多重人格者(自称)が異世界いったら人格の数だけステがあった。
第三話 ~新たな人格~ 前編
「えっと、聞き間違えたみたいなのでもう一回言ってもらっていいですか?」
「はい、田淵様の職業は変更できないようになっています。」
うんw聞き間違えじゃなかったw
俺は王都につくと、真っ先にこの場所に向かった。ここは、ギルドハウスといって、ダンジョンの情報とか、パーティーの募集とか、そういうのができる場所だ。なかでも一番多く人が使用するのは、自らの職業を変えることができるからなのだ。魔法使い→戦士や、
武道家→旅芸人など、その人の人生まで変えられるものすごいばしょだ。
それなのに変えられない?なぜ?さっきからアリスは、知らん顔でこちらをチラチラ見ている。
一度落ち着いて考えよう。
「アリス!これはどういうことだ!」
「知らないわよ!職業も変えられない人なんて初めてだわ!こっちの世界に来るときも、草原の真ん中だったし!あんたいったい何者なのよ!!」
「知るかーー!俺もこっちの世界にいきなり来たんだぞ!」
マジでなんなんだよ。俺が何者?俺が聞きたいわw
いや、ちょっと待てよ。この俺の職業「田淵隆介」ってどんな職業なんだ?
恐る恐る俺は聞いてみた。
「あの~。俺の職業って具体的に何が得意とか、どこが強いとかって、わかりますか?」
「そうですね~。田淵隆介という職業はデータにない職業ですので、こちらからはなんともw」
そうだよねーーwだって本名だもんw
もういいや。このままで。戦っているうちになんかわかるかも知れないしな。
とりあえず服とか武器をまず揃えるか。
そう思い、俺はアリスを連れ、ギルドハウスを出た。
王都には数えきれないほどの店があった。
武器屋、道具屋、宿屋はもちろんのこと、アクセサリーショップやカジノ。あっちにはでっかいスーパーのようなものもある。うん。最高だw
まずはどこにいこうか悩んでいるときに、アリスがとんでもない事実を告げてきた。
「あんたお金はあるの?」
あ。そうだ。確かに俺はここにくるまでなにとも戦っていない。所持金を見ていると確かにそこには、
「0」
という数字が浮かび上がっていた。
このままじゃ装備も変えられない。俺は仕方なく、ダンジョンへ向かった。
「あの~?アリス?ここって始まりの平原っていうところだよね?妙にモンスター強そうなんだけどw」
「そうね~wあんなモンスターいるって、ギルドハウスにはかいてなかったんだけどね~wじゃあ私は応援してるから!」
おいおい。俺が想像してたのは、スラ○ムとかいかにも雑魚モンスターなんだけど?w今目の前にいるのって、
ドラゴンだよね?wどこも始まりの平原じゃないんだけど?w終わりを迎えようとしてんだけど!
てか、応援てなんだ!応援て!!手伝えよ!
そんなことを考えてる隙にドラゴンはもうそこまで来ていた。
あぁ。俺の異世界生活‥‥始まったばっかなのにもう死ぬのか。次の人生は、普通の世界に生まれますように。
と考えてると、俺の中にある男が浮かんできた。
それは、俺を連れてきた、あの男。
「そうだな!俺は俺をこの世界に連れてきたお前をぶっとばすまで死ねない!
くっそー!何とかなれーーーー!!」
そう叫んだ瞬間、俺の右手が光だし、召喚陣が出てきた。
その召喚陣からはいつも見慣れている顔の男が出てきた。
「俺がもう一人‥‥」
いや顔は一緒だが、格好や表情は全然ちがう。
「ようやく呼んでくれたな!隆介!待ちくたびれたぜ!
お前は下がってろ!あとは俺に任せな!お前がいなくなったら俺たちは‥‥」
最後なんと言おうとしたのだろう。俺たち?
そんなことを考えてる時には既に、もう一人の俺はドラゴンへと突っ込んでいった。
読んでいただきありがとうございます。
最近フォロー数が増えており、すごく嬉しいです。
これからも頑張りますのでフォローコメントいいねよろしくお願いします。
「はい、田淵様の職業は変更できないようになっています。」
うんw聞き間違えじゃなかったw
俺は王都につくと、真っ先にこの場所に向かった。ここは、ギルドハウスといって、ダンジョンの情報とか、パーティーの募集とか、そういうのができる場所だ。なかでも一番多く人が使用するのは、自らの職業を変えることができるからなのだ。魔法使い→戦士や、
武道家→旅芸人など、その人の人生まで変えられるものすごいばしょだ。
それなのに変えられない?なぜ?さっきからアリスは、知らん顔でこちらをチラチラ見ている。
一度落ち着いて考えよう。
「アリス!これはどういうことだ!」
「知らないわよ!職業も変えられない人なんて初めてだわ!こっちの世界に来るときも、草原の真ん中だったし!あんたいったい何者なのよ!!」
「知るかーー!俺もこっちの世界にいきなり来たんだぞ!」
マジでなんなんだよ。俺が何者?俺が聞きたいわw
いや、ちょっと待てよ。この俺の職業「田淵隆介」ってどんな職業なんだ?
恐る恐る俺は聞いてみた。
「あの~。俺の職業って具体的に何が得意とか、どこが強いとかって、わかりますか?」
「そうですね~。田淵隆介という職業はデータにない職業ですので、こちらからはなんともw」
そうだよねーーwだって本名だもんw
もういいや。このままで。戦っているうちになんかわかるかも知れないしな。
とりあえず服とか武器をまず揃えるか。
そう思い、俺はアリスを連れ、ギルドハウスを出た。
王都には数えきれないほどの店があった。
武器屋、道具屋、宿屋はもちろんのこと、アクセサリーショップやカジノ。あっちにはでっかいスーパーのようなものもある。うん。最高だw
まずはどこにいこうか悩んでいるときに、アリスがとんでもない事実を告げてきた。
「あんたお金はあるの?」
あ。そうだ。確かに俺はここにくるまでなにとも戦っていない。所持金を見ていると確かにそこには、
「0」
という数字が浮かび上がっていた。
このままじゃ装備も変えられない。俺は仕方なく、ダンジョンへ向かった。
「あの~?アリス?ここって始まりの平原っていうところだよね?妙にモンスター強そうなんだけどw」
「そうね~wあんなモンスターいるって、ギルドハウスにはかいてなかったんだけどね~wじゃあ私は応援してるから!」
おいおい。俺が想像してたのは、スラ○ムとかいかにも雑魚モンスターなんだけど?w今目の前にいるのって、
ドラゴンだよね?wどこも始まりの平原じゃないんだけど?w終わりを迎えようとしてんだけど!
てか、応援てなんだ!応援て!!手伝えよ!
そんなことを考えてる隙にドラゴンはもうそこまで来ていた。
あぁ。俺の異世界生活‥‥始まったばっかなのにもう死ぬのか。次の人生は、普通の世界に生まれますように。
と考えてると、俺の中にある男が浮かんできた。
それは、俺を連れてきた、あの男。
「そうだな!俺は俺をこの世界に連れてきたお前をぶっとばすまで死ねない!
くっそー!何とかなれーーーー!!」
そう叫んだ瞬間、俺の右手が光だし、召喚陣が出てきた。
その召喚陣からはいつも見慣れている顔の男が出てきた。
「俺がもう一人‥‥」
いや顔は一緒だが、格好や表情は全然ちがう。
「ようやく呼んでくれたな!隆介!待ちくたびれたぜ!
お前は下がってろ!あとは俺に任せな!お前がいなくなったら俺たちは‥‥」
最後なんと言おうとしたのだろう。俺たち?
そんなことを考えてる時には既に、もう一人の俺はドラゴンへと突っ込んでいった。
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