家族のいない子供達

ノベルバユーザー141267

1 絶望

「ゆうきくんだね?ちょっと車乗ってもらえる?」

 そう言われた時僕はまだ、中学二年生だった。
 
  自分しかいない室内に知らない男性2人がいる。

  続けて知らない男性は僕に言った。

  「お母さんねしばらく帰ってこれなくなったんだ。これ

  からはしばらくおじさんたちといようね。」

  僕はその時何がどうなっているのかわからなかった。

  母は出掛けると言ったきり一週間は帰ってきていなかっ 

  た。

  車に乗ると、私はなんとなくだが分かった気がした。

  これからどこへいくのか。母はどこへいったのか。

  車に乗り五分もたたずに僕は涙が溢れた。

  「捨てられた。」そう思ってしまった。

  待ってよ。家には大事なぬいぐるみやゲーム、それに

  母さんが帰ってきた時の為につくった下手くそな目玉

 焼きがある。

  運転している男性は僕の涙を見て言った。

 「ゆうきくん。僕は君を悲しい子供なんて思わない。

  むしろ恵まれてるって思う。おじさんたちはゆうきく

  んのような子供を何百何千と見てきた。

  ゆうきくんは強くなれるよ必ず。」

  僕には言葉の意味が理解できなかった。

  これが恵まれてるの。じゃあ親がいない子は幸せなの?

  。その時からだった。大人なんて信用できない。

  そう思ったのは。

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