努力は才能、才能は堕落

ゆーD

第2話


 現在俺は生徒会室についてまずほかの先輩がいたので挨拶を済ませ椅子に座っている。
 この生徒会室はものすごい魔力が練られている。
 これは強い者が複数人いると出来る現象でその名の通り魔力高圧状態になっている。

「噂通りね、この状態でもなんにもないようだし解除しましょうか」
 生徒会書記の溝上早苗さんがいきなり告げる。
 その瞬間魔力高圧状態だったこの部屋が落ち着いていく。
「えっとどういうことですか?」
「並の学生がこの中にいたら気を失ってるほどに魔力高圧状態にしておいたのにあなたはここで平然としている。これはつまりあなたがステージ2であるのにも関わらず私たちと同等かそれ以上ということになるの。例えステージ6の学生であろうとこの中にいたら体調が悪くなったり場合によっては気絶することもある。合格かしらね?」
「え?試験してたんですか?なんの?」
「生徒会入会の条件。それはステージ7.8の生徒が作り出した魔力高圧状態で平然といられること。いくら梓が許可を出したところでこの試験をすることに変わりはなかったの。でもあなたは余裕そうね」
「・・・・・・あ、すいません。僕体調悪くなってきました。生徒会これじゃ入れませんね、あはは・・・・・・」
「ふふっ、もう無理よ?この空間に耐えれる生徒はこの生徒会のメンバーとごく一部の生徒だけ。その生徒もほかの委員会に入っててこちらには入れない。つまりあなただけということになる。まぁそうねぇ書類にサインするまで帰さないっていうのもありかしらね?」
 下から氷のつるがでてきて俺の体を押さえつけようとするがそれをサッと避ける。
 恐らくバインド系の上級魔法『氷結呪縛アイスリストレイント』だろう。
「あら?あれが避けられるってあなた何者?まぁいいわ、梓お願い」
「はーい、大虎くんごめんね?」
 その瞬間会長さんの周りに大量の魔素が集められる。
 魔素がなければ魔力が使えない。
 つまりここの空間は完全に会長さんの支配下になったというわけだ。
 時すでに遅しこちらの魔素はもうない。
 溝上さんの『氷結呪縛』であっけなく捕まってしまった。
 
「本来そんな嫌がるならしょうがないってすませるところ
なんだけどもう早苗ちゃんがあなたのこと気に入ってるみたいだし『氷結呪縛』を初見で避けるなんて私もびっくりしたからもう生徒会の入会は決まり!これ書類書いてね~」
「嫌だあああああああああああ!」

 生徒会室には俺の悲鳴が響き渡るのだった。


「はぁぁぁ・・・・・・」
 ここは教室。入学式は俺は参加出来なかったが無事終了したらしい。ただ気持ちは重いものだ。
「どうしたんだよ?そんなため息ついて」
「あぁ健介か、生徒会で色々とあってな」
 こいつは才田健介。先ほど会長さんに止められるまで話していた人物だ。ただ幼馴染とかそういうのではなく、単にこの学校にきてなんとなく目がついたから話しかけてみた程度のものだが。
「あの生徒会長に気に入られるとか羨ましいぞこの野郎!」
「いきなり魔法ぶっぱなしてくる生徒会とかやばすぎだとおもわないか?」
「え?なんの話だよ?」
「俺が生徒会室に行った時の話だよ!!」
「あはは・・・・・・お前も大変だな・・・・・・」
「「はぁ・・・・・・」」

 二人してため息を吐く俺達だった。


 ピーンポーンパーンポーン
「皆さん、入学式お疲れ様でした」
 会長さんの声だ。ていうかこんなこと言うために放送流してるのか?
「あっそうだ、このあと1年次生は実技訓練場に来てくださいね~、皆さんの実力を見たいという方がいるのでデバイスも持ってきてくださいね〜以上です!」
ピーンポーンパーンポーン

 
 というわけで今は実技訓練場にいる。
 全体でどれくらいいるのかと思ったが恐らく1000人ほどいる。
 俺の予想だと相手は確実に会長さん本人だろう。
 俺は今日何度目かのため息をつくのだった。

 しばらくして会長さんが出てくる。
「はーい皆さんこんにちは!生徒会長の南梓です!今日は皆さん対私と副会長の貝田くんと1クラスずつ試合をしましょう!」
 会場がざわめく。そりゃそうだろう。C~Sのクラスを二人で倒していくのだから。
「ん〜そうですね〜、私に勝った子は私と付き合う権利をあげちゃいます!」

 うおおおおおお!!会場の男は野太い声を上げて騒ぐのだった。

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