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ようこそ!生徒会室から異世界部へ!

時塚オイモ

第13話 ようこそ!ゼロから英雄の始まりへ!

『コホン。冗談は此処までにしておきましょう。』


「はぁはぁ……あんた……絶対楽しんでるだろ!」


『そんな事……無い………ぶふっ!』


「楽しんでるじゃねーかー!」


『さて、話に戻りましょう。』


「あ、誤魔化しやがった!」


なんか、段々イライラしてきたんだが。


『ユウ=フォルトシアスは、小さな町で育った只の13歳の少年だった。その町は貧しい町ではあったが、豊かな町でもあり幸せに暮らしていたのだ。しかし!ある日の夜……悪夢が町に襲いかかってきた。その悪夢の正体は最恐にして最強のドラゴン『パンドリック=ドラゴン』。通称『パンドラ』。奴は、災いの神と言われている程の恐ろしい力を秘めていた。パンドラは町を、人々を一瞬にして燃やし尽くした。』


400年前・・・・・・・・・


町は炎の渦で焼き焦げてゆき、住人の悲鳴が色んな場所から聞こえてくる。


『きゃーーー!!』


『誰かぁ……助けて………』


『この!よくも俺の家族をー!ぎゃぁぁぁぁ!』


「このままでは、町の皆が………長老様!何か、奴を追い払える方法は無いのですか!」


「………あるにはあるのじゃが。」


長老は下を向きながら難しい顔をしている。


「では、その方法を早く教えて下さい!」


皆は、希望がまだ残っていると思い笑顔になるが、長老は難しい顔をしながら喋り出す。


「だが、それは不可能なのじゃよ。」


「不可能ってどういう事だよ!」


1人の少年は怒った顔で長老に怒鳴る。


「おい!長老様に向かって何だその口の聞き方は!」


「うるせぇ!今はそれどころじゃねぇ!俺は、大切な町の皆を殺した彼奴を絶対に許さない!彼奴を殺せるならどんな事でもする!だから教えてくれよ!何で駄目なんだよ!」


少年は泣きながら長老や町の人々に訴える。すると、長老は喋り始めた。


「………この町の東の森に、ある白い剣が封印されておる。」


「白い……剣?」


「そうじゃ。しかし、その剣はどうやっても抜けんのじゃ。大人が10人がかりで抜こうとしたが、ビクともせんかったのじゃよ。そしてもう一つ、その剣には言い伝えがあるのじゃ。」


「言い伝え?」


「言い伝えではこう書かれておった。」


『白き剣を抜く時、希望の英雄が生まれ、黒き龍を討ち果たし後、世界は再び安楽の地に戻るだろう。』


「………とのう。しかし、あくまで言い伝えじゃ。本当かどうか…………」


「じゃあ!俺が抜いて彼奴を倒してやる!」


少年はそう言うと、凄い速さで東の森に走っていった。


「これ!待つのじゃ!『ユウ』!」


ユウは東の森に着いたが、考え事をしていた。


「森に着いたはいいけど、白い剣の封印場所って何処にあるんだ?」


すると、何処からか声が聞こえてきた。


『ーーーーーーー。』


「誰だ!?」


『…………こっち。』


「そっちか!」


そう言って、ユウは声のする方に走る。すると、目の前に大きな祠があり、その中には………綺麗な白い剣が刺さっていた。


「これが………白い剣…………」


ユウはその綺麗さに見惚れていた。そしてその剣に近づいていき、剣を握りそして…………簡単に抜いた。


「うわぁぁぁぁぁぁ!?」


抜いた瞬間、眩しい光が辺りを照らした。すぐに光が弱まり目を開けると、目の前には剣ではなく…………綺麗な白髪ツインテールで、裸の幼女が立っていた。


「我が名は『クラン』!精霊剣であり希望の剣であり神の剣でもあり太陽の剣でもあり、後……えっと………とりあえず最強の剣である!」


彼女は誤魔化そうとして、腰に手を当ててドヤ顔をする。


何だ?この幼女は………いや、そんな事より!


「お前が……伝説の剣なのか?」


「ん?誰だ貴様は?」


「俺はユウ=フォルトシアス!お前を抜いた英雄になる男だ!」


「…………嘘だな!」


・・・・・・・・・は?


「貴様のような貧弱の男に!しかも小さな小僧に我を抜く事など出来んわ!」


彼女は高笑いをしながら言ってきた。


イラッ…………彼女の言葉を聞いていると段々イライラしてきた。


「我を抜けるのは、とても強く頭も良く、更にイケメンの青年だけだ!貴様みたいな青二才な小僧に我を抜けるはずがない!」


ついに俺の堪忍袋の尾が切れて、俺も反撃した。


「はぁ?何言ってたんだこの変態が!出てきて早々に裸?そんなに体を見せたいのか?見せる胸も無いくせによく裸で出てこられたもんだな!この変態ロリ貧乳!」


イラッ…………彼女もユウの言葉にキレて2人はついに口喧嘩を始めた。


「貴様に!我の素敵なボデイーの良さが分からんから青二才なのだ!」


「なぁーにが、我の素敵なボデイーがだ!体と胸を大人にしてから言い直すんだな!」


そんなこんなで、言い合いをしているとパンドラの叫び声が聞こえ、ユウは今の状況を思い出した。


「こんな事をしてる場合じゃない!おい!お前!」


「我はお前ではない!クラン様だ!」


「あーもう!クラン!頼む!伝説の剣ならあのドラゴン、パンドラを倒してくれ!」


俺は真剣な顔で、彼女に頼み込むと彼女は顔を膨らませ


「断る!!」


顔を横に振り、即答で断った。


「は?…………はぁぁぁぁぁぁ!?」

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