邪神使徒転生のススメ
36.再会
 「マヤ、迷惑をかけて済まなかった。お陰でこの子達が助かった」
 「気にするなって。これは俺らの問題でもあったわけだし」
 とりあえずエルフ達を縛った後全員を護衛しながらエルフの里の転移門のある場所まで戻っていた。そして帰ってくるなりすぐにイルネーブからお礼をされた。でも如何せん人数が多いから進行速度は遅くなってしまった。さっきここに着く前に竜巻みたいなのが起きてたんだけど…シェイが暴れてるのかもしれない。
 「マヤさん…あの子は…ミレイアは本当に無事なんですか?」
 ミレイアのお母さんが心底心配そうに話しかけてきた。
 「はい、大丈夫ですよ。多分そろそろ帰ってくると思いますけど………あ、帰って来ましたよ」
 話している最中に俺が救出に行ってた方向とは違う方向に行ってたシェイとミレイアが帰ってきた。
 「お帰り、二人とも」
 「…ただいま」
 「……………お父さん、お母さん……」
 ミレイアは帰って来るなり両親を見つけ、俺の言葉は耳に入っていないようだった。
 「ミレイア……本当に、無事だったんだな……良かった…」
 「ミレイア、よく、一人で頑張りましたね……無事で良かった…」
 「ううん、一人じゃないよ。マヤさんとシェイさんが一緒にいてくれたからだよ……見ず知らずの私を助けてくれて、私のせいで起きた今回のことも、自分の事のように考えてくれたの。だから、一人じゃ、なかったんだよ……?」
ミレイアが目尻に涙を浮かべながら笑顔で両親と話している。
 「…暫く、三人だけにしておくか」
 「…そうだね。一年ぶりの再会だからね」
 ミレイアのご両親は長い間感じられなかった温もりを取り戻すように、ミレイアの体を抱き締めていた。
 「マヤさん、シェイさん、本当にありがとうございました。おと…父と母を助けてくれて」
 ミレイアは家族と三十分程語らった後改めて俺たちにお礼を言ってきた。別に気にしなくていいのに。
 「…大丈夫。当たり前のことだから」
 「そうだよ。ミレイアが大変なら一緒に問題を解決するのは当たり前だ」
 「…ありがとうございますっ…!」
 「マヤさん、シェイさん、私共からも改めてお礼を。ミレイアの事を助けてくれただけでなく私共も助けて頂き…感謝してもしきれません」
 今度はミレイアのご両親からお礼された。
 「いえ、お気になさらず。先程も言いましたが当然のことなんです。それより、これからどうするんですか?」
 ちなみに助け出した精霊達はイルネーブに率いられてミレイア一家が話している間に里に帰っていた。精霊達から散々お礼を言われた。
 「私は、マヤさん達と旅を続けたいです。もちろんお二人がよろしければですけど…」
「俺達はもちろん構わないけど…お父さん達はそれでいいんですか?」
 「もちろんです。この子がやりたい事をすべきだと思いますから」
 これで晴れてミレイアがずっと仲間になることになった。良かった。
 「お父さんとお母さんは王都に住むことにしました。お金はあまりないですからいい家には住めないとは思いますけど、贅沢は言ってられないですから…」
 今回はお父さんって言ってる。さっきは言い直したのに。やっぱこっちの方が慣れてるんだろうな。
 「…お金なら私が貸すよ。お金なら余ってるから」
 「え、でも、申し訳ないです!流石に頂けませんよ!」
 「…気にしない気にしない。別に使うこともないし、貸すだけだから。いつか返してくれれば大丈夫。例え何百年でも待ってあげるから」
 え、何百年?そういえば聞いてなかったけど鬼族って寿命どんぐらいなんだろ。今度聞いてみよ。
 「……本当にいいんですか?」
 「…大丈夫大丈夫。ミーちゃんのご両親も心配なさらないでください。全然平気ですから」
 「では、お言葉に甘えさせて頂きます。必ずお返しします」
 どうやら話はまとまったようだ。俺はあんまり金持ってないし金の話は役に立たない…。
 「じゃあ話もまとまったところで、早く王都に行こうか。何かここの近くから凄い人の反応がする」
 「…ここから大体どのぐらいのところに反応してる?」
 「1kmぐらいの場所だな。結構近い」
 この距離ならミレイアのご両親と一緒でも大丈夫だろう。
  「じゃあ行くか。流石に疲れたから早く行こう」
 流石にスキル使いっ放しだったから疲れた。あんまりあのスキル使ってなかったから慣れてなかったってのもあるよな。早いとこ王都に行こう。
 「気にするなって。これは俺らの問題でもあったわけだし」
 とりあえずエルフ達を縛った後全員を護衛しながらエルフの里の転移門のある場所まで戻っていた。そして帰ってくるなりすぐにイルネーブからお礼をされた。でも如何せん人数が多いから進行速度は遅くなってしまった。さっきここに着く前に竜巻みたいなのが起きてたんだけど…シェイが暴れてるのかもしれない。
 「マヤさん…あの子は…ミレイアは本当に無事なんですか?」
 ミレイアのお母さんが心底心配そうに話しかけてきた。
 「はい、大丈夫ですよ。多分そろそろ帰ってくると思いますけど………あ、帰って来ましたよ」
 話している最中に俺が救出に行ってた方向とは違う方向に行ってたシェイとミレイアが帰ってきた。
 「お帰り、二人とも」
 「…ただいま」
 「……………お父さん、お母さん……」
 ミレイアは帰って来るなり両親を見つけ、俺の言葉は耳に入っていないようだった。
 「ミレイア……本当に、無事だったんだな……良かった…」
 「ミレイア、よく、一人で頑張りましたね……無事で良かった…」
 「ううん、一人じゃないよ。マヤさんとシェイさんが一緒にいてくれたからだよ……見ず知らずの私を助けてくれて、私のせいで起きた今回のことも、自分の事のように考えてくれたの。だから、一人じゃ、なかったんだよ……?」
ミレイアが目尻に涙を浮かべながら笑顔で両親と話している。
 「…暫く、三人だけにしておくか」
 「…そうだね。一年ぶりの再会だからね」
 ミレイアのご両親は長い間感じられなかった温もりを取り戻すように、ミレイアの体を抱き締めていた。
 「マヤさん、シェイさん、本当にありがとうございました。おと…父と母を助けてくれて」
 ミレイアは家族と三十分程語らった後改めて俺たちにお礼を言ってきた。別に気にしなくていいのに。
 「…大丈夫。当たり前のことだから」
 「そうだよ。ミレイアが大変なら一緒に問題を解決するのは当たり前だ」
 「…ありがとうございますっ…!」
 「マヤさん、シェイさん、私共からも改めてお礼を。ミレイアの事を助けてくれただけでなく私共も助けて頂き…感謝してもしきれません」
 今度はミレイアのご両親からお礼された。
 「いえ、お気になさらず。先程も言いましたが当然のことなんです。それより、これからどうするんですか?」
 ちなみに助け出した精霊達はイルネーブに率いられてミレイア一家が話している間に里に帰っていた。精霊達から散々お礼を言われた。
 「私は、マヤさん達と旅を続けたいです。もちろんお二人がよろしければですけど…」
「俺達はもちろん構わないけど…お父さん達はそれでいいんですか?」
 「もちろんです。この子がやりたい事をすべきだと思いますから」
 これで晴れてミレイアがずっと仲間になることになった。良かった。
 「お父さんとお母さんは王都に住むことにしました。お金はあまりないですからいい家には住めないとは思いますけど、贅沢は言ってられないですから…」
 今回はお父さんって言ってる。さっきは言い直したのに。やっぱこっちの方が慣れてるんだろうな。
 「…お金なら私が貸すよ。お金なら余ってるから」
 「え、でも、申し訳ないです!流石に頂けませんよ!」
 「…気にしない気にしない。別に使うこともないし、貸すだけだから。いつか返してくれれば大丈夫。例え何百年でも待ってあげるから」
 え、何百年?そういえば聞いてなかったけど鬼族って寿命どんぐらいなんだろ。今度聞いてみよ。
 「……本当にいいんですか?」
 「…大丈夫大丈夫。ミーちゃんのご両親も心配なさらないでください。全然平気ですから」
 「では、お言葉に甘えさせて頂きます。必ずお返しします」
 どうやら話はまとまったようだ。俺はあんまり金持ってないし金の話は役に立たない…。
 「じゃあ話もまとまったところで、早く王都に行こうか。何かここの近くから凄い人の反応がする」
 「…ここから大体どのぐらいのところに反応してる?」
 「1kmぐらいの場所だな。結構近い」
 この距離ならミレイアのご両親と一緒でも大丈夫だろう。
  「じゃあ行くか。流石に疲れたから早く行こう」
 流石にスキル使いっ放しだったから疲れた。あんまりあのスキル使ってなかったから慣れてなかったってのもあるよな。早いとこ王都に行こう。
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