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ようこそ!生徒会室から異世界部へ!

時塚オイモ

第12話 ようこそ!精霊剣から400年前へ!

僕は天の声(時峰)という人にツッコんでいると、さっきまで寝ていた白髪ツインテールの少女が目を覚まし、勢いよく起き上がる。


「うわっ!?」


「あ!起きたね!良かった。」


「びっくりしたにゃ!」


「あらあら。」


僕達は彼女が無事かどうか確かめる為、近寄ると希が彼女に話しかける。


「大丈夫?何処か痛い所は無いかな?」


白髪ツインテールの彼女はこちらを向くと、僕と目が合い、そして……………


「っ!?ユウ!やっと逢えた!」


また僕に抱きついた。


あれれー?おっかしいぞー?さっきまで無かった殺気が後ろから伝わってくるのですが…………此処は、早く誤解を解いておかないと!


「ま、待って!どうして僕の名前を知ってるんだ?君とはさっき初めて会った筈なのに。」


抱きついた彼女を離して、真剣な顔で聞くと、彼女は顔を横に振り


「違う。初めてではない。」


そう言って否定するので、もしかして夢の中で会った事?と聞いてみると、何の事か分からないような顔をして、また顔を横に振り、違うと言う。


「………じゃあ僕は何時、君と会ったの?」


もう訳が分からなくなったので、彼女に聞くと彼女は信じられない言葉をサラッと言った。


「400年前。」


そう。あり得ない数字をサラッと………ね。


「…………へ?」


『ええっーーー!?』


希と凛はあまりの言葉にびっくりして、叫びながら後ろに下がり、エル先輩はいつも通りな笑顔でニコ……ニコ?はしてるけど、汗が出ている。大丈夫なのだろうか……いや!それよりも………え?400年前?何を言っているんだこの子は。僕は普通の、唯の人間でそんなに長生き出来る訳がない。この子は僕を誰かと勘違いしているに違いない。きっと名前も偶々一緒の人に違いない。これこそ!偶々だ!


「ユウ?我を覚えてないのか?」


「いやいやいや!僕は確かに優(ユウ)って名前だけど、普通の人間だよ!400年も生きられないし君の事も知らない。きっと誰かと勘違いしてるんだよ!」


僕は慌てながら、彼女の誤解を解こうとしたのだが


「勘違いじゃない。ユウから懐かしい匂いがする。それに見た目も。だから、貴方はユウ。」


白髪ツインテールの彼女は意地っ張りなのか、否定しても全然屈しなかった。僕はどうすればいいのか困っていた時、エル先輩が彼女に話しかけた。


「失礼致します。初めまして。私の名はウリエル=チェシル、天使族でございます。ご無礼を承知でお聞き致します。貴方様は『精霊』………でしょうか。」


普段から礼儀正しいあのエル先輩が、更に礼儀正しくしている!?


「うん。」


エル先輩の質問に白髪ツインテールの彼女は頷いた。すると、エル先輩は更に質問をする。


「お名前をお聞きしても宜しいでしょうか?」


そう言うと、白髪ツインテールの彼女は口を開けて名前を名乗った。すると、エル先輩や凛、希の顔が一斉に真っ青になった。


「我の名は『クラン』。光の剣、または神の剣とも言われている。」


「神の……剣…………?」


クラン?……何処かで聞いた事があるような無いような………僕は考えていると、エル先輩がまるで確信を持ったかのような顔で喋り始める。


「やはり!貴方様があの有名な英雄『ユウ=フォルトシアス』の精霊剣『クラウ=ソラス』様でしたのですね。」


「え?ユウ=フォル……何とかって誰ですか?」


全く聞いた事がない名前が出てきたので困惑していると、希と凛は今度は僕に驚いた。


「ええっ!?優君!『ユウ=フォルトシアス』の事知らないの!」


「かなりの……てか、知らない人がいないと言っても過言じゃない程、有名な英雄の名前にゃ!」


いや、そんなに驚かれてもそっちの世界は全然知らないのだけれど…………


『人物紹介はこの私、時峰が致しましょう。』


「うわっ!また急に現れた!」


『ユウ=フォルトシアス。彼は、元々貧しい村に住んでいた。しかし、貧しいながらも皆で協力し、何とか生きていた。』


「なるほど!そこで、村を襲う何者かが現れて村に伝わる伝説の剣を手にして立ち向かうんだな!」


『そんなある日、村に突然……巨人兵達が現れたのです。』


「…………ん?」


『巨人兵達に乗っている黄金の鎧を着た女性が巨人兵達に命令をしました。』


「あれ?何処かで聞いた事があるような………」


『お前達!全てを焼き払………』


「うぉーい!それパクってんじゃん!あの名シーンを思いっきりパクってんじゃん!」


『風の谷の………フォルトシアス』


「待てこらー!何だ!その風の谷のナ○シカの名前をパクった名前は!」


『冗談です。それでは、真実をお伝えしましょう。』


「しっかりしてくれよ!それで?」


『ユウ=フォルトシアス……彼はある女性に恋をしました。』


「なるほど!恋をした女性が何者かに攫われて、助け出す為に伝説の剣を使って助けに行くのか!」


『しかし、その女性が身につけていた謎の紋章が刻印されていた青い石が何者かにとられてしまった。』


「……………あれ?」


『眼鏡を掛けた貴族の男はその石を使い、笑いながらこう叫んだ。』


「ま、まさか………!?」


『バ○ス!!』


「…………お前が叫ぶんかい!!」


『こうして、ユウ=フォルトシアスとその恋人シイタケは結ばれ、天空の城は宇宙に飛んで行き世界は守られたのです。』


「シイタケって誰だよ!?シ○タだろ!それに、もう天空の城って言ってるじゃん!パクってるじゃん!崩壊の呪文まで叫んでるじゃん!」


『天空の城………フォルトシアス』


「もう何処からツッコんでいいのか分からねぇー!」

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