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魔導書と卵達

白川伊吹

5 自己紹介

個々が教室に戻り席につく。改めて見ると山田先生、結構美人さんだな、いや、かなり美人さんだ。

「お、隣は樹か、よろしくね〜」

「ん?、あああやか、こちらこそよろしくね〜」

「はい!それじゃあ改めまして、こんにちは、全校集会蒸し暑かったねぇ...まあそんなことは置いといて、それじゃ、皆、お待ちかねの自己紹介タイムだよ」

『うわぁ...』

『でた…』

『はぁ…』

(皆だるそうだな...)

「えー...はい、谷岡大和です。えー..好きな魔法は科学魔法です。1年間よろしくおねがいします...」

パチパチパチパチ

「はい!じゃあ次二番の人!」

(お、女子1番じゃないのか)

「はい!えーっと、...」

ふむ。どうしようか、ここはやっぱりかっこつけにいくか?...いややはり無難に名前、好きな魔法、...ぐらいでいいか...

「はい!じゃあ次9番の人!」

おやおや、もう僕ですか、よし、ここは失敗しないようにしっかりと...

「はい、青葉樹です。えー..好きな魔法は...」

(あれ?俺ってなんの魔法が好きなんだっけ..?)

(確か魔法はほとんどが通常魔法に分類されて科学を融合させたのが科学魔法だったかな..?)

(...あれ..俺何が得意なんだろう..1年生の頃何してたっけ...?)

シーンとした空間。早く答えなくては。

「はい、...えーっと、す、好きな魔法はちゅうじょうま、.....えー..通常魔法です....」

死にたい

周りから笑いが聞こえてくる。

穴があったら入りたい...

「あはは、はい、よろしくね、じゃあ次、10番の人!」

先生ありがとう、下手にいじらなくて。

「はい、武田....」

(よしよし、このままいけば皆の印象に強く残ることはないだろう...)

「はい!じゃあ次、11番の人!」

(おっ、11番か、誰かなぁ..)

「はい、ちゅうじょう魔法が得意な青葉樹君の友達の中村涼です。1年間よろしくおねがいします。」

「貴様ああああ!!」

「はい、静かに、ありがとう中村君、ブフォw...それじゃあ次、12番の人...」

(涼のやつめ...全校集会の時といい...ゆるさないぞ...)

「はい、じゃあ次に、15番の人、」

「はい、出席番号15番の鹿島明です。得意な魔法は回復魔法です。1年間よろしくおねがいします。」

パチパチパチパチ

(流石僕の嫁...じゃなかった、流石明だ...すごいまともだ...いつのまにか得意な魔法になってるけど…)

「はい、じゃあ次、16番の人、」

「...はい....ルツ・ヴェルタです...得意な魔法は...錬金術です。...よろしくおねがいします..」

(ルツ・ヴェルタ?どこかで聞いたことがあるような..)

「はい、じゃあ、次17...ありゃ、もういないか、じゃあ次女子ねー、1番!どうぞ!」

(ルツ・ヴェルタ...ルツ・ヴェルタ...後で聞いてみよう...)

「はい、佐々木光です。得意な魔法は通常魔法の中でも反射系の魔法が得意です。1年間よろしくおねがいします。」

『あの子かわいくない?、小さいけど』

『あの子かわいくね?、小さいけど』

『あの子..綺麗...小さいけど』

佐々木さんの顔が真っ赤だ。
かわいそうに...みんなしてそんなこと言うなんて...ていうか何人か去年同じクラスだったやついるじゃねえか便乗してるんじゃねえ!

「はい、じゃあ次二番の人...」

(ふむ...やはりちいさいな...)

「はい、じゃあ次、9番の人、」

(おっ、)

「はい、えー...山本あやです。得意な魔法はちゅうじょう...コホン...通常魔法です。よろしくおねがいします....」

(...やってくれるじゃないか...)

『ふふww』

『くっwwかわいいなww』

(あーあーかわいそうに...全く..それにしても通常魔法も言えないのか、あやは、だめだなぁ...)

「はいw、じゃあつぎ10番...」

(それにしてもさっきのルツ・ヴェルタとかいう人...気になるな..)

(やっぱ最初は情報収集に限るな)

(そうだな...明あたりに聞いてみるか..)

そう思い僕は胸ポケットからシャーペンを取り出して、
『突然ごめん、後ろのルツ・ヴェルタ君ってどっかで聞いたことない?』
と囁いた。
僕は前を向きながら左手首を後ろにひねり、明の制服に向かって発射した。

シュ...

魔法は明の制服にあたり、そのまま机に落ちた。あ、ちなみに今回は緑色だよ。前回は青色でやったよ。

(なにこれ.......ルツ・ヴェルタ君...?)

(おっ、聞いてるみたいだな。)

明は机の中から杖を取り出している。
明は杖を使って魔法を使う。一般的なやり方だ。
杖と言っても箸より大きい程度のサイズだけどね。

明が杖を回転させ僕に透明な空気のようなものを送ってくる。

(お、きたか..)

僕はさっそく録音を再生してみた。

『ルツ・ヴェルタ君...錬金術師のルツ一家の人じゃなかったっかな?すごいお金持ちの...』

(ああ!!それだ!昔僕が羨ましがってたルツ一家か、)

『ああ、ありがとう、』

『どういたしまして、それよりももうすぐ終わるから集中しなよ、』

『うぃっす』

ホント便利だなこの魔法

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