愛と等価

こむぎ子

再開(1)

彼は私の幼馴染。
誰に対しても人当たりのいい彼は、私の憧れ。
この恋は共に大学を卒業する最後まで言えなかったが、お互い笑って別れることが出来た。
...そんな彼が今、私の目の前に立っている。
それを見て全て把握した。赤い服、虚ろな目。
____あぁ、私の愛する人は誰かの愛する人を
殺したのか。

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