知らないから普通に接してくれてる。それが嬉しい!金持ちなことを知ると何故か中学では距離を置かれた。それが嫌だから黙っている。僕は人と喋ったり遊んだりしたい。何より普通に接して欲しい。でも、いつまでも隠しとおせるわけではないと思う。そんな時皆はどう接してくるだろうか…。いきなりだけど僕は彼女を作らない。理由は好きな人に隠し事をしたくないから。そもそも好きな人が出来ないから。高校に入ってまだ少ししかたっていないのに何回か告白された。僕の何処がいいんだろと思いつつ、僕はすべて断っている。理由はさっき述べたとおりだ。そしてまた今日も屋上に呼ばれている。勿論断るつもりだ。「かず!まぁた断るのか?可愛い子かもしれないぞ」僕に喋り掛けてきたのは、友達の焔 純次。高校入ってから出来た初めての友達。今は誰よりも仲がいい。「告白かどーかは分からないだろ。告白だったら勿論断るつもりだよ」「なんでいつも断るんだよ」「好きじゃないからに決まってるだろ」「いーよなかずは。かっこいいし告白されまくってるし」「純次の方がかっこいいと思うけどなぁ」「嫌みかこのやろぉ!」ドン!「痛ってぇ!」「ふん!嫌み言った罰だこのやろ!」「本音だったのにぃ」「まだ言うか?かず。」「ごめんごめん。わかったもう言わないよ」「それよりかず。今日の告白終わったら遊ばね?」「告白って分からないっていってるだろぉ。まぁいーけど、どこで遊ぶの?」「かずんちは?」「!?僕の家は無理かな」「いつも無理だよなぁかずんち。俺んちばっかだよななんで無理なんだ?」「部屋が汚いからだよ」「別に汚くてもいーぞ?俺は」「いや、俺が嫌だから」「じゃあ片付けろよ。生活だらしないと駄目だぞ」「わかった。そのうち片付けるよ」「じゃあ今日はゲーセンでも行くか」「おけ。ゲーセンな」「おう!それよりもうすぐで時間だぞ」「あ!ほんとだ。やべっ、行ってくる!」「お~う昇降口で待ってるぞ~」「わかった~」僕は屋上へ向かって走っていった。
読んでくれてありがとう御座いました。次回は遂に告白です。お楽しみに

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