ようこそ!生徒会室から異世界部へ!
第16話 ようこそ!前世とエンジェルジョーク!
「しかし、1つだけハッキリ致しましたわ。」
エル先輩は気になっていた事をようやく納得したような顔で僕達に言う。
「ハッキリしたって何がですか?」
僕達は不思議に思いながらエル先輩の顔を見つめる。
「それは……」
「それは……?」
僕はエル先輩に聞き返す。
「それは………」
「それは………?」
次に希が聞き返す。
「それは…………」
「それはにゃ…………?」
更に凛が聞き返す。
「それは……………」
『それはCMの後で!』
・・・・・・何じゃそりゃぁぁぁぁぁぁぁ!!?
僕は生徒会室、いや。学校中まで響き渡るような声で叫んだ。その所為か、外にいる小鳥達が驚き慌てて飛んでいった。
CMが終わり、再び僕はエル先輩に聞き返す。
「それで、何がハッキリしたんですか?」
「それは!英雄『ユウ=フォルトシアス』は優さんの………『前世』のお人ということですわ!」
・・・・・・・・・・・・は?
『えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!?』
希と凛……そして何故か自称・天の声も一緒に今まで聞いた事の無い驚いた声で叫んだ。すると先程、僕の声に驚いて慌てて飛んで行った小鳥達が何も無かった事に気づき安心しながら帰ってくると3人の叫び声にまた驚き、慌てながら何処か遠い空へ飛んでいった。
ていうかエル先輩……?何回僕を固まらせるんですか?あれですか?念力ですか?れいとうビームですか?もしくはオーロラビームでも出しているんですか?オーロラなら綺麗で良いですけど!てか、僕の前世が英雄『ユウ=フォルトシアス』?いやいやいや!あり得ないですよ!僕は至って普通の人間で普通に生まれて普通に育ってきた、むしろ英雄とは程遠い普通の高校生ですよ?そんな男の前世が英雄だなんて、エル先輩もそんなアメリカンジョーク……いや、エル先輩は天使だから『エンジェルジョーク』?……を言うんですね!
「そんなエンジェルジョークに僕は騙されませんよ!」
僕は微笑みながらエル先輩に言うと、エル先輩は真剣な表情で答える。
「いいえ。これはエンジェルジョークでも無ければ嘘でもありません。本当の事ですわ。ようやく確信が持てました。」
「確信………て?」
「最初は偶々……そう、偶然にも桜の木の下にいた希と目が合い、次に階段でお腹を空かせて倒れている凛と出会い、そして最後に私と目が合った。何もかもが唯の偶然かと先程までそう思っていました。しかし、本当にそうでしょうか?」
「と………言いますと?」
「偶然にしてはあまりにも出来すぎていると思いませんか?初日で異世界部の皆さんと知り合うなんて。」
エル先輩は不思議に思っていた違和感を僕達に話す。
「で、ですが!希や凛、それにエル先輩も初日から人気者だったじゃないですか!僕以外の人にも沢山知り合っている筈ですよ!」
僕は朝の出来事を思い出しながらエル先輩に言い返す。すると、エル先輩は落ち着いた口調で喋る。
「ええ。確かに優さん以外の人にも私達は沢山知り合いましたわ。ですが…………優さんだけ他の人との出会い方が全く違うのですわ。」
「えっ!?違うって………どういう事ですか?」
僕は聞くと、エル先輩は真面目な顔で真面目なのか分からない事を自信満々な顔で話した。
「それは…………作家の時塚先生が好きそうなシチュレーションに似ているからですわ!」
・・・・・・何を言っているんだこの人はぁぁぁぁ!?時塚先生……?今、全くもって、全然関係ないですよね!え?もしかして……僕達の行動は全て時塚先生によって動かされているんですか!?全ては時塚先生の手の平の上って奴ですか!?時塚先生……実は神様だったんですかぁぁぁ!?…………いや、いやいやいやそれは無いな。そもそも、あんな出来たてホカホカのお芋ものような素人作家が僕達を自由自在に操る事なんて出来る筈がない。
よって!時塚先生は神様……ではなく、ホカホカの『お芋』さんだと、僕は自分に言い聞かせて感情を抑え込んだ。
「うふふふ。まぁ、エンジェルジョークはこの位にしておきましょうか。」
エンジェルジョークなのかよ!!てか、地味にエル先輩『エンジェルジョーク』という言葉を気に入ってません?というかエル先輩の場合、『エンジェルジョーク』と言うよりも『デーモンジョーク』に聞こえてくるのですが………
そう思いながら僕は疲れていると、エル先輩が今度こそ真面目な話をする。
「うふふふ。根拠なんて、思い返せば直ぐに分かる事でしたわ。何より、証拠が目の前にいらっしゃるのですから。」
「目の前に……て………まさか!?」
「ええ。それは優さん……貴方自身ですわ!」
エル先輩は僕を見ながらそう答えた。
「…………え?僕が証拠って……どういう事ですか?」
「今朝方に言いましたよね?優さんの魔力が分からないと。」
今朝方、僕はエル先輩にステータス……?みたいな『力』・『体力』そして『精神(魔力)』を見てもらい、力と体力は普通の人間並に平凡だったのだが、精神…………『魔力』だけが何故か分からなかったらしい。
・・・・・・ん?それって………つまり…………
「魔力が分からないという事は、優さんには英雄『ユウ=フォルトシアス』と同じ力を持っている可能性があるという事ですわ!」
え…………えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!?
僕は、更に大きな声で学校中……いや、地球全体に響き渡るくらいの叫び声を叫んだ。
エル先輩は気になっていた事をようやく納得したような顔で僕達に言う。
「ハッキリしたって何がですか?」
僕達は不思議に思いながらエル先輩の顔を見つめる。
「それは……」
「それは……?」
僕はエル先輩に聞き返す。
「それは………」
「それは………?」
次に希が聞き返す。
「それは…………」
「それはにゃ…………?」
更に凛が聞き返す。
「それは……………」
『それはCMの後で!』
・・・・・・何じゃそりゃぁぁぁぁぁぁぁ!!?
僕は生徒会室、いや。学校中まで響き渡るような声で叫んだ。その所為か、外にいる小鳥達が驚き慌てて飛んでいった。
CMが終わり、再び僕はエル先輩に聞き返す。
「それで、何がハッキリしたんですか?」
「それは!英雄『ユウ=フォルトシアス』は優さんの………『前世』のお人ということですわ!」
・・・・・・・・・・・・は?
『えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!?』
希と凛……そして何故か自称・天の声も一緒に今まで聞いた事の無い驚いた声で叫んだ。すると先程、僕の声に驚いて慌てて飛んで行った小鳥達が何も無かった事に気づき安心しながら帰ってくると3人の叫び声にまた驚き、慌てながら何処か遠い空へ飛んでいった。
ていうかエル先輩……?何回僕を固まらせるんですか?あれですか?念力ですか?れいとうビームですか?もしくはオーロラビームでも出しているんですか?オーロラなら綺麗で良いですけど!てか、僕の前世が英雄『ユウ=フォルトシアス』?いやいやいや!あり得ないですよ!僕は至って普通の人間で普通に生まれて普通に育ってきた、むしろ英雄とは程遠い普通の高校生ですよ?そんな男の前世が英雄だなんて、エル先輩もそんなアメリカンジョーク……いや、エル先輩は天使だから『エンジェルジョーク』?……を言うんですね!
「そんなエンジェルジョークに僕は騙されませんよ!」
僕は微笑みながらエル先輩に言うと、エル先輩は真剣な表情で答える。
「いいえ。これはエンジェルジョークでも無ければ嘘でもありません。本当の事ですわ。ようやく確信が持てました。」
「確信………て?」
「最初は偶々……そう、偶然にも桜の木の下にいた希と目が合い、次に階段でお腹を空かせて倒れている凛と出会い、そして最後に私と目が合った。何もかもが唯の偶然かと先程までそう思っていました。しかし、本当にそうでしょうか?」
「と………言いますと?」
「偶然にしてはあまりにも出来すぎていると思いませんか?初日で異世界部の皆さんと知り合うなんて。」
エル先輩は不思議に思っていた違和感を僕達に話す。
「で、ですが!希や凛、それにエル先輩も初日から人気者だったじゃないですか!僕以外の人にも沢山知り合っている筈ですよ!」
僕は朝の出来事を思い出しながらエル先輩に言い返す。すると、エル先輩は落ち着いた口調で喋る。
「ええ。確かに優さん以外の人にも私達は沢山知り合いましたわ。ですが…………優さんだけ他の人との出会い方が全く違うのですわ。」
「えっ!?違うって………どういう事ですか?」
僕は聞くと、エル先輩は真面目な顔で真面目なのか分からない事を自信満々な顔で話した。
「それは…………作家の時塚先生が好きそうなシチュレーションに似ているからですわ!」
・・・・・・何を言っているんだこの人はぁぁぁぁ!?時塚先生……?今、全くもって、全然関係ないですよね!え?もしかして……僕達の行動は全て時塚先生によって動かされているんですか!?全ては時塚先生の手の平の上って奴ですか!?時塚先生……実は神様だったんですかぁぁぁ!?…………いや、いやいやいやそれは無いな。そもそも、あんな出来たてホカホカのお芋ものような素人作家が僕達を自由自在に操る事なんて出来る筈がない。
よって!時塚先生は神様……ではなく、ホカホカの『お芋』さんだと、僕は自分に言い聞かせて感情を抑え込んだ。
「うふふふ。まぁ、エンジェルジョークはこの位にしておきましょうか。」
エンジェルジョークなのかよ!!てか、地味にエル先輩『エンジェルジョーク』という言葉を気に入ってません?というかエル先輩の場合、『エンジェルジョーク』と言うよりも『デーモンジョーク』に聞こえてくるのですが………
そう思いながら僕は疲れていると、エル先輩が今度こそ真面目な話をする。
「うふふふ。根拠なんて、思い返せば直ぐに分かる事でしたわ。何より、証拠が目の前にいらっしゃるのですから。」
「目の前に……て………まさか!?」
「ええ。それは優さん……貴方自身ですわ!」
エル先輩は僕を見ながらそう答えた。
「…………え?僕が証拠って……どういう事ですか?」
「今朝方に言いましたよね?優さんの魔力が分からないと。」
今朝方、僕はエル先輩にステータス……?みたいな『力』・『体力』そして『精神(魔力)』を見てもらい、力と体力は普通の人間並に平凡だったのだが、精神…………『魔力』だけが何故か分からなかったらしい。
・・・・・・ん?それって………つまり…………
「魔力が分からないという事は、優さんには英雄『ユウ=フォルトシアス』と同じ力を持っている可能性があるという事ですわ!」
え…………えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!?
僕は、更に大きな声で学校中……いや、地球全体に響き渡るくらいの叫び声を叫んだ。
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