五つの世界の神になる!?

仁龍と夜影

1章ー8.二人目の婚約者フラグと銀ランク(下)


「遅い!」
「お父様!トリスタンも急いで来てますしもうしばらく紅茶でも飲んで待ちましょう!」

ルイス王は少々…いやかなりお怒りだ、口から龍でも出てきそうだ。ルルが来てさっきから落ち着かせようとしているが全然ダメだ…

バタン!

「ルイス王!大変です!例の盗賊団が現れました!」
「なんだと!今どこにいる!!」
「今はまだ入口のあたりで戦って…[グサッ!]」
「「きゃー!」」
「あーぁ国の騎士共といえど少しくらい戦える奴がいるかと思ったが魔獣以下だな…国王さんよ騎士にも魔獣と戦わせて強化した方がいいよ?まぁあんたが逃げ切れればだけどね!」
「貴様はだれだ!」
「貴様とは酷いな〜こっちはそっちのことずっと見てきたのに…まぁ盗撮だけどね☆自己紹介といきましょうかあんたの首と財産を貰いに来ました盗賊団新月!以後お見知り置きを…」

そう答えたのは年は僕と同じか上のメガネおねーさんで背もあまり変わらず顔を隠さず、全身黒のタキシードみたいなのを着ていてる。男の僕でも一瞬かっこいいって思える女性だ…

「皐月さん!お父様を助けてください!」
「うん…いいけどさ僕、極力女の子を相手するの嫌なんだよなー罪悪感に蝕まわられる感じで」
「えっと…その、あなた誰?////」
「僕?」

さっきまでバシッと決まっていた新月のおねーさんはモジモジし始めた…女子ってわからん!

「そう、あなたよ////」
「僕は皐月、神谷皐月。神谷が…」
「ちょっと!」
「どうしたのローゼ?」
「何平然と名前教えてるんですか!」
「ダメだった?」
「ダメに決まってます!相手は盗賊団!狙われたら首を狙われ続けますよ?」
「そうか!ごめん!でもここで倒しちゃうんだしいいでしょ?」
「サラッとひどいこと言いますね!」

僕はローゼとの会話をやめ新月のおねーさんと向かい合う…

「できないことだと思うけど引いてもらえないかな?」
「それは…全然いいわ!」
「そうだよな…っておい!いいの!?」
「正確には等価交換だけどね!」
「等価交換?何を引き換えに引いてくれるんだ?」
「うーん国王と財産を見逃すから私たちを探さないことと君を貰っていく!」

バシッと指を指されたのはもちろん"僕"だ…

「それで本当に誰にも危害を加えず帰るか?」
「約束は守るのがうちのモットーよ」
「もし嫌だと言って歯向かったら?」
「もちろん皆殺し♪」
「…なら分かった。僕は君について行く!ルイス王もこの人らを探さないことを約束してください…」
「「皐月さん!」」
「ルル、ローゼいいんだよ。みんなが、いなくなるのは正直辛い…けど!みんなが死ぬ方がもっと僕には辛いから」
「皐月さん…でも!うぅ…」
「大丈夫!最後まで笑っていてよ!ローゼもルルも僕は二人の泣き顔なんて見たくないから…」
「「はい!」」

僕は二人のひまわりのように綺麗でしっかりとした笑顔を見届けたあと新月のおねーさんと一緒に城を出た…
嘘泣き中の僕がこの人について行くのには理由がある…

「お前なんであの現状で俺を選んだ?」
「あなたならこうするって分かっていたから…私らだって好きでやってるわけじゃない。この国は腐っている、貴族は自分の領土の税を上げ、富を肥やし、女を性処理道具として攫う…国はそれを見て見ぬ振りをしている。子供を育てられない人は捨て、奴隷として貴族に買われるそんな国なのよ!噂じゃあ国王は弱みを握られて政権を握っているのは側近の大臣らしいわ…私達はそんな腐っている国で富を肥やしまくったヤツらから財産を取り、孤児やお金のない村に匿名で寄付しているのよ」
「そんなことが…でも大臣が悪いんなら別にルイス王を狙わなくても…」
「それがそうもいかないの…国王は弱みを握られているとはいえ反抗するくらいは出来るはず。呪いとかじゃないからでも全て許可して悪い金が流れているわけなのよ?弱みも娘絡みでその娘も逃がしてからもずっと」
「うーんならここ僕の国にしていい?」
「うんうん!皐月の国かいいんじゃない…ってえぇ!?この国乗っ取る気なの?」
「うん☆テヘ」
「でもどうやるのよ!」
「簡単さ、あの席を譲ってもらう以上!」
「はぁ!そんなんで出来るわけ?そもそもどうやって譲らせるのよ!」
「そこは僕に任せて!そうだ名前なんていうの?」
「私はルナよ年は19よ」
「僕より年上か…」
「で作戦は何?」
「簡単だよ!僕は君に捕えられ条件として国王に向かってこういう!"こいつを返す!しかしお前は国王の座から降りてもらう!いうことを聞かなければそこのお前の娘を殺す"ってね?それがダメだったら僕の魔法をこっそり使って降ろす!」
「皐月だっけ?えげつないことを言ってるの気づいてる?」
「まぁまぁその後俺はルイス王に言って国を背負うルルのコネでな」
「皐月…悪人ぽいの気づいてる?」
「ルナは最小限しか罪をしないかつ、みんな幸せになる方法。女の子に罪は似合わないししては行けないからね」
「お、おん、おん、おんにゃのこ…////私初めて男の人におんにゃの子って認めてもらった…」
「そんなに嬉しい?」

コクコク!

「私は言葉遣いとか戦闘技術で男扱いされてばっかだったから」
「そっか〜じゃあ女の子!作戦決行だね!女の子!」
「は、はぅ〜嬉しすぎて恥ずかしいわ!そしていじめて楽しんでいるだろ?不自然だ!」
「バレた?だって可愛いからね、つい」
「か、かわ、かわいい…////」

プシュー!

ルナさんが壊れた!
さっきまでと立場が逆だ…こんな盗賊いるんだね。

バタン!

「誰だ!」
「またまた盗賊団新月です!さっきこの子取ったばっかなんだけどつまらないから返す!」
「ほんとうですか!」
「うんうん!本当だよー!でもその代わりルイス王!あなたの椅子を開けてくださらないかしら?」
「それは王から降りろと?」
「そうそう!物分りいい王様だねぇ?」
「それはm…」
「お父様!降りてください!」
「ルル!どういうつもりだ!」
「どうもこうもありません!皐月さんは私にとってとても大切な人なんです!私は皐月さんの事がそ、そのす、好きなんです!」
「「「えぇぇぇぇぇえ!?」」」
「やっぱり…」

みんな驚いた。全く想像もしていなかった展開だ…大切って仲間としてじゃないの?ってかローゼはなぜ驚かないの!?赤の他人ルナさんまでも驚いているのに…

「そ、それは聞いておらんぞ娘よ!」
「言ってませんもの」
「ルル…それって本気?」
「本気も本気、超本気です!…皐月さんは嫌でしたか?」
「い、いやこんな状況でわけわからんけど嫌ではないよ?でもねぇルイス王が許さないんじゃないかな?」
「いやこの際許す!そして皐月殿!私の後に国王に即位してくれ」

おーっと待ちに待ってた言葉が来たぞ!

「僕なんかでいいんですか?」

僕はニヤニヤする顔を抑えながらいう

「あぁ、君の話を娘から聞いていてちゃんとした青年だと知っている。娘をもらってくれるなら問題は無い!」
「…ならお引き受けします。」
「よしこれで決まりだ私は帰るが追っ手を向かわせたら首を取りに行くからな!」
「あぁ…いつでも来い!」

ルナさんは帰っていった…いぇーい国王になっちゃったぜ!お金持ちだー!

「ルイス王…これから全、大臣と貴族を呼んでください!」
「王ではなくもう元王だ…呼べばいいなら呼んでやるぞ!」

その後本当に貴族から大臣まで全員きた。これでこの国の乗っ取りは完全となる!

「えっとみなさん!はじめまして!僕は神谷皐月と言います。今日から僕がこの国の王です!」

その一言を言った瞬間周りから怒りを言うものや唖然とするものまでいた…

「落ち着け大臣や貴族よ、これは私の決めたことだ異論は認めぬ!」
「僕から一言!納税5%以上の人は…全員クビ☆」

この発言に余裕を持っているものもいればふざけるなと言うもの様々だ

「クビだし、領地は全て国の管理のものとする!貴族、大臣は税をあげたり政策には関わってはダメ。クーデター起こすんなら起こせ僕が1人で相手してあげましょう!そして僕はここに留まるつもりはありません!だから代理人をルイス前王に任せます!いいですね?」
「いや、私がやっていいのか?」
「はい!その代わりクビになった貴族には最低限の資金を渡して残りは孤児院や貧相な村、家に分けてください!それが行われなかった場合僕がやります!」
「分かった約束しよう…」
「ちょいまちー!!」
「ルナさん?どうしたの?」
「どうしたの?じゃないわ!何、ルイス王に権力持たせてんのよ!約束が違うわよ!?」
「いや、僕は乗っ取るとは言ったけど国王をずっとやるとは言ってない」
「ぷ、アッハッハッハッハッ!そいう事か!まぁ今回だけなしょうがない!今度はちゃんとおいとまするよ」
「ルナさんお元気で!」
「また会えるといいな!」

ルナは飛び出して行った…

「ルナさんかわいかったよー!!」
「こらぁ!皐月後で覚えてろ〜!!」
「「皐月さん?」」
「はい!」

あれ怒ってらっしゃる?大変だなんか怖いよ目だけ笑ってなくて!!

「皐月さんはあーいう人がタイプですか!?そーですか!ならあの盗賊団の子と一緒に行けば?です」

ルルさんお怒りデース!ここは対抗したら負けだ…何か何か無いのか!?この状況を打破する物は!

「ルルさん?あの子は悪い人じゃない!やってることは許されないけど理由があったし、それがなければ普通の女の子だった!だから好きとかじゃなくてただ、興味本位でいじってみただけです…すいません。」
「いじってみたってまさか!////…皐月さん破廉恥です!」
「そーいう事じゃない!あの子はかわいいとか言われると照れるからその反応がかわいかったからって事だよ」
「不倫ですか!?浮気ですか?」
「どっちも違う…」

僕はこのあとしっかり怒られルイス王から国王を奪…ゴホン。引き継ぎ、などをして帰った。
周りはすっかり暗くなり僕達はご飯とお風呂に入り、ローゼは疲れたといい自分の部屋に行き、ルルと僕はリビングに集まった

「ルル今日のアレって信じていいのか?」
「アレってなんです?」
「だから、俺のことが好きって」
「カァァァ////!…そ、そ、そその!本当です…」
「そうか。」
「わ、私も婚約者になれませんか?い、嫌なら仕方ないですけれど…」
「嫌じゃないよ?むしろ嬉しいくらい!でも結婚はまだしない早くても僕が成人してから!」
「はい!分かってます!」
「ならいいよ!」
「はい!ルルちゃんの婚約が決まったので、私とルルちゃんの二人きりにしてくださ〜い」
「ローゼ!?いつから…」
「ずっとです!それよりも部屋にでも行っててください!大切な話し合いですから!」
「分かった…じゃあおやすみ。」

僕は言われた通り部屋に戻った…

キィ…バタン…

僕は布団に倒れ、スマホやパソコンをいじっていた。こっちでは2つとも使えるが、サイトやアプリの使用はアクセスエラーになるしローインも駄女神にしか送れない。最近は慣れたが、こっちに来たばっかはホームシックに何度襲われたことか…うぅ…お母さん、お父さん、学校のみんな…帰りたい!って感じで。

コンコン…

ん?誰だ?ルルかローゼのどちらかか、執事、メイドの誰かだと思うんだけど…

「皐月さん?ルルです…もうお休みになっていますか?」

キィ…

「ルルか、ううん、少しスマ…いや魔法道具を使ってた」
「そうですか…」

モジモジ…モジモジ…

ルルはモジモジして何も喋ってくれない…でもローゼと何話したんだろうか?

「まぁ、とりあえず立ち話もあれだし部屋に入って話そう?」
「は、ははい!」

バタン…

「「…」」
「ルル?大丈夫?なんか無理してない?」
「ぜ、ぜん、ぜんぜ、全然…だ、だ、大丈夫です!」
「いや明らか大丈夫じゃないぞ!?」
「皐月さんとローゼさんはその…えっ…事…した……んですか////…」
「え?ごめん…なんて言ったの?」
「だ、だから!えっちぃ事したんですか////」
「う、うん…した。」
「えっと、あの…その…」

あ、僕は察した…いや薄々気づいていたのかもしれない…

「ルル!」
「ひゃい!!」
「ルルも僕と寝てくれ…」
「はい!もちろんよろこんで!!」

え、なんか違う…ローゼは、このあともモジモジだったのに、ルルは待ってました!って感じだ…怖い。
僕はそんなことを思いつつ二人で僕のベッドに並んで座った…

バタン!

僕は並んでモジモジしているルルを押し倒した…

「ルル?本当にいいの?」
「はい…初めてですから優しくしてください…」

ルルは顔を赤面させ照れている…重なっている手からは心臓の鼓動が伝わってくる…

「ルル…いつものルルもいいけど、今のルルはかわいくてキレイだ…」
「皐月さん…」

シュルシュル…

「黒なんてルルは大人だね…」
「そ、そんなことは…////あまりジロジロ見られるとなんかゾクゾクきます…」
「ルルは変態だな…」

僕はルルの唇と自分のを重なり合わせた…

「んっ!?……んっ…ふふっ、ルルってばもう目がトロンってしてるよ?」
「わ、私は、は、初めてのキスだったんですよ?甘くて皐月さんが初めてで…で、でも嬉しいです…////」
「僕も嬉しいよ…じゃあ僕がリードするね…」
「はい…////」

その後僕らはお互い気の済むまでやった…
ルルは言葉責めなどで、責められる方が好きだと分かった。しかもローゼよりも欲が強い…ドMの性欲強いっていいね!今回で僕もSに少しハマりそうだった…

〜朝〜

「二人とも起きてください!」
「ローゼおはよう…」
「ローゼさんおはようございます…」
「あの…やったのはいいんですが…早く服着てください!」
「あぁーそうだな。すぐ行くよ」
「……////すぐ着替えます!」

僕らは急いで服を着た…案外ルルの方が早く終わった。

「皐月さん先行ってますね?」
「うん。」
「昨日は楽しかったですし、気持ちよかったです////」
「…うん、僕もよかったよ!」

ルルは僕のその言葉を聞いたあとエヘへと笑いながら部屋を出ていった…

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こんばんは、おはようございます、こんにちは
仁龍と夜影です!
いつ世界も出してるのはep8…12弾目になりま
した!婚約者も二人に増えました。ここから
ハーレムが…(`ω´)グフフ
まぁお気づきの人もいると思いますが、駄女神
とアダラさんの名前が一緒なんですが…僕の
ミスです…アダラさんをミーニャに変えておき
ます…お許しを!そして今回は少し早めです!
でも土日のどちらかにも出します!フォロワー
の為にも少しだけ頑張ります!辛かったら来週
からはやりません…
ではまた次のお話で…((。´・ω・)。´_ _))ペコリ

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