ふわっとしたモンスター図鑑
アヤカシって?
江戸中期の絵師鳥山石燕が今昔鬼拾遣にて紹介された巨大な海蛇。
茨城県沖合に出る妖怪イチクがモデルと言われている。
全長数キロにも及ぶ長い体を持っており、船と遭遇すると船の上をまたいで通り過ぎることもあったという。ただ、通り過ぎるのに数日もかかるけど……
体からは粘着質の油が分泌され、船をまたぐ際、船乗りたちはアヤカシから滴り落ちる油を掻き出して船が油の重みで沈まないようにしたと言われている。
作品に登場させるなら……討伐系はその大きさからクライマックスか、中盤ぐらいの数話に渡るような長期討伐エピソードか、アヤカシの油に錬金術素材の価値を与えて採取するお話などどうでしょう。
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