妹はこの世界でただ一人の味方
探し出す
「まずは・・・簡単な挨拶から・・・。」
学はすでにチート化しているストアで10本ほどの刀を買うと、力の限り魔物達に向かって投げた。
その刀は学の異常と言えるステータスにより、回転が目に終えないほどのスピードで魔物へと向かった。
それは途中に当たった木の枝も切り裂いた。
その刀は魔物達にあたる寸前まで高速で飛んでいた。しかし魔物の横を通るとたちまち回転力は落ち、やがて刀は地面へと落ちてしまった。もちろん、魔物達は一切攻撃を受けていなかった。
なんか最近1発で攻撃を与えられることが少なくなってきてないか?なんで物語風にどんどん強い敵が出てくるんだよ・・・。
学は手に刀を持ち、自らが攻撃を加えることにした。
鋭い睨み付きで、一瞬魔物達の動きが止まった瞬間、学は勝ちを確信した。
今の気迫にビビるレベルなら戦闘面では確実に勝ってる。ただ、攻撃をかわされたときの刀の軌道がおかしくなった。それが分かるまではあまり無茶なことはしない方が得策だな。
「ま、かと言って攻撃をやめるわけじゃないけどな。」
学は身体強化を使い、一番近い魔物へと駆け出した。狙われた魔物を含め、全ての魔物も学へと駆け出した。
学は魔物を素早く斬って進む事を考えていて、刀が魔物に届く範囲になるとガクンとスピードが落ちた。
さらに正確に言うと落とされたと言った方がいいだろう。
突然の出来事で、反応が遅れてしまった学が攻撃を受けるのはすぐの事だった。
次々と殴られれ、なんとか攻撃を防いだのは動きが戻った後の1発だけだった。
数十体の魔物の攻撃を一斉に受けた学は所々傷ついており、口からは血が流れていた。
その血を拭いながら学は一度距離をとった。
動きが鈍くなった?それともあっちが早くなったのか・・・後者はなさそうだな。前者だったら刀の回転が遅くなった理由も、俺が遅くなった理由も片付く。
遅くなる時間はおよそ2秒程度といったところか?効果は対象の動きを鈍らせるとかだろう。範囲は近くて2m、遠ければ5m程度か。
学が範囲を出したのは、魔物の一番近い距離と、一番遠い距離を導き出した結果だった。
あとは・・・どの魔物が扱ってるかだな。数えたところ、魔物は27体。個々ならいざ知らず、この数になると流石に辛いな。結衣の場所が分かれば特級魔法で倒せると言うのに。・・・帰ったら説教だな。主に盗んだものについて。
とりあえず今のままだとやばいから結衣と会うべきだな。ステータスも上がって、一緒に戦えて一石二鳥か。いや、結衣には後ろにいてもらうか。
「ん〜・・・全然効いてなさそうだなぁ。」
全身が黒い毛で覆われているゴリラのような魔物は結衣の魔法を受けてもピンピンしていた。
先ほどまで学から逃げていた結衣は魔法を連発して使った事もあり、息を切らしていた。
魔物は拳を振り上げ、結衣へと向けた。結衣は後ろに十分な距離をとった。しかし、拳が届いてないところにかわしたにも関わらず、結衣の体には殴られた衝撃が走った。
「痛っ!」
攻撃が通った事が嬉しかったのか、魔物は続けて追撃を始めた。
ああもう!もう痛いのは嫌だよ!身体強化!
身体強化を使った結衣はその魔物の攻撃を簡単に避け続けていた。結衣はわざと隙を作り、魔物の攻撃を意図的なものにしようとした。
そして結衣の企みは成功し、魔物は結衣がわざと作った隙に殴ってきた。
結衣はその巨大な拳を避け、がら空きとなった懐へと忍び込み、やや苦手気味な打撃を加え始めた。
悲鳴をあげる魔物だったが、ダメージはそこまで入ってなさそうだった。逆に身体強化で能力を上げた結衣の手が痛み始めていた。
必死に殴っていた結衣だったが、魔物が再び自分の手で攻撃してくるのを見ると、すぐさまその場を飛び去った。
「硬い・・・。魔法も打撃も効かないのか〜。打つ手なしかな。特級魔法だったらどうか分からないんだけどなぁ。お兄ちゃんを巻き込んじゃったら元も子もないし・・・。」
10m近くある魔物は以前、ダメージが通った様子はなかった。
「う〜ん・・・お兄ちゃんと合流した方がいいかな?怒られるのは嫌だけど、このままだとキリがないし。それまで捕まらないようにしないと。」
2人はお互いを探し出すべく、森の中を走り込むのだった。
-------------------------------------------------
以下作者のコメント
昨日はすいませんでした。話を書くのを忘れてて、今急いで書き終えたところです。
そしてまだ可能性の話なんですが、スマホが没収される...かもしれません。
塾の面談+定期考査のテストが返ってきて、あまりにも点数が悪かったりすると没収という手段が出てきます。そうなってしまった場合、更新日がいつになるか分かりません。
少なくとも6/3には英検があるので、そこで一旦返されると思います。もし更新をするのであればその日になると思います。
あ、あと急いで書いたので量の調整ができませんでした。いつもより少なめになってしまい申し訳ありません。
なんかもう、親に睨まれてるのでここで切りたいと思います。本当にごめんなさい。
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学はすでにチート化しているストアで10本ほどの刀を買うと、力の限り魔物達に向かって投げた。
その刀は学の異常と言えるステータスにより、回転が目に終えないほどのスピードで魔物へと向かった。
それは途中に当たった木の枝も切り裂いた。
その刀は魔物達にあたる寸前まで高速で飛んでいた。しかし魔物の横を通るとたちまち回転力は落ち、やがて刀は地面へと落ちてしまった。もちろん、魔物達は一切攻撃を受けていなかった。
なんか最近1発で攻撃を与えられることが少なくなってきてないか?なんで物語風にどんどん強い敵が出てくるんだよ・・・。
学は手に刀を持ち、自らが攻撃を加えることにした。
鋭い睨み付きで、一瞬魔物達の動きが止まった瞬間、学は勝ちを確信した。
今の気迫にビビるレベルなら戦闘面では確実に勝ってる。ただ、攻撃をかわされたときの刀の軌道がおかしくなった。それが分かるまではあまり無茶なことはしない方が得策だな。
「ま、かと言って攻撃をやめるわけじゃないけどな。」
学は身体強化を使い、一番近い魔物へと駆け出した。狙われた魔物を含め、全ての魔物も学へと駆け出した。
学は魔物を素早く斬って進む事を考えていて、刀が魔物に届く範囲になるとガクンとスピードが落ちた。
さらに正確に言うと落とされたと言った方がいいだろう。
突然の出来事で、反応が遅れてしまった学が攻撃を受けるのはすぐの事だった。
次々と殴られれ、なんとか攻撃を防いだのは動きが戻った後の1発だけだった。
数十体の魔物の攻撃を一斉に受けた学は所々傷ついており、口からは血が流れていた。
その血を拭いながら学は一度距離をとった。
動きが鈍くなった?それともあっちが早くなったのか・・・後者はなさそうだな。前者だったら刀の回転が遅くなった理由も、俺が遅くなった理由も片付く。
遅くなる時間はおよそ2秒程度といったところか?効果は対象の動きを鈍らせるとかだろう。範囲は近くて2m、遠ければ5m程度か。
学が範囲を出したのは、魔物の一番近い距離と、一番遠い距離を導き出した結果だった。
あとは・・・どの魔物が扱ってるかだな。数えたところ、魔物は27体。個々ならいざ知らず、この数になると流石に辛いな。結衣の場所が分かれば特級魔法で倒せると言うのに。・・・帰ったら説教だな。主に盗んだものについて。
とりあえず今のままだとやばいから結衣と会うべきだな。ステータスも上がって、一緒に戦えて一石二鳥か。いや、結衣には後ろにいてもらうか。
「ん〜・・・全然効いてなさそうだなぁ。」
全身が黒い毛で覆われているゴリラのような魔物は結衣の魔法を受けてもピンピンしていた。
先ほどまで学から逃げていた結衣は魔法を連発して使った事もあり、息を切らしていた。
魔物は拳を振り上げ、結衣へと向けた。結衣は後ろに十分な距離をとった。しかし、拳が届いてないところにかわしたにも関わらず、結衣の体には殴られた衝撃が走った。
「痛っ!」
攻撃が通った事が嬉しかったのか、魔物は続けて追撃を始めた。
ああもう!もう痛いのは嫌だよ!身体強化!
身体強化を使った結衣はその魔物の攻撃を簡単に避け続けていた。結衣はわざと隙を作り、魔物の攻撃を意図的なものにしようとした。
そして結衣の企みは成功し、魔物は結衣がわざと作った隙に殴ってきた。
結衣はその巨大な拳を避け、がら空きとなった懐へと忍び込み、やや苦手気味な打撃を加え始めた。
悲鳴をあげる魔物だったが、ダメージはそこまで入ってなさそうだった。逆に身体強化で能力を上げた結衣の手が痛み始めていた。
必死に殴っていた結衣だったが、魔物が再び自分の手で攻撃してくるのを見ると、すぐさまその場を飛び去った。
「硬い・・・。魔法も打撃も効かないのか〜。打つ手なしかな。特級魔法だったらどうか分からないんだけどなぁ。お兄ちゃんを巻き込んじゃったら元も子もないし・・・。」
10m近くある魔物は以前、ダメージが通った様子はなかった。
「う〜ん・・・お兄ちゃんと合流した方がいいかな?怒られるのは嫌だけど、このままだとキリがないし。それまで捕まらないようにしないと。」
2人はお互いを探し出すべく、森の中を走り込むのだった。
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以下作者のコメント
昨日はすいませんでした。話を書くのを忘れてて、今急いで書き終えたところです。
そしてまだ可能性の話なんですが、スマホが没収される...かもしれません。
塾の面談+定期考査のテストが返ってきて、あまりにも点数が悪かったりすると没収という手段が出てきます。そうなってしまった場合、更新日がいつになるか分かりません。
少なくとも6/3には英検があるので、そこで一旦返されると思います。もし更新をするのであればその日になると思います。
あ、あと急いで書いたので量の調整ができませんでした。いつもより少なめになってしまい申し訳ありません。
なんかもう、親に睨まれてるのでここで切りたいと思います。本当にごめんなさい。
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コメント
さらだ
誤字報告有難う御座います。打ちミスをしていました。これからもよろしくお願いします。
田中 凪
誤字報告失礼します。
ゴリラのように×
ゴリラのような○
だと思うのですが?
さらだ
頑張ります!
瑠璃
勉強頑張ってくださいo(・`д・´。)
さらだ
有難う御座います。その言葉がどれほど有難いか...