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ようこそ!生徒会室から異世界部へ!

時塚オイモ

第1話 ようこそ!星川高校へ!

4時間前・・・・・・・・


2032年 4月1日


今年僕は此処、星川高校に通う事になった。学校内では部活の勧誘などで慌しく賑やかだ。僕は中学生の頃は帰宅部だったので、今回も部活に入る気は毛頭無い。それよりも大事な事がある。それは………友達作りだ!その為に先ずは自己紹介の練習でもしておこう。これが何より重要だ!


「え、えっと初めまして。僕は『雨宮 優』と言います。これからよろしくお願いします。」


よし!これで完璧だ!さてと、後は時間を待つの……み……


僕は学校前にある桜の木を見たとき、1人の桜色の髪をした女の子が桜の木の下に居た。そして何故だろう。何かとても楽しい学校生活が始まるような……そんな気がした。すると、女の子が僕に気づいたらしく振り向く。僕とその女の子は目が合い、僕は慌てて目を逸らして学校に入る。


ど、どどどうしよう!?目が合ってしまった!何この展開……小説みたいな、ラノベ展開みたいじゃないですか!この後、僕は彼女と……と、とと友達に!?いやぁ、どうしよう………いや、それは無いな。そんな小説みたいに世の中は甘くないのだから。


「教室に行こう……」


僕は溜め息を吐きながら教室まで移動する。すると、階段の所でまたもや女の子が………倒れていた。


何ですか?この急展開……何が起きようとしているんですか?いや!そんな事考えている場合じゃない!僕は慌てて倒れている女の子に駆け寄る。


「君!大丈夫!?」


僕は女の子が無事か確認をする為、声を掛ける。すると、女の子は微妙に動いて小声で喋る。


「お……な……か……」


聞こえなかったのでもう一度聞くと、今度はハッキリと聞こえた。


「お腹……空いた……」


そう言ってまた倒れた。そして、女の子はお腹から『グゥゥゥゥ』と大きな音を出した。何だ。只、お腹が空いていただけか。僕は呆れた顔で、鞄の中から後で食べようと思ってた菓子パンを取り出し彼女に差し出すと、彼女はまるでブラックホールの様に一瞬で菓子パンを食べた。それから、元気を取り戻したのか直ぐに立ち上がる。


「にゃははは!ありがとうにゃ!助かったにゃ!」


彼女は猫の様に喋りながら礼を言う。僕は不思議に思い『にゃ?』と聞いた。すると


「はっ!?こほん。ありがとう!私の名前は『水無月 凛』1年Aクラス!よろしくにゃ……よろしくね!」


危うい自己紹介だが、頑張っている姿が猫みたいで可愛い。見た目もとても可愛いし、髪の毛が猫耳?みたいな二箇所だけ立っているのは癖毛だろうか。それがまた可愛い。というか、同じクラスだったのか!?おっと、自己紹介してくれたのだから僕も自己紹介しないといけないな。


「えっと、初めまして!雨宮優です。僕も1年Aクラスです。よろしく!」


「にゃんと!?君もAクラスかにゃ!凄い偶然もあるもんだにゃあ!」


水無月さん……猫語がまた戻ってますよ。


「そうですね!水無月さんとは仲良くしたいですし、これからよろしく!」


「凛でいいにゃ!それじゃあ、教室でまた会おうにゃ!」


そう言って凛は何処かへ走って行った。


高校始まって1人目の友達……しかも!ちょっと変わってるけど可愛い子と!やったー!


僕は浮かれて教室へ向かいながら廊下を歩いていると廊下の端に綺麗な金髪に髪型がサラサラで縦ロールそして、胸が大きな美少女がいた。


というか!この学校は小説なのか!?漫画なのか!?金髪縦ロールの女の子なんて初めて見たよ!


そんな事を思いながら彼女をチラッと見ると彼女と目が合い、また僕は慌てて目を逸らし教室に向かう。すると後ろから視線を感じる。あぁ……きっと完全にこう思ってるんだろうなぁ………


『貴方!何、私のピーを見てますの!この変態!ピーを見るなんてこの獣!貴方なんかピーをされてピーになればいいのですわ!』


とかそんな事を思ってるんだろうなぁ……ん?『ピー』というのは何か?だって?おいおい。僕も偶にはボケさせてくれないかな?全部ツッコミをすると頭の血管が切れて大変な事になるからさ。だから………


と思った時、僕の真下に文字が書いてある紙が落ちていたので拾って、見てみると


『貴方はツッコミ担当!ボケるのはダメです。』


………誰だ!?これを書いた人は!僕を監視しているのか!一体何の為に!?怖いよー!!


そう思っていた時、誰かが後ろから声を掛けて僕の背中を叩いた。知らない男だ。


「おっはー!」


「君は?」


「俺は『竹中 金寺』。金寺でいいぜ!よろしくな!」


なんか凄くチャラそうな人だな。はっ!?まさか、こいつがこの紙を僕に……いや、あり得ないよね。多分、僕以外にもツッコミをしている人がいて、その人に向けた紙だよ!……多分。


「ところでさ!あの金髪の人知ってるか?」


「あの金髪の人って金髪縦ロールの人?」


突然、金寺が金髪縦ロールの彼女を語り出した。


「そうそう!名前は『瓜神   エル』先輩!2年生で成績優秀。噂ではお金持ちの御令嬢で更に胸が大きいランキングで学校1位、2位を争う美少女なんだ!」


細かっ!?詳しすぎるだろ!今日入学したばかりなのに何で先輩の事をそんなに知ってるんだ!まさか、この人変態なのか!?ある意味凄い。


「凄く……詳しいんだね。」


僕はドヤ顔をする金寺を見て苦笑いをし、それから瓜神先輩が気になりチラッと振り向くと、また目が合ってしまった!てか、さっきから見られてない!?


「おっと!そろそろ教室に入ろうぜ!」


そう言って金寺は教室に入るので僕も後ろを気にしながら教室に入った。すると、何か後ろの席が凄く賑やかだった。そして、金寺は何かに気づいたらしく目を輝かせる。


「あ、あの神々しい姿は……まさか!?」

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