モブで頑張る人生2回目。
拾い者
今日は山に芝刈りに…ちゃうよ。
今日は山に薬草と木の実を取りに来たね。
マリアは木の実担当。
私が薬草担当。
「こっちに薬草あるよ」
マリアに呼ばれて行ってみれば それは毒草。
似てるちゃ似てるんだけどさ。
それは要らないなぁ。
「マリア、あっちに すぐりがあったから」
「はーい」
ふわふわの金髪を揺らしてヒロインは行きました。
マリアは本当に可愛い。
さすが 乙ゲーのヒロインって感じ。
記憶を思い出してから マリアが娘みたいに思えてしまって 母は頑張って良き伴侶を見つけてやらねばと 使命感にかられてる。
家事も出来ない 薬草と毒草の区別も付かない彼女だけどね。
馬鹿な子供でも 母にしたら可愛いんだよ。
母ならば 娘が苦労しないような相手と一緒になって貰いたいと思うのが普通だ。
ゲームだと誰と結ばれてもハッピーエンドだったけどイレギュラーな部分もあるし。
「ディオー こっち来て」
すぐり摘みしていたマリアが私を呼んだ。
「どうしたの?」
彼女の側に行く。
これと指差す方に視線を向ければ、そこにマントを頭から被った男性がうつ伏せに倒れて居た。
ん?私とマリアで山に来て、倒れてる人を見つける。
これって、攻略相手に会うイベントだ!!
マリアの婿候補だよ。
どれお顔拝見。
………待てよ。確かゲームだとマリアが見つけて最初に声をかける、だったよ?
マリアがしないとダメなんじゃないか?
彼女の方を振り向けばちょっと不安げな顔。
「マリア?」
彼女はてを伸ばし私の上着の裾を掴んだ。
怖いのか。
そら 普通 怖いよね。
当たり前か。
見知らぬ男性が倒れてるんだし。
仕方ない私がしますか。
「大丈夫ですか?生きてます?」
息はしてるし傷もなさそう。
揺さぶってみるか。
「もしもし?」
揺さぶりながら声をかけ続ける。
「んっ………」
5分位した時、声が聞こえた。
意識戻ったのかな。
「大丈夫ですか?」
男性はゆっくりと身体を動かし その場に座った。
マントのフードが落ちる。
そこに表れたのは、凛々しいお顔。
柔らかそうな銀髪、まだちょっとボーッとしているけど綺麗な紫の瞳、スッと伸びた鼻梁、形の良い唇、イケメンだ。
「ここは?」
そして イケボ。
たまりませんな。
「ここは 北の森。なぜあなたは倒れてたんです?」
男性が言うには隣国からの帰り馬が何かに驚き そこから落馬したと。
落馬って、死ななくて良かったね。
「私は エドワード ルキシュ。」
エドワードは貴族のようだ。
ここから 彼の目的地までは歩いても一日あれば たどり着く。
「お礼は後程させて頂く」
彼は立ち上がろうとしたが足首に痛みが走り出来ない。
意識が戻ったとはいえ 立ち上がれない人をほっても置けず、二人で肩をかし家に連れ帰った。
今日は山に薬草と木の実を取りに来たね。
マリアは木の実担当。
私が薬草担当。
「こっちに薬草あるよ」
マリアに呼ばれて行ってみれば それは毒草。
似てるちゃ似てるんだけどさ。
それは要らないなぁ。
「マリア、あっちに すぐりがあったから」
「はーい」
ふわふわの金髪を揺らしてヒロインは行きました。
マリアは本当に可愛い。
さすが 乙ゲーのヒロインって感じ。
記憶を思い出してから マリアが娘みたいに思えてしまって 母は頑張って良き伴侶を見つけてやらねばと 使命感にかられてる。
家事も出来ない 薬草と毒草の区別も付かない彼女だけどね。
馬鹿な子供でも 母にしたら可愛いんだよ。
母ならば 娘が苦労しないような相手と一緒になって貰いたいと思うのが普通だ。
ゲームだと誰と結ばれてもハッピーエンドだったけどイレギュラーな部分もあるし。
「ディオー こっち来て」
すぐり摘みしていたマリアが私を呼んだ。
「どうしたの?」
彼女の側に行く。
これと指差す方に視線を向ければ、そこにマントを頭から被った男性がうつ伏せに倒れて居た。
ん?私とマリアで山に来て、倒れてる人を見つける。
これって、攻略相手に会うイベントだ!!
マリアの婿候補だよ。
どれお顔拝見。
………待てよ。確かゲームだとマリアが見つけて最初に声をかける、だったよ?
マリアがしないとダメなんじゃないか?
彼女の方を振り向けばちょっと不安げな顔。
「マリア?」
彼女はてを伸ばし私の上着の裾を掴んだ。
怖いのか。
そら 普通 怖いよね。
当たり前か。
見知らぬ男性が倒れてるんだし。
仕方ない私がしますか。
「大丈夫ですか?生きてます?」
息はしてるし傷もなさそう。
揺さぶってみるか。
「もしもし?」
揺さぶりながら声をかけ続ける。
「んっ………」
5分位した時、声が聞こえた。
意識戻ったのかな。
「大丈夫ですか?」
男性はゆっくりと身体を動かし その場に座った。
マントのフードが落ちる。
そこに表れたのは、凛々しいお顔。
柔らかそうな銀髪、まだちょっとボーッとしているけど綺麗な紫の瞳、スッと伸びた鼻梁、形の良い唇、イケメンだ。
「ここは?」
そして イケボ。
たまりませんな。
「ここは 北の森。なぜあなたは倒れてたんです?」
男性が言うには隣国からの帰り馬が何かに驚き そこから落馬したと。
落馬って、死ななくて良かったね。
「私は エドワード ルキシュ。」
エドワードは貴族のようだ。
ここから 彼の目的地までは歩いても一日あれば たどり着く。
「お礼は後程させて頂く」
彼は立ち上がろうとしたが足首に痛みが走り出来ない。
意識が戻ったとはいえ 立ち上がれない人をほっても置けず、二人で肩をかし家に連れ帰った。
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