生きる価値を見つける旅

紅藤 遥

自己紹介

どうも、初めまして。
僕はあなたにとっての他人です。
そして、あなたは僕にとっての他人ですね。
家族でも、友人でも、知人でも、同級生でもない。
まず、すれ違いもしたことのない人。
そんな僕を見つけてくれてありがとう。

…これで他人とは言えなくなりましたよね。

縁結びとは、恋愛のことを指す訳ではありません。
こうして、あなたと巡り会えたことも縁ですから。
折角の縁ですし、僕の人生を少し見届けてくれませんか。
あなたが要らないと思ったら、全て忘れてくれて構いません。
自分のペースでいいです。
あなたに選択を迫ることもないです。
ただ、傍観者として存在するだけでいいんです。

…理由とか探そうとしましたか。

別にそんなの要らないですよ。
ただ意味もなく、眺めているだけで。
時間潰し程度でいいんです。
無理にとは言ってないですから、断るのも手だと思います。
ただし、断るならここでこのページを閉じて僕のこと、この言葉全てを忘れてください。


去っていく人へ、さよなら。


残ってくれた人へ、ありがとう。


では、本題といきましょうか。

僕は名もない音楽家です。
音楽家と言っても、楽譜も書けないダメな奴です。
凡人より下の、底辺の人間です。
でも、誰よりも音楽を愛していると思っています。
曲にならないメロディーを口ずさみ、ピアノで遊ぶ日々。
それが僕の生活でした。
まぁ、そういった話しはまた今度。

好きな食べ物は、焼き芋。
苦手な食べ物は、レバー。
猫が好きな猫アレルギー。
万年健康体の不幸体質。
能天気なバカ。

それが僕です。
普通な僕だけど、それもそれで幸せでした。
だけど、誰も僕を見てくれませんでした。
だから、愛されたいと願いました。
一人でいいから、本当の僕を笑ってくれたらと。


真っ白な部屋。
一つの大きな窓から差し込む日は、眩しくて目をつぶってしまう。
そんな、夏の日。

僕は君に会いました。
少しだけ、僕の話を聞いてくれますか。

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