邪神使徒転生のススメ
08.能力と魔法
 まず《迷宮》に向かう為に街からを出て少し歩いた所にある建物の中にあるという。……街の名前知らん。そういえばどこにも看板とか無かったから知らないままだったな。取り敢えず《迷宮》に向かいつつ疑問をぶつけてみた。
 「なあシェイ。この街ってなんて名前なんだ?」
 「…もう呆れて文句も言えない。ここはレイゼルという名前の街。どちらかといえば邪神教寄りの街。だけどあんまり関係ないから女神教寄りもいる。」
 「どちらかといえばってどういうこと?」
 「…世界は邪神教と女神教に分かれている。もちろん戦争は昔やったことはあるけど今はそうでもない。でも中には敵対心を持っている人もいる。」
 なるほどなー。邪神教と女神教…か。確実に邪神使徒の俺とシェイは邪神教寄りだよな。
 「…ちなみに邪神使徒は女神教の一部には嫌われている。というか排除しようとする場合もあるの。」
 マジか、それだと俺とシェイって実は結構危なかったりするんじゃないのか?
 「…そういうわけだから人に自分の《仕事》を気軽に教えたらいけない。もしかしたら命を狙われる場合もあるからね。」
 「分かった。自分の《仕事》は言わないようにするよ。ありがとな」
 「…いちいち礼を言わなくていいよ。毎回言ってたらキリがないぐらいマヤは常識がないからね」
 「ん……分かった。じゃあ俺は遠慮なく疑問をぶつけるよ」
 情けないことこの上ないけど背に腹は変えられん。そうしないと今後困るからな。
 「…うん。それなら早く質問して、何でも答えてあげる。…私の答えられる範囲ならだけど」
 「それじゃあ、魔法って誰でも使えるものなの?」
 魔法。異世界と言えば誰もが想像する魔法。地球では見ることのできない魔法をもしかすると自分も使えるようになるかもしれないからこれは聞いておきたかった。
 「…基本的に努力すればみんな使えるようになる。中には元々魔法の才能があってすぐに使える人もいるけど、普通は覚えるのに最低でも半年はかかると思う」
 「なるほど、ちなみにシェイは魔法使えるの?」
 「…使える。邪神使徒は元のステータスが普通の人に比べて格段に高い。恐らく邪神使徒と女神使徒はこの世界でトップクラスの《仕事》。だから魔法適性も格段に高い」
 「邪神使徒ってそんなすごいものだったのか…。知らなかったな。もしかしてさ…今この邪神使徒が2人揃うことって大分珍しい?」
 「…うん。私が知る限りマヤ以外の邪神使徒は見たことないし、他にも邪神使徒がいるっていう噂は聞いたことない」
 「人に自分の《仕事》を教えなければまだ邪神使徒はいる可能性はあるってことか?」
 「その可能性はある。でも大抵は産まれた後に親から確認される。そうしたら周りの人間にも伝わると思う」
 「人のステータスって見ることできるのか?」
 「…まあ一応は。ステータスボードという物で自分のステータスを見ることができる。その時に見られる可能性はある。でもそこでしかステータスは見れないから確認するのには見るしかないんだけどね」
 ん……?俺はそんなもん使ってないけど普通にステータス見れるんだけど。
 「なあ、ステータスって意識すれば頭の中にすぐ浮かぶものなんじゃないか?」
 「……!そんなことはない。普通は皆ステータスボードでステータスを確認するの。マヤが何で見れているのか知らないけど、きっと特別ってことなんでしょう。《仕事》が邪神使徒ってことは何かしら特別なものがあるはずだしね」
 特別…ね。まあ俺はこの世界の住人じゃなくて地球からの転生者だからな。特別も特別だからな。
 「俺のそれが特別なのだとしたらシェイにも何かあるのか?」
 「…私のは身に付けている、もしくは持っている物ならすぐに手に出せる。使う場面は戦う時に武器を変えるのが楽なぐらい」
 武器を変える時間を無くせるのか。状況によってはすごい能力になるんじゃないかな。
 「少し話は逸れたけど魔法、俺に教えてくれないか?」
 やっぱ魔法使いたい。楽しみにしてたし。
 「…別にいいよ。使えたら戦闘も大分楽になるだろうしね」
 「良かった。魔法使ってみたいから楽しみなんだ」
 「…そう。それは良かったね。多分マヤならすぐ使えるようになるよ」
 「邪神使徒だから魔法適性も高いんだよな」
 「…そう。私も少し練習したらすぐ出来るようになった。大丈夫」
 邪神使徒の先輩のお墨付きだから安心だな。早く魔法使いたーい。
 「なあシェイ。この街ってなんて名前なんだ?」
 「…もう呆れて文句も言えない。ここはレイゼルという名前の街。どちらかといえば邪神教寄りの街。だけどあんまり関係ないから女神教寄りもいる。」
 「どちらかといえばってどういうこと?」
 「…世界は邪神教と女神教に分かれている。もちろん戦争は昔やったことはあるけど今はそうでもない。でも中には敵対心を持っている人もいる。」
 なるほどなー。邪神教と女神教…か。確実に邪神使徒の俺とシェイは邪神教寄りだよな。
 「…ちなみに邪神使徒は女神教の一部には嫌われている。というか排除しようとする場合もあるの。」
 マジか、それだと俺とシェイって実は結構危なかったりするんじゃないのか?
 「…そういうわけだから人に自分の《仕事》を気軽に教えたらいけない。もしかしたら命を狙われる場合もあるからね。」
 「分かった。自分の《仕事》は言わないようにするよ。ありがとな」
 「…いちいち礼を言わなくていいよ。毎回言ってたらキリがないぐらいマヤは常識がないからね」
 「ん……分かった。じゃあ俺は遠慮なく疑問をぶつけるよ」
 情けないことこの上ないけど背に腹は変えられん。そうしないと今後困るからな。
 「…うん。それなら早く質問して、何でも答えてあげる。…私の答えられる範囲ならだけど」
 「それじゃあ、魔法って誰でも使えるものなの?」
 魔法。異世界と言えば誰もが想像する魔法。地球では見ることのできない魔法をもしかすると自分も使えるようになるかもしれないからこれは聞いておきたかった。
 「…基本的に努力すればみんな使えるようになる。中には元々魔法の才能があってすぐに使える人もいるけど、普通は覚えるのに最低でも半年はかかると思う」
 「なるほど、ちなみにシェイは魔法使えるの?」
 「…使える。邪神使徒は元のステータスが普通の人に比べて格段に高い。恐らく邪神使徒と女神使徒はこの世界でトップクラスの《仕事》。だから魔法適性も格段に高い」
 「邪神使徒ってそんなすごいものだったのか…。知らなかったな。もしかしてさ…今この邪神使徒が2人揃うことって大分珍しい?」
 「…うん。私が知る限りマヤ以外の邪神使徒は見たことないし、他にも邪神使徒がいるっていう噂は聞いたことない」
 「人に自分の《仕事》を教えなければまだ邪神使徒はいる可能性はあるってことか?」
 「その可能性はある。でも大抵は産まれた後に親から確認される。そうしたら周りの人間にも伝わると思う」
 「人のステータスって見ることできるのか?」
 「…まあ一応は。ステータスボードという物で自分のステータスを見ることができる。その時に見られる可能性はある。でもそこでしかステータスは見れないから確認するのには見るしかないんだけどね」
 ん……?俺はそんなもん使ってないけど普通にステータス見れるんだけど。
 「なあ、ステータスって意識すれば頭の中にすぐ浮かぶものなんじゃないか?」
 「……!そんなことはない。普通は皆ステータスボードでステータスを確認するの。マヤが何で見れているのか知らないけど、きっと特別ってことなんでしょう。《仕事》が邪神使徒ってことは何かしら特別なものがあるはずだしね」
 特別…ね。まあ俺はこの世界の住人じゃなくて地球からの転生者だからな。特別も特別だからな。
 「俺のそれが特別なのだとしたらシェイにも何かあるのか?」
 「…私のは身に付けている、もしくは持っている物ならすぐに手に出せる。使う場面は戦う時に武器を変えるのが楽なぐらい」
 武器を変える時間を無くせるのか。状況によってはすごい能力になるんじゃないかな。
 「少し話は逸れたけど魔法、俺に教えてくれないか?」
 やっぱ魔法使いたい。楽しみにしてたし。
 「…別にいいよ。使えたら戦闘も大分楽になるだろうしね」
 「良かった。魔法使ってみたいから楽しみなんだ」
 「…そう。それは良かったね。多分マヤならすぐ使えるようになるよ」
 「邪神使徒だから魔法適性も高いんだよな」
 「…そう。私も少し練習したらすぐ出来るようになった。大丈夫」
 邪神使徒の先輩のお墨付きだから安心だな。早く魔法使いたーい。
「ファンタジー」の人気作品
書籍化作品
-
-
3395
-
-
4
-
-
2813
-
-
93
-
-
22803
-
-
2
-
-
4
-
-
1168
-
-
26950
コメント