妹はこの世界でただ一人の味方

サラダアブラ

その時結衣は

結衣が学の所に向かう前、カラカラはドーレの部下と戦っていた。

ドーレの部下ーーゼイドが魔法を撃つ。

〈#_>\$8 @/&$;! =_+\‘.・  %%#_“.$〉

次の瞬間、50発ほどの炎の弓のようなものが空中に浮かび上がった。そしてそれはカラカラに向かった。

〈水の源よ その力で壁を築け ウォーターウォール〉

カラカラが唱えると水が地面から吹き出し、火の弓を蒸発させた。蒸発した煙に隠れ、カラカラは追い討ちの魔法を撃つ。

〈光の源よ 弓矢の力となれ シャイニングアロー〉

魔力の量なのか、はたまた呪文のレベルが違うのか弓矢は10発ほどしか出てこなかった。ゼイドに向かって行ったがそれはすぐにかわされてしまう。

「貴様スライムのくせになかなかやるな。・・・そこらへんのやつとは違ってな。」

そこら辺と言って視線を落とした先にはスライムや、ウルフ、コボルトなど低級とはいえ数多くの魔物の死体だった。

「魔族も冗談は言うんですね。面白くはありませんが。あなたなら僕くらい一発で倒す事も出来ますよね?」

魔物たちはゼイドによって倒された。ただし、魔法1発でだ。先程ゼイドは50発撃ったが、魔物を殲滅した時にはおよそ400発ほどだった。

「出来ないことはない。だが、どうせなら長く戦って心からへし折るのが面白いんじゃねぇか。分からないか?」

「分かりませんね。」

即座に否定されたことからゼイドは少し苛立った。その戦い方でこの地位まで上がってきたのだから仕方のないことなのかもしれない。

「なら・・・死ねよ。」

ゼイドは魔法を撃つのをやめ、直接殴りにかかった。それをカラカラは俊敏のスキルを使ってギリギリのところで避ける事に成功した。

しかし、叩きつけられた拳は地面にヒビを作った。その衝撃で木に繋げておいた馬が暴れ出した。結果から言うと、馬は逃げ出し結衣を荷台から放り出しながら消えていった。

「ふぁ・・・ぁぁぁ。・・・あれ?ここどこ?」

戦っている最中にはまるで似つかわしくない言葉だった。

「あ、カラカラじゃん。そちらはお友達?」

そちらというのはゼイドの事だ。カラカラは即座に否定した。

「違いますよ結衣さん。この魔族たちはうわっ!」

結衣の質問に答えているとゼイドは再びカラカラに殴りかかった。避けながら話たため、時間はかかったがゼイドが敵だという事が分かった。

「それに!」

「どうしたの?」

「クソ!ちょこまかと。もういい。1発で終わらしてやる。〈€\%\* :」€]*;>\ =_>\}€   ・x”\€〉」

未だ戦いに参加しない結衣を見てカラカラが予想していることを結衣に突きつける。

「多分学さんも戦ってます!」

「死ね! 」

ゼイドの声で結衣の方を見ていたカラカラは目の前に迫る魔法を見た。しかし、話しているのに集中しすぎたせいで回避が間に合わない。それを瞬時に感じ取ったカラカラは焼け石に水だと分かりながらも呪文を唱え始めた。

ゼイドが撃った魔法は半径1メートルほどの炎の塊が4つ。先ほどと同じようにウォーターウォールを使う。

〈水の源よ その力で壁を築け ウォーターウォール〉

想像通り、ある程度の威力は殺せたものの全てを消し去ることは出来なかった。火の弾が当たる瞬間ーーカラカラは結衣に抱えられてゼイドの後ろに回り込んでいた。
そのまま結衣は空いていた右手でゼイドを殴った。

「グハッ! うざったらしいんだよ!」

ゼイドも負けずと殴り返すが、結衣はそれを全て片手で受け流す。

「カラカラ。少し我慢して。」

「はい? うわぁぁぁぁぁ。」

カラカラに小声で言うと、反応を待たずに空へ放り投げた。その高さおよそ50m。その瞬間身体強化を使い、ゼイドが殴ってきた拳を掴み背負い投げをした。技が決まるとすぐに結衣は馬乗りになり、ゼイドの顔を殴り続けた。このままでは死ぬと思ったゼイドは結衣を退かそうとしたが、身体強化を使った結衣はビクともしなかった。魔法も使おうと試みた。

〈\^_+_“ ・・・〉

しかしその途中で結衣に遮られてしまう。

「うるさい。」

「あがっ・・・!」

呪文を唱えている最中、結衣はゼイドの歯を殴った。そのせいで、ゼイドの歯は折れてしまいまともに呪文を唱える事が出来なくなってしまった。
そして結衣が全力の一撃をゼイドの顔にしたところ、頭が破裂し、血が飛び散った。
結衣が立った時にちょうどカラカラが落ちてきて難なくキャッチした。

「大丈夫?」

「大丈夫ではないですね・・・。」

ともかくと結衣が言い

「お兄ちゃんはどこ? 」

結衣の質問にカラカラは答えた。

「多分森を抜けたところだと思います。地面から本当にわずかな振動が来ているので。」

この時が学がウォーターレインを使った場面。そして、カラカラが結衣のとってより心配させる言葉を発した。

「戦闘はものすごく激しいです。・・・優勢であろうと劣勢であろうと戦い始めてから時間が経っています。無傷では済まないと思います。」

「どっち!?」

結衣の声量の大きさに驚いたカラカラだったが、結衣の目尻に涙が溜まっているのを見て目を瞑り、神経を集中させた。・・・スライムに神経はないので、地面につけた触手なのだが。

「あ・・・えっと・・・右斜め前方距離にして約400mです。って速っ!」

結衣は方角だけ聞くとすぐに走り出した。距離を聞く時間すら勿体無いと感じていたのだ。当然身体強化を使っていたので走るスピードも速かった。学と接触するまであと100mのところで学がやられそうなところを目撃した。結衣は無我夢中で前に学が使っていた詠唱を思い出しーー魔法を放った。・・・しかしこの時の結衣は無意識でやっていたため、記憶はない。

そして今に至るーー。



--------------------------------------------
以下作者のコメント
今日何気なく見てると驚きました。いいね数が800を超えていることに。嬉しい限りです。
まあフォロー数は減ったり増えたりと不安定ですが。それでも傾向としては右上がりなのであんまり気にしてないんですが。

さてさて、今日であと今年も345日になりました。・・・だからなんだ?って話ですよね。書いてる作者自身もそう思いました。ほんと何してるんでしょうね。

そういえば先日学校の人と喧嘩をしてしまいました。僕が廊下で友人と話していると、廊下で鬼ごっこをしていたらしく走って来たんですよ。きっと捕まりそうだったんでしょうね。僕の肩を掴んでうまく回ろうとしようとしたんですよ。多分。悲しいことに僕は興味のあるもの。もしくは毎日聞いてるようなものでないと覚えません。というか覚える事が出来ません。残念なことに僕はその人を知らなかったので無意識のうちに背負い投げをしていました。
一応小学3年生までは柔道を習っていたので、ある程度の技は身につけているんですよ。
まあ当然というか、その男は逆ギレして殴りかかって来たんですよ。それを今回の結衣ではないですが、ずっと受け流していたんですよね。
次第に避けるのがバカらしくなってきて、相手が殴ってきた時に僕も右手でその手を殴ったんですよ。そしたらお互いの手から「ボキッ!」って聞こえたんですよ。

その後先生が来て一旦は収まりましたが、次の日にその男が手に包帯を巻いているのを見て少し笑ってしまいました。
ちなみに僕は大丈夫でした。いつも牛乳飲んでいるからですかね?(笑)

明日は駿台学力テストがあります。午前中が丸つぶれなので、更新ができても夕方以降になります。すいません。


いいね、コメント、フォローお願いします。

「妹はこの世界でただ一人の味方」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「冒険」の人気作品

コメント

  • サラダアブラ

    当たり前です笑

    1
  • ちょっと二次元が好きです

    廊下で鬼ごっこしてるやつにいい奴はいないです。笑(持論)

    4
  • サラダアブラ

    遊び心は大事ですよ(笑)

    1
  • サラダアブラ

    有難う御座います。こちらこそこれからも宜しくお願いします。

    1
  • たーくん

    色々とお疲れ様です。次も楽しみにしています。頑張ってください。

    1
コメントをもっと見る / 書く