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ようこそ!生徒会室から異世界部へ!

時塚オイモ

第6話 ようこそ!異世界の種族達!

「この世界には今、5つの種族が存在しています。
1つ目は優さんと同じ『人族』。所謂、普通の人間ですね。
2つ目は私と同じ『天使族』。特徴的なのが、この白い羽と頭の上にある黄色い輪っかですね。
3つ目が天使族とは異なる種族、『悪魔族』です。特徴なのは黒い羽と2本の角ですね。悪魔族の中でも、悪い悪魔と優しい悪魔がおります。
4つ目がリィンと同じ『獣人』。獣人は多数の種族に分かれていて、『犬族』・『猫族』・『狐族』・『狸族』などが存在しています。中でも、リィンと同じ『狼(ウルフ)族』は獣人の中で一番最強と言われている種族なのです。」


「そうにゃ!私が一番強いんだにゃ!!」


凛は偉そうな態度でドヤ顔をする。


「そ、そうなんだ………」


正直、今の凛がそんなに強そうと思えないのは何故だろうか………とりあえず、苦笑いでもしておこう。


「そして、5つ目は『スウォール族』。簡単に言いますと感情がある機械人間。地球で言えば『ロボット』ですね。この種族は人間と天使、悪魔の力で産み出されたと聞いております。存在している種族は以上となりますが、ここまで理解出来ましたか?」


エル先輩は、少し早めの口調でこの世界に住んでいる人達の事を説明した。というか、一気に喋るので頭が混乱してきた。


「えっと、エル先輩が人間……?じゃなくて天使で凛も人間じゃなくて獣人で?希は人間……だよね?」


僕は少しずつ、頭の中を整理しながら答えていく。


「そうだよー!優君と同じ『普通』の人間だよー!!」


希は笑顔で言うが、エル先輩と凛は困った顔で


「あらあら。希は『普通』の人族では無いわね。」


「そうにゃ!希が『普通』の人族だったら、この世界は滅茶苦茶になってるにゃ!」


2人は一緒に希にツッコんだ。


「え?どういう事?」


僕は不思議に思い聞いてみると、エル先輩が説明をし出した。


「希はですね。確かに優さんと同じ『人族』ではあるのですが、千年に1人だけ選ばれる『勇者』でもあるのです。」


「ええっ!?勇者って……あの勇者ですか!?ゲーム・小説・漫画、全てに置ける主人公的存在なあの勇者ですか!」


僕は凄く羨ましそうな目で希を見る。


「ええ。ですが、勇者はとても強力な力を持っています。本気を出せば、この世界を変えてしまう程に。優さんも見ましたよね?希がドラゴンを簡単に跡形もなく消し去るあれを。」


「あ……………!?」


僕は、希が使った魔法を思い出した。


「あの技は、まだ10パーセントの力しか出していません。」


・・・・・・はい?え?あれが10パーセント?何を言ってるんですかエル先輩!あれが10パーセントな訳……そんな訳………ええっ!?あれが10パーセントだとぉぉぉぉ!!あのエクス・プロォジョンが、たったの10パーセント!?


何か、あまりの驚きに発音がおかしくなってしまった。


「えー?あんなの普通だよぉ!優君だって、きっと出来るよー!」


ごめんなさい!要らないです!そんな神様レベルの力、怖すぎて扱えないです。てか、普通に世界征服出来るじゃないですか!魔王なんて直ぐに倒せるじゃないですか!


「あらあら。希?無茶な事を言ってはいけませんよ。優さんが困っているでしょう?」


「えー?大丈夫だよ!きっと出来るようになるって!私が教えてあげるよ!」


ごめんなさーい!本当に要らないです!そんな力を手に入れてしまったら……………


『今こそ!我が右腕に封印されし最強の邪神、ロキの力を思い知るがいい!我が闇の渦にその身を捧げよ!エクス・プローーージョン!!』


みたいな事が再び起こってしまう気がするーー!!もうあんな恥ずかしい過去(中二病)の僕に戻るのはごめんだ!というか、思い出すだけであまりの恥ずかしさに死にそうだ!


「希は本当に馬鹿だにゃ!優にそんな力も体力も魔力も無いにゃ!だから出来っこないにゃ!」


何か、酷い言われようなんだけど………


「ごめんなさい。話が逸れてしまいましたね。要するに希は特別な存在という事です。ですが…………また貴方も異例な存在なのですよ?」


エル先輩はさっきも言っていた、僕も異例な存在という事を話すので再び聞いてみた。


「その……エル先輩は僕の『精神』、えっと……『魔力』ですか?それが分からないんですよね?」


「ええ。私は沢山の人の『ステイタス』。言わば、その人の身体能力を全て見てきました。『勇者』でも、全てのステイタスを見る事が出来たのですが、貴方の精神……『魔力』がどうしても見られなかったのです。」


「それは……僕の魔力がすっからかんで全く無いという事じゃないですか?」


「それはあり得ません。向こうの世界でもこちらの世界でも皆、必ず魔力を持っています。勿論、格差はありますが。ですが、優さんにはあるのかさえ分からない。という事は………」


「…………という事は?」


エル先輩が凄く真剣な顔をしているので、僕はあまりの緊張で唾をゴクリと飲み込む。


「優さんには私では計り知れない程の魔力を持っているか、あるいは本当に魔力が無いだけなのか………まだ分かりませんが、これだけは分かります。優さん。貴方も只の人間では無いという事です。」


本当に僕にそんな力があるのか?そもそも、これは夢なんじゃないのか?そんな事を思っているとエル先輩が僕の心の声を聞いていたかのように答えてきた。


「これは夢ではありませんわ。現実です。そしてこれは『部活』でもあるのです。」


「え?『部活』?」

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